女性に関する十二章
1954年(S29)/東宝/白黒/87分
■監督:市川崑/脚本:和田夏十/撮影:三浦光雄/音楽:黛敏郎■出演:津島恵子、小泉博、上原謙、有馬稲子、久慈あさみ、太刀川洋一、徳川夢声
小平太とミナ子のカップルは長らく婚約中だが、結婚のタイミングを逃して完全に倦怠ムード。片方がその気になると、片方に問題がおこったり。そんな二人に春は来るのか?伊藤整自らも「声の出演」を果たしている。
伊藤整
1月15日(日) 〜21日(土)
(c)東宝
1954年(S29)/東宝/白黒/87分
■監督:市川崑/脚本:和田夏十/撮影:三浦光雄/音楽:黛敏郎■出演:津島恵子、小泉博、上原謙、有馬稲子、久慈あさみ、太刀川洋一、徳川夢声
小平太とミナ子のカップルは長らく婚約中だが、結婚のタイミングを逃して完全に倦怠ムード。片方がその気になると、片方に問題がおこったり。そんな二人に春は来るのか?伊藤整自らも「声の出演」を果たしている。
織田作之助
1月18日(水) 〜 24日(火)
(c)東宝
1955年(S30)/東京映画/白黒/105分
■監督:杉江敏男/脚本:若尾徳平/撮影:完倉泰一/美術:小島基司、島康平/音楽:團伊玖磨■出演:岸恵子、安西郷子、山内明、浪花千栄子、花井蘭子
大阪、船場の娘の悲しい恋を通して人生流転の相を描いた織田作之助の小説『船場の娘』を映画化。岸恵子がヒロイン・雪子に扮して、十八歳から四十六歳までの女の変転をみごとに演じている。
伊藤整
1月18日(水) 〜 24日(火)
(c)角川映画
1959年(S34)/大映東京/カラー/98分 ※16mm
■監督:増村保造/脚本:白坂依志夫/撮影:村井博/音楽:塚原哲夫■出演:佐分利信、沢村貞子、若尾文子、川崎敬三、左幸子、叶順子、船越英二
ある発明によって、一技術者から重役に登用された男の一家に、アンバランスな狂躁の日々がくる…。原作者自身が映画化不可能と述べた長篇小説を、増村保造が、緻密な構成でみごとな群像劇に仕上げた。
志賀直哉
1月22日(日) 〜 28日(土)
1959年(S34)/松竹大船/白黒/95分
■監督:中村登/脚本:内藤保彦/撮影:長岡博之/美術:芳野尹孝/音楽:武満徹■出演:高橋貞二、有馬稲子、杉浦直樹、山本豊三、山村聰、沢村貞子
南の国の城下町を舞台に、多彩な人物が繰りひろげる他愛のない恋愛騒動。中学校の英語教師・山岡は、自分のもとに舞いこんだのが偽のラブレターとも知らず有頂天になって…。志賀直哉原作の喜劇。
安岡章太郎
1月22日(日) 〜 28日(土)
(c)東宝
1960年(S35)/東宝/白黒/86分
■監督:杉江敏男/脚本:斎藤良輔/撮影:西垣六郎/美術:小川一男/音楽:神津善行■出演:フランキー堺、ハナ肇、水谷良重、草笛光子、沢村貞子、有島一郎
西山家は先祖代々恐妻家の家系。結婚して十ヶ月の宇一郎も、ふくれると押入れにもぐりこんでしまう妻にはめっぽう弱い。そんなある日、勤め先の下着会社で極秘業務を命じられ、妻に内緒で出張にいくのだが…。
石坂洋次郎
1月25日(水) 〜 31日(火)
1960年(S35)/日活/カラー/105分
■監督:滝沢英輔/脚本:池田一朗/撮影:横山実/音楽:斎藤高順■出演:石原裕次郎、芦川いづみ、東野英治郎、轟夕起子、大坂志郎、小高雄二、中原早苗
石坂洋次郎=石原裕次郎の黄金コンビで贈る青春映画の佳篇。封建的な父親と二人暮らしで閉じこもりがちだった娘が、裕次郎扮する商業デザイナーと知り合い、明るく開放的に変わっていく様を描く。
獅子文六
1月25日(水) 〜 31日(火)
(c)東宝
1961年(S36)/東宝/白黒/85分
■監督:川島雄三/脚本:笠原良三/撮影:遠藤精一/音楽:真鍋理一郎■出演:フランキー堺、団令子、白川由美、小沢栄太郎、中島そのみ、沢村貞子、滝田裕介
東京から大阪へ向かう特急「こだま」が舞台。食堂車のコックとウェイトレスの恋を中心に、列車内の人間模様を巧みに描く。原作は獅子文六の『七時間半』。活写される当時の車両や駅などの様子も興味深い。
田宮虎彦
1月29日(日) 〜 2月4日(土)
1961年(S36)/松竹京都/カラー/93分
■監督:五所平之助/脚本:新藤兼人/撮影:竹野治夫/美術:平川透徹/音楽:芥川也寸志■出演:佐田啓二、有馬稲子、仲代達矢、倍賞千恵子、伊藤雄之助
椿の花が真っ赤に咲く南国土佐。バスの運転手・三崎は、忘れ得ぬ女性・市枝と再会し…。田宮虎彦の『赤い椿の花』を映画化。運命に翻弄され行き違う男女の姿を、美しい四国の風景の中に描いた文芸ロマン。