【振替上映のお知らせ】
この度プリントの欠落で上映中止にさせていただきました『白い魔魚』を、以下の通り、振替上映いたします。
ご迷惑をおかけいたしましたこと改めてお詫び申し上げますとともに、皆さまのご来場をスタッフ一同お待ちしております。
3月10日(日)〜16日(土)10:30より
白い魔魚(1956年/中村登監督)
※『現代文学栄華館 昭和の流行作家たち PART2』3回券もご利用いただけます。
《作品解説》
『白い魔魚』
(1956年(S31)/松竹大船/カラー/104分)
■監督:中村登/原作:舟橋聖一/脚本:松山善三/撮影:生方敏夫/美術:熊谷正雄/音楽:黛敏郎
■出演:有馬稲子、石濱朗、高峰三枝子、川喜多雄二、上原謙、杉田弘子、浅茅しのぶ、須賀不二夫、加東大介、沢村貞子
東京の大学に通う女子学生が、破産寸前の紙問屋である生家の危機を救おうと奔走する──。古い因習や金の圧力をはねのけて、若い真情に生きるヒロイン・竜子。原作者・舟橋聖一からの指名を受けて、有馬稲子が好演している。
【重要なお知らせとお詫び/作品変更のお知らせ】
1月6日(日)より上映を予定しておりました『白い魔魚』はラスト巻が欠落・行方不明のため、下記の通り作品を変更させていただきます。
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
[1月6日(日)〜12日(土)]
『白い魔魚』
(1956年/松竹大船/カラー/104分)
■監督:中村登/原作:舟橋聖一/脚本:松山善三/撮影:生方敏夫
■出演:有馬稲子、石濱朗、高峰三枝子、川喜多雄二、杉田弘子、上原謙
→『黒い花粉』
(1958年/松竹大船/カラー/98分)
■監督:大庭秀雄/原作:舟橋聖一/脚本:猪俣勝人/撮影:生方敏夫
■出演:有馬稲子、佐田啓二、杉田弘子、笠智衆、菅佐原英一
※タイムテーブルに変更はございません。
【関連企画/ザムザ阿佐谷トークイベント】
大村彦次郎の文壇と映画物語 第三回
「吉行淳之介と文壇の黄金時代」
吉行淳之介は、昭和二十九年『驟雨』で芥川賞受賞。繊細な感覚と卓抜した心理描写にすぐれ、代表作には『砂の上の植物群』『闇の中の祝祭』などがあります。吉行の傑作対談集『変った種族研究』の担当編集者でもあった大村さんに、一九六〇年代という文壇が最後の華やぎを見せた時代を代表する作家、吉行淳之介の魅力を豊富なゴシップ的エピソードを交えて語っていただきます。(聞き手:高崎俊夫)
《日時》
2013年1月26日(土)
開場15:00/開演15:30
《会場》
ザムザ阿佐谷(ラピュタ阿佐ヶ谷地下)
戦後の活字メディアの活況、熱き日本映画の黄金時代。
文士たちは筆一本で獅子奮迅の活躍をみせ、
映画人はおもしろい物語、新しい物語を求めて、
あらゆる文学作品が映画化されました。
原作の薫り、配役の妙を楽しむもよし。アレンジを味わうもよし。
昨年、大変ご好評をいただいた特集上映
「現代文学栄華館 ─昭和の流行作家たち」第二弾を開催いたします。
写真:『危ないことなら銭になる』(c)日活
- 人も歩けば 川島雄三/梅崎春生
- 渇き 島耕二/太田経子
- 地獄の曲り角 蔵原惟繕/藤原審爾
- 橋 番匠義彰/大佛次郎
- 勝負は夜つけろ 井上昭/生島治郎
- あすの花嫁 野村孝/壺井栄
- 地の涯に生きるもの 久松静児/戸川幸夫
- 黒い花粉 大庭秀雄/舟橋聖一
- 悪魔からの勲章 村山三男/藤原審爾
- 陽のあたる椅子 川崎徹広/佐野洋
- 間諜中野学校 国籍のない男たち 野口晴康/戸川幸夫
- 献身 田中重雄/丹羽文雄
- 背後の人 八木美津雄/有馬頼義
- 赤坂の姉妹より 夜の肌 川島雄三/由起しげ子
- 危いことなら銭になる 中平康/都筑道夫
- 息子の結婚 島耕二/林房雄
- 禁猟区 内川清一郎/丹羽文雄
- 燃える上海 今泉善珠/村松梢風
- 六本木の夜 愛して愛して 岩内克己/笹沢左保
- 湖の琴 田坂具隆/水上勉
- 広い天 野崎正郎/獅子文六
- 薔薇の木にバラの花咲く 枝川弘/芝木好子
- 浮気のすすめ 女の裏窓 番匠義彰/吉行淳之介
- おかしな奴 千葉泰樹/大佛次郎
- 競輪上人行状記 西村昭五郎/寺内大吉
- 新選組血風録 近藤勇 小沢茂弘/司馬遼太郎
- 泥棒番付 池広一夫/司馬遼太郎
- 海流 堀内真直/新田次郎
- ゆがんだ月 松尾昭典/菊村到
- 愛の歴史 山本嘉次郎/田村泰次郎
- 積木の箱 増村保造/三浦綾子
- 私が棄てた女 浦山桐郎/遠藤周作
- 獣の戯れ 富本壮吉/三島由紀夫
- ある落日 大庭秀雄/井上靖