伝説の美女、魅惑の饗宴
昭和の銀幕に輝くヒロイン [第七弾]
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『なみだ川』藤村志保
大映/1967(S42)/79分/大映スコープ
監督:三隅研次/脚本:依田義賢/原作:山本周五郎/撮影:牧浦地志/音楽:小杉太一郎/美術:内藤昭/録音:大谷巌/照明:古谷賢次/編集:谷口登司夫
出演:若柳菊 戸浦六宏 藤原釜足 玉川良一 安部徹 細川俊之
●山本周五郎原作「おたふく物語」を名匠三隅研次が撮り上げた傑作。お互いをうやまう姉妹愛の話で、姉・おしずに藤村志保、妹・おたかに花柳菊が扮する。日本橋を舞台にし、江戸情緒の中にかわいい藤村志保が浮び上がる。

『母三人』水戸光子
大映/1949(S24)/84分/白黒/16ミリ
企画:中代富士男/監督:小石栄一/脚本:館岡謙之助/原作:川村花菱/撮影:姫田真佐久/音楽:斎藤一郎/美術:柴田篤二/録音:米津次男
出演:三益愛子 入江たか子 志村喬 夏川大二郎 根上淳
●大映お得意の数多くある母ものの一編。新派の舞台劇を映画化した作品。浅草レビューのコーラスガール・時子は男に裏切られるがその男との間に生まれた良太郎を育てる。しかしその子を他人の手に預けなければいけなくなる。

『裸体』嵯峨三智子
にんじんくらぶ/1962(S37)/85分/カラーシネマスコープ
製作:白井昌夫 若槻繁/監督:成沢昌茂/脚本:成沢昌茂/原作:永井荷風/撮影:川又昂/音楽:武満徹 岩佐譲治/美術:宇野耕司/録音:栗田周十郎/照明:三浦札
出演:川津祐介 進藤英太郎 山田五十鈴 千秋実
●脚本家・成沢昌茂第一回監督作品。活気のない漁師町にある家業の銭湯の手伝いを嫌い、左喜子は銀座の街へ出る。務めた会社の社長に囲われたのをきっかけに、女としての自分の価値を知り進んで男に近づいていくようになる。

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2002年11月24日(日)
  〜12月29日(日)
モーニングショー
※連日朝10:30より一回上映


《料金》
一般・学生:1200円
シニア:1000円
会員:800円
水曜割引:1000円均一
『ろまん化粧』高千穂ひづる
松竹/1958(S33)/96分/カラー
製作:小松秀雄/監督:穂積利昌/脚本:笠原良三/原作:菊村到/撮影:西川享/音楽:万城目正/美術:熊谷正雄/録音:高懸義人/照明:荒井公平
出演:南原伸二 石浜朗 杉田弘子 泉京子
●芥川賞作家菊村到の週刊女性連載小説の映画化で、美容界を舞台に描くメロドラマ。高千穂ひづる扮する美容雑誌の編集者が自らの意志で自己の運命を切り拓いてゆく姿と、その周辺の幾重もの恋愛模様を描いた作品。
『雪国』岩下志麻
松竹/1965(S40)/113分/カラーワイド
製作:川内静夫/監督:大庭秀雄/脚本:大庭秀雄 斎藤良輔/原作:川端康成/撮影:成島東一郎/音楽:山本直純/美術:芳野 孝/録音:松本隆司/照明:田村晃雄
出演:木村功 加賀まり子 沢村貞子 早川保 柳沢真一
●もちろん、あちらの雪国の方が有名であり、こちらはリメイクでありますが、見て頂くと大庭監督の方も見所有り。志麻演じる駒子はしっとりしつつも内なる芯の太さを持ち、木村功演じる島村は繊細な心理をうまく表現している。
更新:02/11/23