(c)角川映画 |
7/3(日)〜9(土)
川のある下町の話
1955年(S30)/大映東京/白黒/108分 ※16mm
■監督・脚本:衣笠貞之助/原作:川端康成/撮影:渡辺公夫/音楽:斎藤一郎
■出演:根上淳、山本富士子、見明凡太朗、川上康子、田口顕二、細川ちか子、町田博子、長谷部健
S大付属病院のインターン・義三は、川に落ちた少年を救ったのが縁で、その姉のふさ子と出会う。両親を亡くした彼女は、パチンコ屋で働く貧しい娘だったが、二人の間にはいつしか強い愛情が生まれて…。
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7/10(日)〜16(土)
胸より胸に
1955年(S30)/シネマ・プロデウス・サークル=にんじんくらぶ/白黒/108分
■監督・脚本:家城巳代治/脚本:椎名利夫/原作:高見順/撮影:木塚誠一
■出演:大木実、水戸光子、久我美子、山本和子、下元勉、富田浩太郎、加東大介
原作に惚れこんだ有馬稲子が映画化を切望、にんじんくらぶの第一回自主作品。真の愛情と健康な生活を求めてさまよう一人の踊り子…。高見順らしい“浅草もの”で、有馬はストリッパーに扮し官能的な踊りをみせる。
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7/17(日)〜23(土)
白い魔魚
1956年(S31)/松竹大船/カラー/104分
■監督:中村登/脚本:松山善三/原作:舟橋聖一/撮影:生方敏夫/美術:熊谷正雄/音楽:黛敏郎
■出演:石浜朗、高峰三枝子、川喜多雄二、上原謙、浅茅しのぶ、杉田弘子
東京の女子大生・竜子は、紙問屋である生家の破産問題に巻き込まれて…。古い因習や金の圧力をはねのけて若い真情に生きるヒロイン・竜子。原作者からの指名を受けて、有馬稲子が好演している。
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7/24(日)〜30(土)
白磁の人
1957年(S32)/松竹大船/白黒/92分
■監督・脚本:岩間鶴夫/原作:舟橋聖一/撮影:小杉正雄/美術:平高主計/音楽:奥村一
■出演:佐田啓二、山村聰、宮城千賀子、紙京子、加賀ちか子、小山明子、高野真二
洋裁店で働く鹿子は、知性と美貌を持った近代女性。親友達と山中湖へ赴いた折、ある青年実業家と出会い交際を始めるのだが…。 鹿子をはじめとする三人娘の恋愛と生活を、ライトタッチで描いた大船調文芸篇。
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7/31(日)〜8/6(土)
夜の鼓
1958年(S33)/現代ぷろだくしょん/白黒/95分
■監督:今井正/脚本:橋本忍、新藤兼人/原作:近松門左衛門/撮影:中尾駿一郎/美術:水谷浩/音楽:伊福部昭
■出演:三國連太郎、森雅之、日高澄子、雪代敬子、中村萬之助、金子信雄、東野英治郎
近松門左衛門『堀川波鼓』の映画化で、今井正監督初の時代劇。長年の江戸勤務を終えて帰宅した武士が知る妻の不義密通…。有馬稲子は、夫に斬り殺される哀れな人妻を熱演。代表作のひとつとした。
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8/7(日)〜13(土)
危険旅行
1959年(S34)/松竹大船/カラー/99分
■監督:中村登/脚本:椎名利夫/撮影:厚田雄春/美術:芳野尹孝/音楽:武満徹
■出演:高橋貞二、伊藤雄之助、トニー谷、三上真一郎、十朱幸代、桂小金治、沢村貞子、渡辺篤、桜むつ子
マスコミの女王と呼ばれる才女が突如失踪。騒ぎたてる世間を尻目に旅に出た彼女だが、途中、写真家の男と知りあって…。東京から九州まで、トラブル続きの無銭旅行。有馬と高橋が息のあったところをみせる。
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8/14(日)〜20(土)
「花粉」より 空かける花嫁
1959年(S34)/松竹大船/カラー/92分
■監督:番匠義彰/脚本:笠原良三/原作:藤沢桓夫/撮影:生方敏夫/美術:逆井清一郎/音楽:牧野由多可
■出演:高橋貞二、志村喬、小山明子、沢村貞子、十朱久雄、丸山明宏
東京下町の繊維問屋の主人と、その孫娘が繰り広げる珍騒動。老舗に育った近代娘が、封建的な家庭に反抗して留学を計画するのだが…。有馬稲子が、粋で知的なモダン娘をはつらつと演じている。
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8/21(日)〜27(土)
「通夜の客」より わが愛
1960年(S35)/松竹京都/カラー/97分
■監督:五所平之助/脚本:八住利雄/原作:井上靖/撮影:竹野治夫/美術:平川透徹/音楽:芥川也寸志
■出演:佐分利信、丹阿弥谷津子、乙羽信子、関千恵子、浦辺粂子、河野秋武
ある秋の夜、通夜の席に現れた見知らぬ女性。彼女の回想から悲痛な愛の軌跡が明らかになる…。井上靖の小説『通夜の客』の映画化で、妻子ある中年男にすべてをささげた娘の激しく、ひたむきな愛情を描く。
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■料金
一般/1,200円 学生・シニア/1,000円
会員/800円 水曜日サービスデー/1,000円均一
■インフォメーション
●作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。 |