日活が東京都調布市に“東洋一のスタジオ”をつくり、
念願叶って映画製作を再開したのが1954年。
他社からスタッフや俳優を引き抜いて人材面を確保、
ベテランはより自由なスタイルで技巧を磨き、
若手や新人は新しい方法でいきいきと取り組んで、花を咲かせていきます。
「信用ある日活映画」をキャッチフレーズに
良質な文芸ものを送りだしていた時代、
またアクション路線、青春路線に大きく舵をきってからも
連綿と続いた文芸路線。
原作の世界観がどのように再現、また改変されたのか。
シリアスなものからコメディまで。
バラエティ豊かな映像世界を存分にお楽しみください。協力:日活株式会社、東京国立近代美術館フィルムセンター