舞台挨拶

  • 6月12日(土)21:00『旅の重さ』上映前 ゲスト:高橋洋子さん

《チラシ情報訂正のお知らせ》
6月13日(日)より上映の『花心中』(1973年/斎藤耕一監督)はチラシの分数表記に誤りがございました。
 【誤】91分 → 【正】99分
ここに訂正してお詫び申し上げます。

5月2日(日)〜8日(土)

囁きのジョー

1967年(S42)/斎藤プロ/白黒/91分

『囁きのジョー』写真

©1967 松竹株式会社

■脚本・撮影・音楽:斎藤耕一/美術:安田邦宜/音楽:世良譲
■出演:中山仁、麻生れい子、金内吉男、笠井紀美子、富士真奈美、信欽三、西村晃

ブラジル行きを夢みながら、恋人を売ったり、人妻を誘惑したり……虚無的な生活をおくる若者ジョーの数奇な運命。斎藤耕一が私財を投じて独立プロを設立、自ら脚本・監督・撮影・音楽を担当してつくりあげた鮮烈なデビュー作。

5月9日(日)〜15日(土)

虹の中のレモン

1968年(S43)/松竹/カラー/87分

『虹の中のレモン』写真

©1968 松竹株式会社

■脚本:桜井義久/撮影:大越千虎/美術:宇野耕司/音楽:チャーリィ脇野、北川裕
■出演:ヴィレッジ・シンガーズ、竹脇無我、尾崎奈々、中山仁、加東大介

主不在の大邸宅を児童福祉に役立てようと考えた少女は、偶然知りあったヴィレッジ・シンガーズに助けを求める──。監督デビュー後は松竹の歌謡青春ドラマ路線で次々と秀作を発表した斎藤耕一。一連の「ヴィレッジ」映画からは第二弾の本作を。

5月16日(日)〜22日(土)

めまい

1971年(S46)/松竹/カラー/87分

『めまい』写真

©1971 松竹株式会社

■脚本:石森史郎/撮影:竹村博/美術:芳野尹孝/音楽:大森盛太郎
■出演:辺見マリ、范文雀、小川ひろみ、萩原健一、森次浩司、ジャイアント吉田、有島一郎

人気歌手の帰郷でわきかえる地方都市。なかでも取り巻きだった幼馴染三人は、彼女を今や遅し、と待ちかまえていた──。セクシーな歌声、魅惑的な肢体。『経験』『私生活』のヒットで男性ファンを虜にした辺見マリが初めて本格的な映画出演。

5月23日(日)〜29日(土)

旅路 ─おふくろさん より─

1971年(S46)/松竹/カラー/86分

『旅路 ─おふくろさん より─』写真

©1971 松竹株式会社

■脚本:三村晴彦、斎藤耕一/撮影:堂脇博/美術:芳野尹孝/音楽:大森盛太郎
■出演:森進一、田村正和、加賀まりこ、尾崎奈々、月丘夢路、辰巳柳太郎

幼き日に別れた母のイメージを求めて、外国への旅路につく弟と、ヤクザな生活の清算をはかる兄──。二人のドラマチックな青春の彷徨を美しい映像にのせておくる、森進一主演の歌謡映画。大ヒット曲『おふくろさん』を映画化したもの。

5月30日(日)〜6月5日(土)

約束

1972年(S47)/松竹、斎藤プロ/カラー/88分

『約束』写真

©1972 松竹株式会社

■脚本:石森史郎/撮影:坂本典隆/美術:芳野尹孝/音楽:宮川泰
■出演:岸恵子、萩原健一、南美江、姫ゆり子、中山仁、殿山泰司、三國連太郎

日本海を北上する長い旅の列車。看守つきで仮出所した女囚と逃亡中の強盗犯が偶然に隣りあわせ、束の間心を通わせる。そして、悲しい別れ──。オール・ロケ撮影。北陸の寒々しい風景のなか、明日なき男女の愛を静謐に捉えた映像美。

6月6日(日)〜12日(土)

旅の重さ

1972年(S47)/松竹/カラー/90分

『旅の重さ』写真

©1972 松竹株式会社

■原作:素九鬼子/脚本:石森史郎/撮影:坂本典隆/美術:芳野尹孝/音楽:よしだたくろう
■出演:高橋洋子、高橋悦史、砂塚秀夫、岸田今日子、三國連太郎

男出入りの多い母親との生活に疲れて四国遍路の旅にでた少女が、様々な経験や出逢いを経て、一歩ずつ大人へと近づいていく──。新人・高橋洋子のみずみずしさ!斎藤耕一は本作と『約束』で第二十七回毎日映画コンクール監督賞を受賞。 

6月13日(日)〜19日(土)

