銀座、新宿、港ヨコハマ伊勢佐木町。
七色のネオンが、享楽の夜の開幕を告げる。
夢を売る女たち、刹那を生きる男たち。
眠らない街、夜の世界に、色と欲とが乱れ咲く──。
(c)東映
1月7日（土）〜13日（金）
1965年（S40）／東映東京／白黒／83分
■監督：関川秀雄／脚本：下飯坂菊馬／撮影：仲沢半次郎／美術：森幹男／音楽：内藤法美
■出演：梅宮辰夫、大原麗子、北あけみ、香月美奈子、宮園純子、杉浦直樹、大村文武、石橋蓮司、小林稔侍
暴力組織追放のあおりで組が解散、食う道を断たれた二枚目ヤクザが「美人局」で稼ぎまくる。オンナがいれば食いっぱぐれはない──！我らが辰兄ィ、スケコマシの色男をイキイキと好演。夜の盛り場に蠢く男女の愛憎を描いた「夜の青春」シリーズの一篇。
(c)東映
1月14日（土）〜20日（金）
1965年（S40）／東映東京／白黒／81分
■監督：関川秀雄／脚本：成沢昌茂／撮影：仲沢半次郎／美術：森幹男／音楽：内藤法美
■出演：梅宮辰夫、緑魔子、大原麗子、北原しげみ、原知佐子、亀石征一郎、小川守、浦辺粂子、玉川良一、藤村有弘
世界中で一番可愛いのは銭、もっと可愛いのは俺サマだ──。今度の辰兄ィは、女を漁ってはバー、キャバレーに売り歩く、あくどい稼業。女工あがりの緑魔子、喫茶ガールの大原麗子、トルコ嬢の内妻・原知佐子ら、カモになる女優陣も実に魅力的。
(c)東映
1月21日（土）〜27日（金）
1968年（S43）／東映東京／カラー／87分
■監督：鷹森立一／脚本：成沢昌茂／撮影：星島一郎／美術：江野慎一／音楽：伊部晴美
■出演：梅宮辰夫、城野ゆき、中原早苗、松岡きっこ、桑原幸子、伊丹十三、伴淳三郎、小松方正、上田吉二郎、森進一
プレイボーイ・辰兄ィと女子大生のドライな恋を中心に、華やかなネオンの裏の恋の種々相を描いたもの。若き色男にのめり込むバーのマダム、金を騙しとられるホステス、好色紳士、一時の悦楽に命を奪われる娘──。森進一の歌声にのせて贈る夜の銀座物語。
(c)東映
1月28日（土）〜2月3日（金）
1968年（S43）／東映東京／カラー／88分
■監督：村山新治／脚本：舟橋和郎／撮影：星島一郎／美術：中村修一郎／音楽：三木稔
■出演：梅宮辰夫、宮園純子、清水まゆみ、伴淳三郎、吉田輝雄、南原宏治、小松方正、佐々木功、紙京子、大泉滉
青江三奈のヒット曲をモチーフにしたもので、舞台はもちろん港ヨコハマ伊勢佐木町。バーやキャバレーの開店準備を請け負うオープン屋・辰兄ィを中心に、ママからホステスへ、男を渡り歩く女、純情ホステス等々、夜の盛り場の人間模様をムードたっぷりに描く。
2月4日（土）〜10日（金）
1968年（S43）／松竹／カラー／89分
■監督：関川秀雄／脚本：下飯坂菊馬、加瀬高之／原案：高木彬光／撮影：小杉正雄／音楽：小川寛興
■出演：荒井千津子、園井啓介、松岡きっこ、夏八木勲、岡田英次、勝部演之、浪花千栄子、田中春男、青江三奈
白い背中にみごとな獅子の刺青をもつ高級コールガール・荒井千津子。彼女に魅入られる二人の男、園井啓介＆夏八木勲。激しい対抗心をむきだしにする妹・松岡きっこ。豪華絢爛な彫物を背負った男女の凄まじい愛憎が、都会の泥沼のなかに描かれる。
