上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
(c)東宝
10月9日(日) 〜11日(火)
1953年(S28)/東宝/白黒/98分
■監督:市川崑/脚本:和田夏十/原作:横山泰三/撮影:中井朝一/美術:阿久根巌/音楽:黛敏郎 ■出演:越路吹雪、藤原釜足、小林桂樹、木村功、八千草薫、杉葉子、小泉博、加東大介、山形勲
目のまわるような現代社会の仕組みに右往左往する善良な庶民の姿──。横山泰三の漫画を大胆にデフォルメした社会風刺コメディの快作。主人公に抜擢された雄之助が世渡り下手のやもめ教師を好演、出世作となった。 ▲
上映スケジュール
(c)日活
10月9日(日) 〜15日(土)
1955年(S30)/日活/白黒/111分
■監督:久松静児/脚本:井手俊郎/原作:伊藤永之介/撮影:姫田真佐久/音楽:團伊玖磨 ■出演:森繁久彌、三國連太郎、十朱久雄、三島雅夫、杉村春子、織田政雄、小田切みき、宍戸錠、二木てるみ
磐梯山麓の小さな町の警察署を舞台に、地元の人々が引き起こす様々な出来事をスケッチ風に綴った名篇。人情家の巡査・森繁をはじめ俳優陣の演技はみな絶品。人のいい馬車ひきの男・雄之助も冒頭より強い印象を残す。 ▲
1955年(S30)/東宝/白黒/94分
■監督:鈴木英夫/脚本:井手俊郎、館林一郎/原作:佐々木邦/撮影:山田一夫/音楽:松井八郎 ■出演:池部良、雪村いづみ、藤原釜足、若山セツ子、北川町子、浪花千栄子、三好栄子
佐々木邦の同名小説を映画化。下駄問屋に就職した大卒青年が巻き込まれる騒動の数々をユーモアたっぷりに描いていく。近代化を主張するものの仕事にまったく身の入らない若主人・雄之助と、大番頭・藤原釜足のやりとりが楽しい。 ▲
10月12日(水) 〜18日(火)
1957年(S32)/歌舞伎座/カラー/104分
■監督:五所平之助/脚本:館岡謙之助、長谷部慶治/撮影:宮島義勇/音楽:芥川也寸志 ■出演:淡島千景、設楽幸嗣、久我美子、田中絹代、多々良純、中村是好、沼田曜一、飯田蝶子
戦地から十五年ぶりに戻った父親と、父になじめず心を閉ざしていく少年、複雑な状況に揺れる母──。家庭に暗い影を落とす戦争の傷痕を、淡々とした日常ドラマのなかに描いた感動作。雄之助、抑制のきいた自然な演技で父親を好演。 ▲
(c)角川映画
1963年(S38)/大映東京/白黒/88分 ※16mm
■監督:弓削太郎/脚本:白坂依志夫、江戸川弦/原作:邦光史郎/撮影:石田博/音楽:池野成 ■出演:田宮二郎、滝瑛子、高松英郎、杉田康、竹村洋介、北城寿太郎、早川雄三、高村栄一、花布辰男
新型テレビの開発をめぐる情報合戦に絡んだ殺人事件。リサーチ会社のタフガイ調査員・田宮二郎とその同僚が大企業に挑む──。邦光史郎原作『社外極秘』を映画化した産業スパイもので、敵役・雄之助のふてぶてしさがたまらない。 ▲
10月16日(日) 〜22日(土)
1953年(S28)/東宝/白黒/94分
■監督・脚本:市川崑/脚本:和田夏十/原案:野村胡堂/撮影:遠藤精一/音楽:黛敏郎 ■出演:大谷友右衛門、杉葉子、伊豆肇、柳谷寛、木匠マユリ、三好栄子、見明凡太朗、山形勲、小川虎之助
新米岡っ引き時代の銭形平次を、掟破りのギャグや特異なキャラクターを随所に盛り込んで描いたアクセル全開、異色のコメディ時代劇。平次の子分“がらっ八”こと八五郎に雄之助が扮し、バツグンの存在感で主役を喰う勢い。 ▲
1965年(S40)/日活/カラー/80分
■監督:井田探/脚本:斎藤耕一、中野顕彰/撮影:萩原泉/美術:柳生一夫/音楽:山本丈晴 ■出演:高橋英樹、十朱幸代、伊藤るり子、滝沢修、郷?治、高品格、浜村純、名古屋章、藤村有弘、由利徹
凄腕の殺し屋キラー・ジョーは、ムショ内で知りああった妙な老人、通称“オヤジ”とタッグを組んで危ない世渡りを続けながら、オヤジの娘探しに協力する──。高橋英樹と雄之助の凸凹コンビがおかしいアクション・ドラマ。 ▲
10月19日(水) 〜25日(火)
1960年(S35)/松竹大船/白黒/92分
■監督:堀内真直/脚本:高岩肇/原作:有馬頼義/撮影:小原治夫/音楽:木下忠司 ■出演:佐田啓二、岡田茉莉子、杉浦直樹、三井弘次、安井昌二、幾野道子、浅茅しのぶ
白昼の球場、熱狂する大観衆の前で人気スラッガーが急死──。現場に居あわせた検事は、馴染みのベテラン刑事とともに事件を洗いはじめる。佐田啓二&雄之助コンビの息もぴったり、プロ野球界を舞台にした推理サスペンス。 ▲
トップ写真:『ああ爆弾』(c)東宝