応募総数86作品、うち第一次通過作品30本、そしてその30本のノミネート作品の中から今年度の受賞作品が以上の7作品に決定しました。
2001年度に「The Apple Incident」で最優秀賞を受賞した加藤久仁生監督が、またしても同賞を受賞しました。惜しくも第4回目にして初の「ノルシュテイン大賞」選出とはなりませんでしたが、年々さらに高まるハードルを乗り越えて、来年こそ初の大賞受賞作があらわれるのを楽しみにしています。優秀賞は塚田恭子監督の人形アニメーション「とおいとおい霧の中」に。北欧を思わせる情景の中で少女の心のひだを丁寧に描き、今後の作家としての可能性を評価されました。そして侍の生活をユーモア描いた福島治監督「修行中でござる」、音と動きの相関の中で生き生きとした表現をつくりあげた米正万也監督「üks uks」、到着した電車から飛び出した企業戦士が突然闘いあう青木純、小柳祐介、恵土敦、八山健二監督による「ホーム」、観客に最も支持された作品は、細胞の動きを音楽にシンクロさせようと試みた水江未来監督「FANTASTIC CELL」、親子の亀裂を仲立ちする謎の集団の活躍を描いた森川耕平監督「NATUNAL」となりました。観客の皆様ご協力ありがとうございました。そして本年度の受賞監督の皆様方、受賞おめでとうございました!
最優秀賞「或る旅人の日記」
加藤久仁生
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優秀賞「とおいとおい霧の中」
塚田恭子
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ユーモア賞「修行中でござる」
福島治
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音楽賞「üks uks」
米正万也
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アイデア賞「ホーム」
青木純・小柳祐介・恵土敦・八山健二
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観客賞「FANTASTIC CELL」
水江未来
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観客賞「NATUNAL」
森川耕平
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