『知と愛の出発』写真

(c)日活

6月8日(水) 〜14日(火)

知と愛の出発

1958年(S33)/日活/コニカラー/91分 ※上映は白黒版 

■監督:斎藤武市/脚本:植草圭之助/原作:中村八朗/撮影:姫田真佐久/音楽:鏑木創
■出演:芦川いづみ、川地民夫、中原早苗、小高雄二、白木マリ、宇野重吉、永田靖、利根はる恵

湖のある町。その美しさから同性愛を迫られたり、経済的な理由から大学進学を断念したり…。女子高校生のヒロインに次々と困難がふりかかる──。純情多感な乙女の苦悩と成長を描いた青春物語。セーラー服姿の芦川いづみは、可憐そのもの。

『悪太郎伝 悪い星の下でも』写真

(c)日活

6月12日(日) 〜18日(土)

悪太郎伝 悪い星の下でも

1965年(S40)/日活/白黒/98分

■監督:鈴木清順/脚本:笠原良三/原作:今東光/撮影:永塚一栄/美術:木村威夫/音楽:奥村一
■出演:山内賢、和泉雅子、野川由美子、平田重四郎、谷村昌彦、多々良純、三島雅夫、中村是好

舞台は昭和初期の河内。清純な乙女・和泉雅子、肉感的な魅力の野川由美子。対照的な二人の娘との恋愛を軸に、血気盛んな主人公・山内賢の波乱にとんだ青春をリリシズム豊かに描いたもの。今東光の半自伝的小説を映画化。

『打倒(ノックダウン)』写真

(c)日活

6月12日(日) 〜18日(土)

打倒(ノックダウン)

1960年(S35)/日活/カラー/82分

■監督:松尾昭典/脚本:宮田輝明、柏木和彦/撮影:藤岡粂信/美術:木村威夫/音楽:山本直純
■出演:赤木圭一郎、二谷英明、稲垣美穂子、大坂志郎、岡田真澄、和田悦子、殿山泰司

兄の窮地を救うため、青年はプロのボクサーとなって、チャンピオンに挑戦する──。筋肉質のひきしまった肉体で、赤木圭一郎が白熱のリングに青春の激情をぶちかます。日活の男性スターなら誰もが一度は経験するボクシング映画の佳作。

『恋のハイウェイ』写真

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6月15日(水) 〜21日(火)

恋のハイウェイ

1967年(S42)/日活/カラー/88分

■監督:斎藤武市/脚本:三木克巳/原作:京都伸夫/撮影:藤岡粂信/音楽:小杉太一郎
■出演:吉永小百合、新克利、関口宏、花ノ本寿、山本陽子、浜川智子、奈良岡朋子、北竜二、金子信雄

新米カメラマン・吉永小百合をめぐって、動物園の飼育係をしている幼馴染み、積極的な同僚青年、手のはやいバンドマン、と若い男性たちが恋の鞘当てを繰り広げる──。京都伸夫の原作『真珠貝の詩』を映画化した青春ロマン・コメディ。

『黒い太陽』写真

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6月15日(水) 〜21日(火)

黒い太陽

1964年(S39)/日活/白黒/95分

■監督:蔵原惟繕/脚本:山田信夫/原作:河野典生/撮影:金宇満司/音楽:黛敏郎
■出演:川地民夫、チコ・ローランド、藤竜也、千代侑子、大滝秀治、新田昌玄、山田禅二

ジャズに熱狂する一人の若者が、殺人を犯して逃亡中の黒人兵と出会う。それは、海への逃避行の始まりだった──。青春の孤独と、ジャズで結ばれた奇妙な友情。主人公の無軌道でエネルギッシュな行動と、強烈なビートが心を揺さぶる異色作。

『泥だらけの純情』写真

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6月19日(日) 〜25日(土)

泥だらけの純情

1963年(S38)/日活/カラー/90分

■監督:中平康/脚本:馬場当/原作:藤原審爾/撮影:山崎善弘/美術:大鶴泰弘/音楽:黛敏郎
■出演:吉永小百合、浜田光夫、小池朝雄、和泉雅子、星ナオミ、細川ちか子、清水将夫、滝沢修

外交官の令嬢・吉永小百合と、街のチンピラ青年・浜田光夫。身分違いの淡い恋が、やがて純白の世界に散る──。祝福されない愛の哀しみと痛みをみごとに描きあげた青春ラブ・ロマンス。ゴールデンコンビのひたむきな純愛が感動を呼ぶ。

『けんかえれじい』写真

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6月19日(日) 〜25日(土)

けんかえれじい

1966年(S41)/日活/白黒/86分

■監督:鈴木清順/脚本:新藤兼人/原作:鈴木隆/撮影:萩原憲治/美術:木村威夫
■出演:高橋英樹、浅野順子、川津祐介、片岡光雄、玉川伊佐男、野呂圭介、浜村純、加藤武、宮城千賀子

喧嘩に明け暮れながら青春期を終えていく、昭和前期の硬派中学生を描いたもの。おおらかなユーモア、痛快なアクション、爽やかなリリシズムが絶妙に融け合いみごとな青春絵巻を展開。主人公の“喧嘩キロク”を高橋英樹が快演している。

『狂熱の季節』写真

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6月22日(水) 〜25日(土)

狂熱の季節

1960年(S35)/日活/白黒/76分

■監督:蔵原惟繕/脚本:山田信夫/原作:河野典生/撮影:間宮義雄/音楽:黛敏郎
■出演:川地民夫、千代侑子、郷 治、草薙幸二郎、松本典子、深江章喜、小園蓉子、長門裕之

少年鑑別所を出たばかりの若者二人、川地民夫と郷 治が、衝動的に悪事や犯罪を繰り返す──。原作は河野典生の『狂熱のデュエット』。強烈なビート・ジャズの演奏にのせて、無軌道な青春をエネルギッシュに描いた衝撃作。