昭和の銀幕に輝くヒロイン 第96弾 浅丘ルリ子

■ 作品解説:モーニングショー / 関連上映

モーニングショー 《朝10時30分より1回のみ上映》:ラピュタ阿佐ケ谷

11月8日(日)〜14日(土)

世界を賭ける恋

1959年(S34)/日活/カラー/105分

『世界を賭ける恋』写真

©日活

■監督:滝沢英輔/原作:武者小路実篤/脚本:棚田吾郎/撮影:横山実、山崎善弘/美術:松山崇/音楽:佐藤勝
■出演:石原裕次郎、葉山良二、南田洋子、二谷英明、清水将夫、永井智雄

日活の製作再開五周年記念作品で武者小路実篤の名作『愛と死』を現代的にアレンジ、石原裕次郎と浅丘ルリ子のコンビで映画化した純愛メロドラマ。日本映画界空前のヨーロッパ・ロケを敢行。

11月15日(日)〜21日(土)

二階堂卓也・銀座無頼帖 銀座旋風児(マイトガイ)

1959年(S34)/日活/カラー/83分

『二階堂卓也・銀座無頼帖 銀座旋風児(マイトガイ)』写真

©日活

■監督:野口博志/原作・脚本:川内康範/撮影:永塚一栄/美術:小池一美/音楽:小川寛興
■出演:小林旭、青山恭二、稲垣美穂子、白木マリ、南風夕子、宍戸錠、芦田伸介、西村晃

銀座を根城にする装飾デザイナーが大粒ダイヤを売りさばく謎の中国人の陰謀を暴いていく──。小林旭主演の荒唐無稽な探偵活劇「銀座旋風児」シリーズ第一作。ルリ子が男装の麗人として登場するのも話題に。

11月22日(日)〜27日(金)

雑草のような命

1960年(S35)/日活/白黒/91分

『雑草のような命』写真

©日活

■監督:滝沢英輔/原作:森山啓/脚本:三木克巳/撮影:横山実/美術:松山崇/音楽:牧野由多可
■出演:川地民夫、吉行和子、宇野重吉、奈良岡朋子、西村晃、高野由美、殿山泰司

城下町金沢を舞台に、不幸な境遇から、ついに花開くことなく散った乙女の悲しい恋を抒情豊かに描きあげる。原作は森山啓『若いいのち』。薄倖のヒロインにルリ子が扮し清新なイメージで観客の涙を誘う。

11月28日(土)〜12月4日(金)

東京の暴れん坊

1960年(S35)/日活/カラー/79分

『東京の暴れん坊』写真

©日活

■監督:斎藤武市/原作:松浦健郎/脚本:石郷岡豪/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦/音楽:小杉太一郎
■出演:小林旭、中原早苗、藤村有弘、近藤宏、小沢昭一、小川虎之助、三島雅夫

「銀座の次郎長」と呼ばれる洋食屋の若旦那が恋と喧嘩に大活躍──!活劇映画のヒロインが多かったルリ子のため、斎藤武市監督が企画したという「暴れん坊」シリーズ第一弾。のびのびと喜劇を楽しむ姿が◎。

12月5日(土)〜11日(金)

太陽、海を染めるとき

1961年(S36)/日活/カラー/90分

『太陽、海を染めるとき』写真

©日活

■監督:舛田利雄/脚本:山田信夫/撮影:姫田真佐久/美術:大鶴泰弘/音楽:伊部晴美
■出演:小林旭、垂水悟郎、白木マリ、田代みどり、郷?治、藤村有弘、安部徹、芦田伸介

不正と暴力の渦まく港町。旭が商船大学出の優秀な航海士に扮し、やくざの世界から足を洗おうとする同級生のため悪玉と闘う──。海の荒くれどもを相手にイキな啖呵をきるルリ子、男勝りな新魅力。

12月12日(土)〜18日(金)

銀座の恋の物語

1962年(S37)/日活/カラー/93分

『銀座の恋の物語』写真

©日活

■監督:蔵原惟繕/脚本:山田信夫、熊井啓/撮影:間宮義雄/美術:松山崇/音楽:鏑木創
■出演:石原裕次郎、江利チエミ、ジェリー藤尾、和泉雅子、牧村旬子、清川虹子、清水将夫

銀座の裏町に生きる画家の卵・裕次郎と、交通事故で記憶を失った恋人・ルリ子。デュエットソングの定番として今なお歌い継がれる名曲「銀恋」をバックに、若い男女が甘く切ない恋物語を繰り広げる。

12月19日(土)〜25日(金)

花と竜

1962年(S37)/日活/カラー/109分

『花と竜』写真

©日活

■監督:舛田利雄/原作:火野葦平/脚本:井手雅人/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:伊部晴美
■出演:石原裕次郎、岩崎加根子、白木マリ、大坂志郎、桂小金治、葉山良二、芦田伸介

沖仲仕から身をおこし、九州一帯を手中に収める男・玉井金五郎の波瀾に富んだ生涯──。火野葦平が実父をモデルに綴った同名小説を裕次郎主演で。妻マンにルリ子、女刺青師・蝶々牡丹のお京に岩崎加根子。

12月26日(土)〜30日(水)、1月2日(土)〜3日(日)

何か面白(おもろ)いことないか

1963年(S38)/日活/カラー/116分

『何か面白(おもろ)いことないか』写真

©日活

■監督:蔵原惟繕/脚本:山田信夫/撮影:間宮義雄/美術:千葉和彦/音楽:黛敏郎
■出演:石原裕次郎、川地民夫、武内亨、安田千永子、加藤武、森川信、信欣三、滝沢修

「自分が生きていることを強烈に感じさせるものが欲しい」──平凡な恋人との退屈な幸福に疑問をもち始めたルリ子が、元パイロットの型破りな青年・裕次郎と出会う。倦怠をうち破る新しい愛のかたち。

1月4日(月)〜9日(土)

意気に感ず

1965年(S40)/日活/白黒/91分

『意気に感ず』写真

©日活

■監督:斎藤武市/原作:源氏鶏太/脚本:小川英/撮影:峰重義/美術:坂口武玄/音楽:小杉太一郎
■出演:小林旭、十朱幸代、伊藤雄之助、平田大三郎、藤竜也、山内明、東野英治郎

ライバル企業から破格の好条件でスカウトされるも、そこは熱血サラリーマン。意地と正義で会社の再建に乗りだしていく──。旭とルリ子ひさびさの共演、黄金コンビのテンポのよい会話、洒落たキス場面!

1月10日(日)〜16日(土)

紅の流れ星

1967年(S42)/日活/カラー/97分

『紅の流れ星』写真

©日活

■監督・脚本:舛田利雄/脚本:池上金男/撮影:高村倉太郎/美術:木村威夫/音楽:鏑木創
■出演:渡哲也、宍戸錠、杉良太郎、松尾嘉代、奥村チヨ、藤竜也、谷村昌彦、深江章喜、富永美沙子

神戸に潜伏中の殺し屋・渡哲也が行方不明の婚約者を探しにきた美女・ルリ子に魅せられ危機に陥る──。舛田利雄監督が裕次郎主演で撮った『赤い波止場』(58年)をヌーヴェルヴァーグ・タッチでセルフリメイク。

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