緊急トークイベント開催!
ゲスト 竹前重吉監督(「小早川家の秋」のチーフ助監督)
日 時 8月31日(土)「小早川家の秋」上映終了後
※10:30の回の入場者を対象とさせて頂きます。
名匠・小津安二郎監督が唯一、宝塚映画(東宝)でメガホンを取った際の、いまだ語られていないエピソードや裏話が伺える良い機会となりますので、振ってご参加ください。
◆スケジュール ※朝10:30より一回上映
7月21日(日)〜27日(土)
津島 恵子『黒い潮』 ※16ミリ
1954年 日活 114分 監督:山村聡
原作:井上靖 脚色:菊島隆三 出演:山村聡 左幸子 滝沢修
●井上靖による同名小説を映画化した山村聰の監督第2回作品。津島恵子は、山村聰を慕うが、亡妻を忘れることができないと言われ、山村聰を諦める若い未亡人を演じている。不幸で寂しい印象のヒロイン像に清々しさを与えて絶品。
7月28日(日)〜8月3日(土)
淡路 恵子『男嫌い』
1964年 東宝 83分 監督:木下亮
原作:八木柊一郎他 脚色:井手俊郎 他出演:越路吹雪 岸田今日子 坂本九
●新世代の女性4人と、彼女達に近づこうとする男らを中心とする話。彼女達は豪邸に住み何の不自由もなく生活している。そこへ訪れる男は皆、彼女達に見すかされてしまう。淡路恵子を始めとする個性派女優のそろい踏み。
8月4日(日)〜8月10日(土)
池内 淳子『如何なる星の下に』
1962年 東宝 117分 監督:豊田四郎
原作:高見順 脚本:八住利雄 出演:山本富士子 加東大介 乙羽信子
●佃島のおでん屋「惣太郎」を舞台にした三姉妹の物語で、高見順の戦前の小説を脚色の八住利雄が戦後のできごとに置き換えたもの。池内淳子は歌手志望で浅草のプレーボーイに思いを寄せる、三姉妹の次女を演じている。
8月11日(日)〜8月17日(土)
草笛 光子『猫と鰹節 ある詐話師の物語』
1961年 東宝107分 監督:堀川弘通
原作:佐川恒彦 脚本:沢村勉 東善六 出演:森繁久弥 伴淳三郎 団令子
●堀川弘通監督が手がけた本格喜劇、これが面白い。狐と狸、狐と狐の化かしあい。5人の詐話師をこれ又、5人の喜劇俳優が水を得た魚の様に演じている。そんな中にあって紅一点、草笛光子が息良く好演している。
8月18日(日)〜24日(土)
有馬 稲子『抱かれた花嫁』
1957年 松竹 75分 監督:番匠義彰
脚本:椎名利夫 光畑硯郎 出演:望月優子 大木実 高橋貞二
●松竹大船調喜劇に腕を振るった番匠義彰監督の代表作とも言える一本。浅草の老舗寿司屋「鮨忠」では後を継ぐ者が出ず、困ったあげく長女に婿養子を取らせる算段をする。喜劇を演じる有馬稲子が小気味良くかわいい。
8月25日(日)〜31日(土)
司 葉子『小早川家の秋』
1961年 東宝 103分 監督:小津安二郎
脚本:野田高梧 小津安二郎 出演:原節子 新珠三千代 杉村春子
●小津監督が、前作『秋日和』で東宝から司葉子を借用したため、東宝系列の宝塚映画で撮ったもの。小津としては唯一の関西ものとしても記憶される。東宝秘蔵娘の司葉子の奥ゆかしく、かつ意志的なお嬢さんぶりが印象的。
《料金》 一般・学生 1200円 / シニア 900円 / 会員 800円 / 水曜割引 1000円
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黒い潮
男嫌い
猫と鰹節 ある詐話師の物語
小早川家の秋
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