1958年（S33）／大映東京／白黒／85分　※16mm
■監督：島耕二／脚本：高岩肇／原作：仁木悦子／撮影：小原譲治／音楽：大森盛太郎　■出演：仁木多鶴子、石井竜一、北原義郎、品川隆二、金田一敦子

悦子と兄は間借りをするために篠崎医院にやってきた。病院の人々は皆、どこかしら変わっている…。まず、飼い猫・チミがいなくなり、院内の人々が姿を消して…。仁木悦子の同名小説を映画化。黒猫がキー。

1964年（S39）／宝塚映画／白黒／131分
■監督：堀川弘通／原作・脚本：橋本忍／脚本：広沢栄／撮影：逢沢譲／美術：松山崇／音楽：黛敏郎　■出演：山崎努、新珠三千代、岸田今日子、佐田啓二、柳永二郎

警部補・菊地はある殺人事件を追跡中、策略にかかって投獄される。二年後、出所した彼は復讐の鬼となって事件を洗いなおす…。逆転、逆転、また逆転！息もつかせぬ展開の本格サスペンス。

1960年（S35）／日活／白黒／65分
■監督：蔵原惟繕／脚本：川瀬治／原作：多岐川恭／撮影：山崎善弘／美術：千葉一彦／音楽：佐藤勝　■出演：金子信雄、西村晃、白木マリ、浜村純、小園蓉子

銀行で次長を務めるヤリ手の滝田。一方、同じ銀行で働く彼の幼なじみは、いまだ平社員。ある日、滝田のもとにヤクザが現れ…。金子信雄、西村晃の抜群の演技力が光る、密度の濃いサスペンス。

1958年（S33）／東映東京／カラー／94分
■監督：松田定次／脚本：比佐芳武／撮影：川崎新太郎／美術：進藤誠吾／音楽：深井史郎　■出演：片岡千恵蔵、高峰三枝子、進藤英太郎、志村喬、高倉健

人々が熱狂する競馬場で、女性がスタンドから落ちて死んだ。誰もが飛び降り自殺だと思ったのだが…。「ある時は片目の運転手、またある時は…」の台詞があまりにも有名な“多羅尾伴内”シリーズ第十作

1971年（S46）／田宮企画／カラー／89分
■監督：福田純／脚本：石松愛弘／原作：笹沢左保／撮影：逢沢譲／音楽：前田憲男　■出演：田宮二郎、谷口香、浜美枝、戸部夕子、加賀まりこ、永井智雄

若き青年実業家・加瀬は、義父に頼まれスポーツカーを陸送することに。鹿児島から稚内まで3000キロの縦断ドライブに出発する。しかし、裏には何かあるようで…。田宮二郎が設立した田宮企画の第一回作品。

1956年（S31）／日活／白黒／100分　※16mm
■監督：井上梅次／脚本：渡辺剣次／原作：江戸川乱歩／撮影：伊藤武夫／音楽：佐藤勝　■出演：三國連太郎、大坂志郎、新珠三千代、三島耕、芦川いづみ

愛人との密会を発見され、誤って妻を殺してしまった男。死体の運搬中、十字路で停車していた車に別の死体が転がりこんで…。二つの殺人事件の重なりあいが謎また謎を呼んでいく過程がみごと。

1956年（S31）／東映東京／白黒／88分
■監督：小林恒夫、小沢茂弘／脚本：比佐芳武／原作：横溝正史／撮影：西川庄衛／美術：森幹男　■出演：片岡千恵蔵、高千穂ひづる、中原ひとみ、南原伸二、三浦光子

三つ首塔と呼ばれる塔のある村で、莫大な遺産をめぐり殺人事件が…。探偵・金田一と助手の白木は危機をかいくぐりながら事件の真相へ近づいていく。“多羅尾伴内”とともに、千恵蔵、現代ミステリーの十八番。

1963年（S38）／大映東京／白黒／85分
■監督：弓削太郎／脚本：星川清司、石松愛弘／原作：黒岩重吾／撮影：石田博　■出演：田宮二郎、藤由紀子、中田康子、見明凡太朗、小沢栄太郎

“黒”を冠したスリラーアクション・シリーズの一本。小さな製薬会社の社長・泉田は、かつて自分に目をかけてくれた大手製薬会社の重役が突然自殺したことに疑問を抱き、調査にのりだす。