孤高のニッポン・モダニスト 映画監督 中平康

2009年4月12日(日)から5月30日(土)まで ラピュタ阿佐ケ谷

洗練されたセンスと、卓抜したテクニック。新感覚の自由な映画話法――。
戦後の日本映画界に、独自のスタイルで斬りこんだ先駆的監督・中平康。

時代を経ても輝きを失わない、粒よりのナカヒラ映画34作品を一挙上映いたします。

中平康(なかひら こう)

1926年東京生まれ。父は洋画家の高橋虎之助。48年、東京大学に入学するも、同年夏の松竹大船撮影所助監督試験に合格。大学を中退して松竹に入社する。松竹では、川島雄三、木下恵介、渋谷実、黒澤明等の助監督を務め、54年製作を再開した日活に移籍。56年、助監督籍のまま『狙われた男』を演出するが、先に公開された『狂った果実』がセンセーショナルな話題を呼び、大映の増村保造とともに新世代作家のトップへと躍りでる。その後、青春映画、アクション、コメディ、サスペンス、文芸作品など多彩な作品を連発。71年には私財を投じて中平プロダクションを設立、『闇の中の魑魅魍魎』をカンヌ映画祭に出品するが無冠に終わる。ATG提携『変奏曲』(76年)が最後の映画に。このほか、香港、韓国に招かれ数作を残している。
78年9月11日逝去。

【料金(当日)】

一般:1,200円 シニア・学生:1,000円 会員:800円 3回券:2,700円
水曜サービスデー:1,000円均一

  • ●各回定員入れ替え制
  • ●午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売します。定員48名になり次第、締め切らせていただきます。
  • ●上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
  • ●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承下さい。
  • 《協力》日活株式会社、東宝株式会社、東京国立近代美術館フィルムセンター