『狐と兔』のキャラクターを分解し、
動きの説明をするノルシュテイン氏。
『霧に〜』のハリネズミ、『話の話』の狼も教材に。
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11月16・17日の2日間にわたって、阿佐ヶ谷中杉通り「新東京会館」にてワークショップを開講しました。
受講生には事前に絵コンテの提出が義務づけられ、アニメーション作家、もしくはアニメーションを志す者のみに限ったワークショップとしてスタート。ノルシュテイン氏はアニメーションをつくるにあたって必要とされるキャラクターの動かし方と性格付け、デティールの創出、音と映像のシンクロによる効果が何を生み出すか、風船を例にしたドラマの組み立て方などをレクチャー。実際にキャラクターを使い、セルに書き込みをしたものを動かして説明をする場面も。
また技術的な向上だけではなく、精神的な成長によって表現力を豊かにするためにするべきことについても講議し、映画を古今東西問わず傑作を出来るだけ沢山みる必要性を説き、日本美術でも特に歌磨の版画や狩野派の絵画、またレンブラントの絵画を勉強することで得られるものの多さを自分の経験に照らしながら説得力のある言葉で語りました。
以下は講議中の言葉。「本物のものは本物らしさではなく、象徴で描く。そうして芸術家は目に見えないものを見せてくれるのです。作家の考え方、取り巻く環境が根本的になければ、自分の世界を構築できるわけはありません。
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