1月25日（日）～31日（土）
銀二郎の片腕
1953年／新東宝、協和プロ／白黒／82分 ※16mm
■監督：青柳信雄／脚本：八田尚之／原作：里見弴（さとみ とん）／撮影：小原譲治／美術：下河原友雄／音楽：芥川也寸志 ■出演：藤田進、南寿美子、細川俊夫、飯田蝶子、東野英治郎
原作は里見弴（さとみ とん）の同名小説。北国の壮大な自然を背景に、妖艶な女牧場主と野生にあふれた一牧夫の愛の葛藤が描かれる。中年女の心の揺れと肉体のうずきを鮮やかに表現した木暮実千代がみごと。
(c)国際放映
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2月1日（日）～7日（土）
離婚
1952年／新東宝、東京プロ／白黒／100分 ※16mm
■監督：マキノ雅弘／脚本：小国英雄／撮影：山中進／美術：河野鷹思／音楽：鈴木静一 ■出演：佐分利信、田崎潤、江川宇礼雄、田中春男、杉狂児、斎藤達雄、英百合子
美貌と貞淑で名高い良家の夫人が、吹雪の山小屋で夫以外の男性と一夜を過ごしたことから、窮地に立たされる…。名匠・マキノ雅弘によるメロドラマ。木暮実千代が苦悩に悶える有閑夫人をしっとりと演じる。
(c)角川映画
2月8日（日）～14日（土）
源氏物語
1951年／大映京都／白黒／124分 ※16mm
■監督：吉村公三郎／脚本：新藤兼人／監修：谷崎潤一郎／撮影：杉山公平／美術：水谷浩／音楽：伊福部昭 ■出演：長谷川一夫、京マチ子、水戸光子、乙羽信子、堀雄二、大河内傳次郎
花と匂う王朝時代を背景に、豪華俳優陣が絢爛と織りなす大恋愛絵巻。古典の名作『源氏物語』を映画化した大映創立十周年記念の文芸大作で、木暮実千代は藤壺に扮し脂ののった演技で魅せる。
(c)角川映画
2月15日（日）～21日（土）
千羽鶴
1953年／大映東京／白黒／111分 ※16mm
■監督：吉村公三郎／脚本：新藤兼人／原作：川端康成／撮影：宮川一夫／美術：丸茂孝／音楽：伊福部昭 ■出演：森雅之、乙羽信子、木村三津子、杉村春子、清水将夫
茶の湯の師匠・森雅之を慕う女たちの心理的葛藤とデリケートな心のゆきかいを描いたもの。同名の川端文学の映画化で、木暮・乙羽・杉村ら女優陣がそれぞれのイメージをいかしたキャラクターを好演。
2月22日（日）～28日（土）
お茶漬の味
1952年／松竹大船／白黒／115分
■監督・脚本：小津安二郎／脚本：野田高梧／撮影：厚田雄春／美術：浜田辰雄 音楽：斎藤一郎 ■出演：佐分利信、鶴田浩二、淡島千景、津島恵子、笠智衆、三宅邦子
上流家庭出身で派手好きの妻と、田舎育ちで質素な生活を好む夫。生まれも気質も全く異なる二人が、夫の海外赴任を契機に互いの絆を確認しあう──。佐分利信×木暮実千代の名コンビで贈る味わい深い一篇。
(c)東宝
3月1日（日）～7日（土）
幸福はあの星の下に
1956年／東宝／白黒／101分
■監督：杉江敏男／脚本：八田尚之／撮影：完倉泰一／美術：中古智／音楽：早坂文雄、佐藤勝 ■出演：上原謙、岡田茉莉子、久保明、東郷晴子、江原達怡、花井蘭子
芸が看板の新橋芸者・八千代は、生まれてすぐに手放した息子と十七年ぶりに対面する。しかし、こみあげてくる生みの母としての愛情も、八千代を知らぬ息子にとっては他人事でしかなかった…。
(c)東映
3月8日（日）～14日（土）
はだかっ子
1961年／ニュー東映東京／カラー／146分
■監督：田坂具隆／脚本：成沢昌茂 原作：近藤健／撮影：飯村雅彦／美術：下沢敬悟／音楽：佐藤勝 ■出演：有馬稲子、三國連太郎、伊藤敏孝、大鐘光子、小宮光江、千秋実
母と二人だけの貧しい生活を送りながらも、明るく、力強く生きていく少年の姿を描いた感動大作。主人公の母親役に木暮実千代。チンドン屋の三味線ひきやニコヨンで生計をたてている戦争未亡人を好演。
(c)角川映画
3月15日（日）～21日（土）
赤線地帯
1956年／大映東京／白黒／85分
■監督：溝口健二／脚本：成沢昌茂／撮影：宮川一夫／美術：水谷浩／音楽：黛敏郎 ■出演：京マチ子、若尾文子、三益愛子、川上康子、進藤英太郎、沢村貞子
一人息子のために働く女、失業中の夫を抱える者、父の保釈金のために身を落とす者…。売春禁止法が制定される直前の状況を背景に、特殊飲食店「夢の里」で働く、様々な境遇の女たちを描いた傑作群像劇。
■料金
一般／1,200円 シニア・学生／1,000円 会員／800円 水曜日サービスデー／1,000円均一
■インフォメーション
- チケットは当日10時15分より販売致します。定員48名。
- 上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
- 作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。