4月29日[日]―5月5日[土]
涙を、獅子のたて髪に
1962年(S37)/松竹大船/白黒/92分
■監督・脚本:篠田正浩/脚本:寺山修司/水沼一郎/撮影:小杉正雄/美術:梅田千代夫/音楽:武満徹
■出演:藤木孝、早川保、岸田今日子、南原宏治、山村聰
舞台は横浜。港湾労務者を暴力で重労働させたうえ、ピンハネまでする港のダ二、サブ。彼は、ある少女と出会い、恋に落ちるが…。虫ケラのような青年の凄惨な青春──。小妖精・加賀まりこのあどけなさがたまらなく可愛いデビュー作。 ▲
4月29日[日]―5月5日[土]
1962年(S37)/松竹大船/白黒/92分
■監督・脚本:篠田正浩/脚本:寺山修司/水沼一郎/撮影:小杉正雄/美術:梅田千代夫/音楽:武満徹
■出演:藤木孝、早川保、岸田今日子、南原宏治、山村聰
舞台は横浜。港湾労務者を暴力で重労働させたうえ、ピンハネまでする港のダ二、サブ。彼は、ある少女と出会い、恋に落ちるが…。虫ケラのような青年の凄惨な青春──。小妖精・加賀まりこのあどけなさがたまらなく可愛いデビュー作。 ▲
5月6日[日]―12日[土]
1963年(S38)/松竹大船/パートカラー/83分
■監督・脚本:木下恵介/撮影:楠田浩之/美術:梅田千代夫/音楽:木下忠司
■出演:岩下志麻、加藤剛、松川勉、菅原文太、加藤嘉、毛利菊枝、花沢徳衛、石黒達也、田中絹代
太平洋戦争末期、北海道の寒村。疎開してきた一家の娘が、村長の息子との縁談を断ったことから、村人達の迫害が激化、血なまぐさい惨事へと発展する。加賀まりこは、孤立する一家の数少ない味方となる村娘役で助演。 ▲
5月13日[日]―19日[土]
1964年(S39)/松竹大船/白黒/96分
■監督・脚本:篠田正浩/脚本:馬場当/原作:石原慎太郎/撮影:小杉正雄/美術:戸田重昌/音楽:武満徹
■出演:池部良、藤木孝、三上真一郎、宮口精二、東野英治郎、山茶花究
三年ぶりに出所したヤクザ・村木は、賭場で会った不思議な娘に心惹かれる。しかし彼女には、殺しと麻薬だけに生きる死神のような男が影のように寄り添っていた…。池部良扮するヤクザを主人公に底知れぬ虚無感を描いた傑作。 ▲
5月20日[日]―26日[土]
1964年(S39)/日活/白黒/94分
■監督:中平康/脚本:斎藤耕一、倉本聰/原作:安川実/撮影:山崎善弘/美術:大鶴泰弘/音楽:黛敏郎
■出演:加藤武、中尾彬、北林谷栄、梅野泰靖、波多野憲、ウィリアム・バッソン
数々の噂に彩られ、男達の憧れをくすぐってやまぬ娘ユカ。初老のパトロンと同世代の恋人をもち、男を喜ばせるのが生き甲斐というユカだが、彼女をめぐる恋愛ゲームはやがて皮肉な結末に。加賀まりこが輝かしいまでの存在感を放つ。 ▲
(c)日活
5月27日[日]―6月2日[土]
1965年(S40)/松竹大船/カラー/106分
■監督:篠田正浩/脚本:山田信夫/原作:川端康成/撮影:小杉正雄/美術:大角純一/音楽:武満徹
■出演:八千草薫、山村聰、山本圭、渡辺美佐子、杉村春子
作家の大木はかつて愛した画家の音子と京都で再会するが、その弟子のけい子に心惹かれる。しかし、女二人もまた愛しあう仲で──。原作は川端康成の同名小説。世にも不思議な魔性の少女・けい子の魅力に加賀まりこが挑む。 ▲
6月3日[日]―9日[土]
1967年(S42)/松竹/白黒/85分
■監督:前田陽一/脚本:野村芳太郎、吉田剛/原作:土屋隆夫/撮影:加藤正幸/美術:重田重盛/音楽:山本直純
■出演:田辺昭知、谷幹一、高橋とよ、桜京美、左卜全、大泉滉
郵便局の臨時職員・守吉は、同じ職場のかね子と肉体関係をもった。しかし、互いの存在が邪魔になった二人は、バレないように相手を消そうと…。抱擁を交わし愛の言葉を囁きながら、殺しの方法を模索する恋人達の行く末は──。 ▲
6月10日[日]―16日[土]
1966年(S41)/松竹/カラー/90分
■監督:市村泰一/脚本:柳井隆雄/原作:夏目漱石/撮影:小杉正雄/美術:浜田辰雄/音楽:古賀政男
■出演:坂本九、古賀政男、牟田悌三、三波伸介、大村崑、藤村有弘
生粋の江戸っ子・小川大助は、数学教師として四国松山の中学校にやってきた──。何度も映画化されている夏目漱石の『坊っちゃん』。無鉄砲だが正義感の強い主人公を坂本九が演じる。マドンナ役に加賀まりこ。 ▲
6月17日[日]、20日[水]―23日[土]
1966年(S41)/日本映画新社/白黒/100分
■監督・脚本:黒木和雄/脚本:松川八洲雄、岩佐寿弥/撮影:鈴木達夫/音楽:松村禎三
■出演:平中実、小沢昭一、山茶花究、長門裕之、蜷川幸雄、小松方正、渡辺文雄
北海道に生息するはずのないナガサキアゲハを捕まえた少年。しかし、大人達はそれを否定する──。蝶の幼虫が運命の糸に繰られるように日本列島を縦断、少年のもとに辿り着くまでを様々なエピソードを重ねて描く。加賀まりこが六役。 ▲
(c)日本映画新社