2022年12月18日(日)〜2023年2月25日(土)ラピュタ阿佐ケ谷
私は幼少期より“チャンバリスト”と称する時代劇ファンですが、現代ものアクションにも目がなく、特に時代劇チャンバラを引きずる“任侠映画”を観まくりました。
単に“マゲをつけない時代劇”というのではなく「仁義」とか「掟」に拘束されながらも、世の非条理に対して怒りのドスを振るう男たちの“任侠映画”に私は喝采を送りました。「今の世の中まっ暗闇じゃござんせんか」と嘆き、口惜しくても自分たちじゃ何もできない大衆に代わってワルを叩っ斬る、その侠気(おとこぎ)にシビレたのです。それはアウトローへの憧れに近いものかもしれません。
弱きを助け、強きを挫く“任侠”の世界にしばし酔おうではありませんか。
永田哲朗
協力:東映株式会社、日活株式会社、株式会社KADOKAWA、東宝株式会社、松竹株式会社、国立映画アーカイブ
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血湧き肉躍る任侠映画
永田哲朗/著
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昭和の男たちを魅了した任侠映画九百本超。戦前から任侠映画を観続けた著者が、その源流から爛熟期まで、名優から極悪非道を演じた名悪役まで、とびきり面白い任侠映画の魅力を語り尽くします。
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【上映作品】