■監督:木村恵吾/脚本:長瀬喜伴/原作:舟橋聖一/撮影:三村明/音楽:塚原晢夫
■出演:山田五十鈴、上原謙、仲代達矢、千秋実、淡路恵子、中田康子
3月22日(日)〜28日(土)
おしどりの間
1956年(S31)/東京映画/白黒/78分
舟橋聖一原作の映画化で、母・山田五十鈴と本格的に初共演。夫と離婚後、二号となった母に反発して家を出たヒロイン・葦子――。彼女の人生遍歴を中心に、母と子の愛と葛藤の物語がくりひろげられる。
3月29日(日)〜4月4日(土)
忠臣蔵 暁の陣太鼓
1958年(S33)/松竹京都/白黒/98分
■監督:倉橋良介/脚本:中沢信、田辺朝巳/撮影:広田彰三/美術:桑野春英/音楽:斎藤一郎
■出演:森美樹、近衛十四郎、市川寿海、坂東簑助、川口のぶ、榎本健一、トニー谷
四十七士にこの人あり、ご存じ堀部安兵衛の波乱にみちた生涯を描いた痛快篇。好漢・森美樹が豪放磊落なけんか安兵衛に扮し力演するほか、瑳峨三智子が女侠・三日月お勝を艶やかに演じ、華を添える。
4月5日(日)〜11日(土)
修羅桜
1959年(S34)/松竹京都/カラー/120分
■監督:大曽根辰保/脚本:高岩肇/原作:江戸川乱歩、角田喜久雄、城昌幸、陣出達朗、村上元三/撮影:倉持友一
■出演:森美樹、高田浩吉、松本錦四郎、近衛十四郎、山田五十鈴、桑野みゆき
将軍家斉の治下。幕政をゆるがす陰謀をめぐって、正義の兄弟がくりひろげる剣と恋と黄金の一大スペクタクル――。松竹映画三千本記念の時代劇巨篇で、次々と登場するスターの顔ぶれも楽しい。
4月12日(日)〜18日(土)
浮気のすすめ 女の裏窓
1960年(S35)/松竹京都/カラー/88分
■監督:番匠義彰/脚本:椎名利夫/原作:吉行淳之介/撮影:太田喜晴/美術:川村芳久
■出演:伴淳三郎、山下洵一郎、岩下志麻、高峰三枝子、杉田弘子、大泉滉
守衛をクビになった兼吉は、怪しげな結婚相談所で秘書として働くことに――。好人物の男やもめ・伴淳を中心に、人々の性の悩みを覗きみる泣き笑いの風俗コメディ。喪服姿の瑳峨三智子が上品なお色気をみせる。
4月19日(日)〜25日(土)
天下御免
1960年(S35)/松竹京都/カラー/88分
■監督・脚本:渡辺邦男/脚本:本山大生/撮影:渡辺孝/美術:川村鬼世志/音楽:山田栄一
■出演:松本幸四郎、山田五十鈴、森美樹、名和宏、宇治みさ子、北上弥太朗
江戸城を震撼させた天一坊事件。幕府のっとりを狙う策士・伊賀亮と、天下の名奉行・大岡越前守の火花散る対決を、雄大なスケールと快テンポでみせる痛快時代劇。山田五十鈴、瑳峨三智子の親子共演もみもの。
4月26日(日)〜5月2日(土)
女の橋
1961年(S36)/松竹京都/カラー/91分
■監督:中村登/脚本:田中澄江/原作:小坂順子/撮影:倉持友一/美術:川村芳久/音楽:鏑木創
■出演:田村高廣、藤山寛美、山本豊三、柳永二郎、佐藤慶、北条喜久、葵京子
元新橋の名妓・小坂順子の自伝小説を映画化。三人の男と愛情流転をたどるヒロインの情熱の激しさと、意志を持った生き方を描く。艶麗・瑳峨三智子が本格的に芸者役と取り組み、魅力を存分に発揮。
5月3日(日)〜9日(土)
恋や恋なすな恋
1962年(S37)/東映京都/カラー/109分
■監督:内田吐夢/脚本:依田義賢/撮影:吉田貞次/美術:鈴木孝俊
■出演:大川橋蔵、月形龍之介、宇佐美淳也、薄田研二、小沢栄太郎、柳永二郎、河原崎長一郎、加藤嘉、原健策
人形浄瑠璃の『芦屋道満大内鑑』と清元『保名狂乱』をもとにした幻想的な悲恋物語。大川橋蔵が恋人の死に正気を失う若き陰陽師を、瑳峨三智子がその恋人と、彼女に瓜二つの妹、狐の化身の三役を熱演。
5月10日(日)〜16日(土)
裸体
1962年(S37)/にんじんくらぶ/カラー/85分
■監督・脚本:成沢昌茂/原作:永井荷風/撮影:川又昂/美術:宇野耕司/音楽:武満徹、岩佐譲治
■出演:川津祐介、長門裕之、千秋実、杉浦直樹、進藤英太郎、山田五十鈴
勤め先の所長に囲われる身となった左喜子は、女としての自分の価値を知り、やがて男から男へと渡り歩くようになる――。原作は永井荷風の同名短篇小説。ヒロインの天衣無縫な生き様を愛情をこめて描く。
■料金
一般:1,200円
シニア・学生:1,000円
会員:800円
水曜日サービスデー:1,000円均一
■インフォメーション
- チケットは当日10時15分より販売致します。定員48名。
- 上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
- 作品によって画面、音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承下さい。