(c)日活
2月11日（土）〜17日（金）
1969年（S44）／日活／白黒／83分
■監督：井田探／脚本：中西隆三／撮影：萩原泉／美術：柳生一夫／音楽：大森盛太郎
■出演：和田浩治、岡崎二朗、藤竜也、葉山良二、佐藤サト子、久本有紀、高樹蓉子、深江章喜、高品格、矢吹健
都会のネオンに憧れ新宿にやってきた純情青年が夜の世界でのし上がり、やがて街を牛耳るボス一派と対決。当時の世相風俗をふんだんに盛り込んだお色気ショッキング・アクションで、フーテン集団が加勢するクライマックスの殴り込みが圧巻。
(c)日活
2月18日（土）〜24日（金）
1969年（S44）／日活／カラー／84分
■監督：西河克己／脚本：才賀明、中西隆三／撮影：小栗準之助／美術：中村公彦／音楽：池田正義
■出演：野川由美子、宍戸錠、杉良太郎、なべおさみ、太田雅子、森進一、楠侑子、牧紀子、川地民夫、河津清三郎
九州一円に知られた博徒一家の娘が上京、一流のホステスを目指しながら、夜の銀座で様々な出来事にめぐりあう──。シビレる歌声、森進一のヒットナンバーにのせて繰り広げられるムード娯楽篇。本人も流しの歌手役でご登場。
(c)日活
2月25日（土）〜3月2日（金）
1969年（S44）／日活／カラー／83分 ※16mm
■監督：江崎実生／脚本：中西隆三／原作：梶山季之／撮影：横山実／美術：佐谷晃能／音楽：佐藤允彦
■出演：小林旭、十朱幸代、太田雅子、青江三奈、牧紀子、槇杏子、小高雄二、藤竜也、郷鍈治、加藤嘉、内田朝雄
あらゆる欲望が渦巻くネオン街の裏の裏――。凄腕のスカウトでもあり、ホステス達を指揮監督する夜のプロフェッショナル・アキラの活躍を描いた歌謡風俗アクション。物語は友人の事故死をきっかけに、ライバル店の悪行、やがては政治汚職事件へといきあたる。
(c)日活
3月3日（土）〜9日（金）
1969年（S44）／日活／カラー／82分
■監督：江崎実生／脚本：中西隆三／原作：梶山季之／撮影：横山実／美術：佐谷晃能／音楽：佐藤允彦
■出演：小林旭、小山明子、青江三奈、崔蘭郷、丘みつ子、牧紀子、長谷川照子、小山ルミ、郷鍈治、藤竜也
アキラ主演の風俗アクション「女の警察」シリーズ第二弾。元恋人の心中事件を調べていくうちに、徐々に明らかになる暴力団の黒い野望――。前作同様女にもてまくるアキラ、いたるところでベッド・シーンを展開。大人の男の色気をムンムンと放っている。
(c)日活
3月10日（土）〜16日（金）
1970年（S45）／日活／カラー／86分
■監督：武田一成／脚本：山村英司、来栖三郎／原作：川内康範／撮影：萩原憲治／音楽：鏑木創
■出演：北林早苗、山本陽子、大信田礼子、藤圭子、藤竜也、木村功、冨士真奈美、宮城千賀子、内田稔、小松政夫
父がつくった巨額の借金を返済するために、水商売の世界に飛び込んだ女子大生・北林早苗。たび重なる好色の魔手、先輩からの悪質なイジメ──。夜の新宿ネオン街のホステス人生をしっとりと綴った風俗ロマン。藤圭子の歌声も物語にマッチしてムード満点。
一般／1,200円 シニア・学生／1,000円 会員／800円 水曜日サービスデー／1,000円均一
トップ写真：『続 女の警察』(c)日活