■脚本:出口出(沖島勲)/撮影:伊東英男/照明:磯貝一/編集:中島勇/音楽:ホルモン・アート
■出演:矢島宏志、加藤町子、香取環、松浦康、江島裕子、須摩ひとみ、相原香織、津崎公平
顕一・笙子の二人は結婚する事が決まり、結婚式の打ち合わせの為、笙子の別荘で両家の関係者が顔を合わせる。食事が終り酒が回ると・・・・それ迄の体裁をつくろった雰囲気はどこへやら生々しいバトルが繰り広げられる。種村季弘はこれを表して、“ピランデルロの舞台でも観ているようだ”と評した。
それぞれが別の作品でありながら、 丸で一本の大河映画のように、流れて行く。
我々は今、何処に居るのか?
徹底的にその事を問い詰める、沖島映画の超過激なノスタルジー、 甘美なユートピア願望、逆巻くエロスの渦、哄笑、 映画が映画を超えて、映画でなくなる時・・・・・。
※他ゲスト、調整中。詳細決まり次第、HPにてお知らせいたします。
沖島勲(おきしまいさお)
1940年、大阪生まれ。日大芸術学部映画学科卒。日大映研時代に仲間達と『椀』『鎖陰』等の映画を撮る。69年『ニュー・ジャック・アンド・ヴェティ』で監督デビュー。又、75 年よりテレビアニメ『まんが日本昔ばなし』のシナリオを約千三百本担当する。01年より07年迄、熊本、崇城大学芸術学部教授を務める。
沖島勲監督が7月2日に逝去されました。心よりご冥福をお祈り致します。
ラピュタ阿佐ヶ谷スタッフ一同
6月6日(土)〜12日(金)
1969年(S44)/若松プロダクション/パートカラー/72分 ※16㎜での上映
■脚本:出口出(沖島勲)/撮影:伊東英男/照明:磯貝一/編集:中島勇/音楽:ホルモン・アート
■出演:矢島宏志、加藤町子、香取環、松浦康、江島裕子、須摩ひとみ、相原香織、津崎公平
顕一・笙子の二人は結婚する事が決まり、結婚式の打ち合わせの為、笙子の別荘で両家の関係者が顔を合わせる。食事が終り酒が回ると・・・・それ迄の体裁をつくろった雰囲気はどこへやら生々しいバトルが繰り広げられる。種村季弘はこれを表して、“ピランデルロの舞台でも観ているようだ”と評した。
6月13日(土)〜19日(金)
1989年(H1)/URBAN21/カラー/91分
■脚本:沖島勲/撮影:大津幸四郎/照明:岩崎豊/美術:大石章二/音楽:山崎宏
■出演:石橋蓮司、原田芳雄、松尾嘉代、亜湖、松井千佳、吉沢健、外波山文明、常田富士男、佐藤慶(声)
中年のサラリーマン熊井は東北地方に出張に出掛けた。ところが落石事故に遭い、鉄道はストップ、一夜温泉での休息を得る。近所の飲み屋で二人のお姐ちゃんと良い目にあった熊井だが・・・・次の日なんと、山岳ゲリラに誘拐され女房と会社は身代金を要求されてしまう。さて、両者のその反応は・・・・?
6月20日(土)〜26日(金)
1995年(H7)/RELAX/カラー/61分
■脚本:沖島勲/撮影:芦澤明子/照明:牛場賢二/編集:神谷信武/音楽:石山理
■出演:城野みさ、倉田昇一、葉月螢、小川美那子、江川加絵、皆川衆、松川信、黒沢清、室田日出男
山奥の温泉場。夜毎美しい見知らぬ女が現れ、番頭の喜六や女中の亭主まで誘惑し、後を追うと暗い空から“したいよー、したいよー”の声が響く。女はかつて栄華を誇った大女優。その実、幸せを得られなかった切ない生涯を、雑誌記者役の黒沢清が渋い演技で追って行く。
6月27日(土)〜7月3日(金)
1999年(H11)/YYKプロダクション/カラー/103分
■脚本:沖島勲/撮影:芦澤明子/照明:牛場賢二/美術:磯見俊裕、吉田悦子/音楽:村山竜二
■出演:あさいゆきの、松川信、蒲田哲、黒澤正義、外波山文明、室田日出男、中井啓輔
Y(義経)Y(頼朝)K(清盛)そして常盤御前が、八百年の時を超えて色々語り合う。そしてその様をたったの三日間で撮り上げようとしている撮影隊。その現在・過去の入り混じった中で、美しい絵本に描かれた牛若丸の慕情とそれを踏み躙った史実への沖島の怒りが発意させた映画。
7月4日(土)〜10日(金)
2007年(H19)/YYKプロダクション/カラー/77分 ※DVCAMでの上映
■脚本:沖島勲/撮影:芦澤明子/照明:石塚誠/美術:黒川通利/編集:近藤聖治
■出演:阿藤快、田村勇馬、遠藤恵里奈、下杉一元、松川新、洞口依子
岡山の田舎に住む正一・淳子の兄妹のところへ、一万年前に伯父さんだったという男が、奇妙な衣裳を着て時空を切り裂いて現れる。今や家の周辺には怪物がばっこし、兄妹の両親は怪物に食われてしまったという話だ。“叔父さん達は傲慢だった。だから怪物に喰われても仕方ないんだ!!”少年が、叫ぶ。
7月11日(土)〜17日(金)
2009年(H21)/YYKプロダクション/カラー/97分 ※DVCAMでの上映
■撮影:四宮秀俊/録音:川井崇満/編集:石山友美
■出演:沖島勲、石山友美
新緑が美しい四月の或る日、玉川上水沿いに久我山方面から井の頭公園へ向かって、色々喋りながら、沖島と聞き役の女性が歩いて行く。モーリス・ド・ブラマンク、谷内六郎、西行、横尾忠則、つげ義春・・・話は多岐に渡り、自然と人間とのダイナミックな共生、両者の“秘密”の関係が示される。
7月18日(土)〜24日(金)
2013年(H25 )/YYKプロダクション/カラー/88分 ※DVCAMでの上映
■脚本:沖島勲/撮影:四宮秀俊/編集:平田竜馬/音楽:宇波拓/アニメーション制作:新谷尚之
■出演:蒲田哲、内木英二、黒澤正義、石塚義高、恒松敦巳、愛奏、中原翔子、外波山文明
“何さらしとんねん政権”から、 “お前等、阿呆ちゃうか政権 ”“えゝ加減にさらせ政権 ”と目まぐるしく政権が変る中、男に性的瑕疵がある場合、女は二人目の亭主を持つ事が許され、それはドンドンエスカレートされて、八人目迄O・Kとなった。ゴミ程の価値も失った男たちが、街中の公園で放浪する。
一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円 水曜サービスデー/1,000円均一