5月21日(日)―27日(土)
明日をつくる少女
1958年(S33)/松竹大船/白黒/83分
■監督:井上和男/脚本:馬場当、山田洋次/原作:早乙女勝元/撮影:森田俊保/美術:浜田辰雄/音楽:脇則之 ■出演:山本豊三、渡辺文雄、瞳麗子、清川虹子、伊藤雄之助、坂本武
早乙女勝元原作の「ハモニカ工場」を映画化。東京の一角、北千住の小さな工場を舞台に、そこで働く人々の悲喜こもごもを交えながら、若い男女が清らかな恋を育んでいく様を描いたみずみずしい青春映画。 ▲
5月28日(日)―6月3日(土)
青春残酷物語
1960年(S35)/松竹大船/カラー/96分
■監督・脚本:大島渚/撮影:川又昂/美術:宇野耕司/編集:浦岡敬一/音楽:真鍋理一郎 ■出演:川津祐介、久我美子、渡辺文雄、森島亜紀、田中晋二、佐藤慶
生きる目的を失ったまま“美人局”という犯罪行為に走って破滅したカップルの無惨な青春を描いた傑作。桑野はそれまでのイメージをかなぐり捨て熱演、清純な娘役からの脱皮をはかった。 ▲
6月4日(日)―10日(土)
三味線とオートバイ
1961年(S36)/松竹大船/カラー/81分
■監督:篠田正浩/脚本:柳井隆雄/原作:川口松太郎/撮影:小杉正雄/美術:浜田辰雄/音楽:池田正義 ■出演:川津祐介、月丘夢路、森雅之、瞳麗子、国景子、菅原文太
ボーイフレンドとツーリングに出かけた初子はトラックにはねられ怪我をする。初子の母親・とよ枝はかけつけた病院で、医師の畔柳と二十年ぶりに再会。初子は二人の間にできた子だったが、本人は知る由もなく…。 ▲
6月11日(日)―17日(土)
夜の片鱗
1964年(S39)/松竹大船/カラー/106分
■監督:中村登/脚本:権藤利英/原作:太田経子/撮影:成島東一郎/美術:佐藤公信/音楽:日暮雅信 ■出演:平幹二朗、園井啓介、菅原文太、岩本多代、木村功
工場で働くかたわら、夜はバーに勤める芳江。そこで知りあった青年にすべてを許した彼女だったが、男がヤクザの組織に身を置いていたことから売春を迫られ、ついにはヒモと娼婦という関係に墜ちていく…。 ▲
6月18日(日)―24日(土)
その口紅が憎い
1965年(S40)/松竹大船/白黒/92分
■監督:長谷和夫/脚本:橋本忍、国弘威雄/撮影:長岡博之/美術:森田郷平/音楽:宮川泰 ■出演:内田良平、夏圭子、沢本忠雄、山形勲、園井啓介
三流業界新聞社社長・倉本は、羽田空港で起きた偽ドル事件に興味をもち、ある女に接近。やがて二人は…。事件のカギを握る女と、彼女を追う男の葛藤と相克。桑野が悪にそまった妖しい美女に扮している。 ▲
6月25日(日)―7月1日(土)
ぜったい多数
1965年(S40)/松竹大船/カラー/95分
■監督:中村登/脚本:権藤利英/原作:曽野綾子/撮影:篠村荘三郎/美術:佐藤公信/音楽:日暮雅信 ■出演:田村正和、石立鉄男、早川保、伊藤孝雄、中村晃子、いしだあゆみ、倍賞千恵子
曽野綾子原作の青春映画。うたごえ喫茶“仲間”に勤めることになった暁子は、店のボーイとして働く大学生・秋山と知りあう。若者達は“仲間”を舞台に青春を謳歌していたが、ある日秋山が胃ガンの診断を受け…。 ▲
7月2日(日)―8日(土)
さよならはダンスの後に
1965年(S40)/松竹/白黒/90分
■監督・脚本:八木美津雄/脚本:津久田一正/撮影:平瀬静雄/美術:佐藤公信/音楽:小川寛興 ■出演:沢本忠雄、倍賞千恵子、藤岡弘、市川瑛子、宗方奈美
倍賞千恵子のヒット曲にのせて描いた甘美哀愁の愛の物語。父母を亡くしてから金沢の旅館で働くしのぶは、東京の会社員・牧田と知りあい、急速に親しくなっていくが…。桑野が素朴で清純なヒロインを好演。 ▲
7月9日(日)―15日(土)
堕落する女
1967年(S42)/近代映画協会/白黒/100分
■監督:吉村公三郎/脚本:新藤兼人/原作:谷崎潤一郎/撮影:佐藤昌道/美術:小林正義/音楽:池野成 ■出演:田村高廣、細川俊之、高橋悦史、神田隆、水戸光子
令嬢・澄子は、大学教授の婚約者がありながら、だらしのないピアノ教師のもとへ走り、次第に身を堕としていく…。大胆な愛欲描写をものともせず体当たり演技をみせた桑野は、本作を最後に結婚、引退した。 ▲
■料金
一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円
水曜日サービスデー/1,000円均一
■インフォメーション
- 作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。
- チケットは当日午前10時15分より販売致します。定員48名。