昭和の銀幕に輝くヒロイン 第27弾 岩下志麻スペシャル

【モーニングショー】連日朝10:30より1回のみ上映
2006年3月26日(日)〜5月20日(土)ラピュタ阿佐ヶ谷

●3月26日(日)岩下志麻さんの舞台挨拶あり(『はなれ瞽女おりん』上映終了後)
※3/26のみ、チケットは午前9時50分より販売いたします。(満席になり次第終了。)

▼ インフォメーション

3月26日(日)〜4月1日(土)

はなれ瞽女おりん

1977年(S52)/表現社/カラー/117分

■監督・脚本:篠田正浩/脚本:長谷部慶次/原作:水上勉/撮影:宮川一夫/美術:粟津潔/音楽:武満徹 ■出演:原田芳雄、奈良岡朋子、横山リエ、樹木希林、殿山泰司、西田敏行

盲目の女旅芸人“瞽女”として生きるおりん。ある男と一夜を共にしたことから一座を追われた彼女は、脱走兵・平太郎と出会う…。岩下志麻の熱演が、四季折々に変化する日本の美しい自然の中に溶け込んで胸をうつ。 

『はなれ瞽女おりん』写真

(c)表現社


4月2日(日)〜8日(土)

疑惑

1982年(S57)/松竹=霧プロ/カラー/127分

■監督:野村芳太郎/原作・脚本:松本清張/撮影:川又昂/美術:森田郷平/音楽:芥川也寸志、毛利蔵人 ■出演:桃井かおり、鹿賀丈史、柄本明、森田健作、真野響子、山田五十鈴

「彼女が夫を殺したのは間違いない!」誰もが確信する鬼塚球磨子の有罪。弁護を担当することになった律子は…。二人の心理的葛藤、かけひき、せめぎあい。実際の保険金事件にヒントを得た松本清張の小説を映画化。 

4月9日(日)〜15日(土)

秋刀魚の味

1962年(S37)/松竹大船/カラー/113分

■監督・脚本:小津安二郎/脚本:野田高梧/撮影:厚田雄春/美術:浜田辰雄/音楽:斎藤高順 ■出演:笠智衆、佐田啓二、岡田茉莉子、東野英治郎、杉村春子、吉田輝雄

娘と暮らす初老のサラリーマンは、年頃の娘の結婚を真剣に考えるようになる。縁談はもたつきながら、やがてまとまり、娘は嫁いでいく…。男手ひとつで育てた娘を嫁にだす父、そして嫁ぐ娘の心情を細やかに描きだす。 

4月16日(日)〜22日(土)

智恵子抄

1967年(S42)/松竹/カラー/125分

■監督・脚本:中村登/脚本:広瀬襄/原作:佐藤春夫、高村光太郎/撮影:竹村博/美術:浜田辰雄/音楽:佐藤勝 ■出演:丹波哲郎、平幹二朗、中山仁、南田洋子、岡田英次

詩人・高村光太郎とその妻・智恵子との愛と死別を描く。光太郎は友人の紹介で画学生・智恵子と知りあい、結婚した。しかし、二人の美しい愛の生活は長くは続かず、智恵子は少しずつ精神に変調をきたしていく…。 

4月23日(日)〜29日(土)

あかね雲

1967年(S42)/表現社/パートカラー/107分

■監督:篠田正浩/脚本:鈴木尚之/原作:水上勉/撮影:小杉正雄/美術:戸田重昌/音楽:武満徹 ■出演:山崎努、佐藤慶、小川真由美、日高澄子、花柳喜章、宝生あやこ

昭和十二年。能登の海を背景に、薄幸の中で必死に生きる土地の女・まつのと、逃亡中の脱走兵・小杉の間に悲劇的な愛の炎が燃えさかる。篠田正浩の精緻な演出により、岩下志麻がヒロイン・まつのを切ないほどに好演。 

4月30日(日)〜5月6日(土)

古都

1963年(S38)/松竹京都/カラー/105分

■監督:中村登/脚本:権藤利英/原作:川端康成/撮影:成島東一郎/美術:大角純一/音楽:武満徹 ■出演:吉田輝雄、早川保、長門裕之、環三千世、宮口精二、浪花千栄子

川端康成の同名小説を映画化。移りゆく京の四季を背景に、離れ離れに育った双子の姉妹の奇しき恋路と、微妙な娘心を詩情豊かに描く。二役を演じた岩下志麻の好演と、成島東一郎のみごとな色彩映像が映える。 

5月7日(日)〜13日(土)

暖春

1965年(S40)/松竹大船/カラー/93分

■監督・脚本:中村登/原作:里見とん、小津安二郎/撮影:成島東一郎/美術:大角純一/音楽:山本直純 ■出演:森光子、乙羽信子、川崎敬三、長門裕之、有島一郎、倍賞千恵子

京都・南禅寺で小料理屋を営む母と、その娘・千鶴。娘は母の勧める縁談を嫌い、東京へ逃れるが。原作は、小津安二郎と里見とんの共同によるもの。古都育ちの現代娘に扮した岩下志麻が、その魅力を存分に発揮。 

5月14日(日)〜20日(土)

心中天網島

1969年(S44)/表現社=ATG/白黒/103分

■監督・脚本:篠田正浩/脚本:富岡多恵子/脚本・音楽:武満徹/原作:近松門左衛門/撮影:成島東一郎/美術:粟津潔 ■出演:中村吉右衛門、小松方正、滝田裕介、藤原釜足、加藤嘉、河原崎しづ江、浜村純

紙屋治兵衛は妻子ある身で、遊女・小春と深い馴染みになり情死行に至る。岩下志麻は妻と遊女の二役をみごとに演じ、ことに情死を前にしての愛の営みは凄まじく、美と恍惚とエロティシズムの極致が表現されていた。 

『心中天網島』写真

(c)1969ATG 表現社


■料金

一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円 水曜日サービスデー/1,000円均一

■インフォメーション

■作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。
■チケットは当日午前10時15分より販売致します。定員48名。