花心中

1973年(S48)/松竹/カラー/99分

『花心中』写真

©1973 松竹株式会社

■原作:阿久悠、上村一夫/脚本:福田陽一郎/撮影:坂本典隆/美術:芳野尹孝/音楽:青山八郎
■出演:近藤正臣、中野良子、森本レオ、横山リエ、津川雅彦

「姉さんの心中の原因がわかるまで私は私の道を歩けない。」死んだ女の妹は高校を退学し上京、生き残った男に近づいていく──。作詞家・阿久悠と上村一夫のコンビによる劇画を映画化。若者の街、原宿を舞台に繰り広げられる繊細な愛憎模様。

《チラシ情報訂正のお知らせ》
本作品のチラシの分数表記に誤りがございました。
 【誤】91分 → 【正】99分
ここに訂正してお詫び申し上げます。

6月20日(日)〜26日(土)

津軽じょんがら節

1973年(S48)/斎藤プロ、ATG/カラー/102分

『津軽じょんがら節』写真

©1973 斎藤耕一プロダクション/東宝

■脚本:中島丈博、斎藤耕一/撮影:坂本典隆/音楽:白川軍八郎、高橋竹山、他
■出演:江波杏子、織田あきら、中川三穂子、西村晃、寺田農、佐藤英夫

東京でバー勤めをしていた女が、情夫のヤクザ者を連れて、故郷青森に帰ってくる。低く垂れこめた雲、荒々しい冬の日本海、重く響く津軽三味線の音色──。都会から逃れてきた男女の揺れ動く心を情感豊かに描いた斎藤耕一の代表作。

6月27日(日)〜7月3日(土)

無宿(やどなし)

1974年(S49)/勝プロ/カラー/97分

『無宿(やどなし)』写真

©東宝

■脚本:中島丈博、蘇武道男/撮影:坂本典隆/美術:太田誠一/音楽:青山八郎
■出演:勝新太郎、高倉健、梶芽衣子、安藤昇、山城新伍、中谷一郎、藤間紫

刑務所で知りあった対照的な二人の男が奇妙な友情で結ばれ、足抜けさせた女郎とともに、一攫千金を夢みて海を目指す──。『津軽じょんがら節』に感動した勝新が斎藤耕一を監督に指名。二大スタア夢の競演でおくる異色の冒険譚。

7月4日(日)〜10日(土)

再会

1975年(S50)/松竹、NPプロ/カラー/93分

『再会』写真

©1975 松竹株式会社

■脚本:斎藤耕一、仲倉重郎/撮影:坂本典隆/美術:芳野尹孝/音楽:青山八郎
■出演:野口五郎、江波杏子、池部良、角ゆり子、佐藤英夫、寺田農、横山リエ

舞台は横浜。訳ありの恋人と外国へ旅立つことになった姉、出航見送りにやってきた弟。別離まで残された時間は三日間──。新御三家の一人、野口五郎が映画初主演。不安、希望、苛立ちと感傷……青年の心の揺れをみごとに体現している。

7月11日(日)〜17日(土)

凍河(とうが)

1976年(S51)/松竹/カラー/96分

『凍河(とうが)』写真

©1976 松竹株式会社

■原作:五木寛之/脚本:石森史郎/撮影:坂本典隆/美術:芳野尹孝/音楽:青山八郎
■出演:中村雅俊、五十嵐淳子、原田美枝子、佐分利信、岡田茉莉子

横浜の精神病院に赴任してきた青年医師と、影のある美貌の女性患者との間に芽生えた愛。それは様々な波紋を描きながら育まれていく──。朝日新聞連載中より絶大な共感を集めた五木寛之の同名小説を映画化。二十二歳の荒井由実が主題曲を担当。

7月18日(日)〜24日(土)

憧憬(あこがれ)

1977年(S52)/松竹/カラー/88分

『憧憬(あこがれ)』写真

©1977 松竹株式会社

■脚本:仲倉重郎、栗山富夫、松原信吾/撮影:坂本典隆/美術:芳野尹孝/音楽:かまやつひろし
■出演:田中健、多岐川裕美、若林豪、高峰三枝子、高橋昌也

四年ぶりにアメリカから帰国した夢追い人の弟、エリートコースを歩んできた兄、そして兄の美しい婚約者。兄弟間の三角関係を描きながら、一人の青年が挫折や葛藤を乗りこえ成長していく姿を、斎藤耕一独特の映像美で追う。

■料金(当日)

一般/1,300円 シニア・学生/1,100円 会員/900円 ※水曜サービスデー/1,100円均一

■インフォメーション

  • 各回定員入れ替え制
  • 午前10時より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売します。定員48名になり次第、締め切らせていただきます。
  • 混雑状況により、販売開始時刻を早める場合がございます。
  • 上映開始後10分を過ぎてのご入場はお断りさせていただきます。
  • 作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承下さい。

トップ写真: 『津軽じょんがら節』(1973年/斎藤耕一)©1973 斎藤耕一プロダクション/東宝