上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
(c)東宝
9月8日(水) 〜12日(日)、14日(火)
1971年(S46)/俳優座映画放送、東宝/白黒/121分
■監督:小林正樹/脚本:隆巴/原作:山本周五郎/撮影:岡崎宏三/音楽:武満徹 ■出演:仲代達矢、栗原小巻、酒井和歌子、山本圭、中村翫右衛門、勝新太郎、岸田森
吹きだまりに巣食うならず者たちが、ある若者の純愛にほだされ、ひとり、またひとりと命を投げだしていく──。山本周五郎原作『深川安楽亭』の映画化。大人ムードな無頼漢“生き仏の与兵衛”を佐藤慶が好演している。 ▲
上映スケジュール
1966年(S41)/創造社/白黒/99分
■監督:大島渚/脚本:田村孟/原作:武田泰淳/撮影:高田昭/美術:戸田重昌 ■出演:川口小枝、小山明子、戸浦六宏、小松方正、岸輝子、殿山泰司、観世栄夫、川口秀子
原作は武田泰淳の短篇小説。昭和三〇年代の初頭、関西各地で実際に起きた凶悪事件を題材に、性と犯罪、狂気の交錯を鮮烈なイメージで描いたもの。通り魔・英助に佐藤慶、複雑な難役をみごとに演じきる。 ▲
(c)日活
9月12日(日)、14日(火)〜18日(土)
1968年(S43)/日活/カラー/165分
■監督・脚本:舛田利雄/脚本:池上金男/撮影:横山実/美術:木村威夫 ■出演:石原裕次郎、浅丘ルリ子、辰巳柳太郎、高橋英樹、浜田光夫、浜美枝、中村賀津雄
昭和初期という動乱期を生き抜いたひとりの男の姿を、五・一五、二・二六の歴史的事件にあわせてダイナミックに描いた超大作。日活スタア陣に加え、個性豊かな実力派俳優の共演が風格を添える。 ▲
(c)近代映画協会
9月15日(水) 〜21日(火)
1962年(S37)/近代映画協会/白黒/117分
■監督・脚本・美術:新藤兼人/原作:野上弥生子/撮影:黒田清巳/音楽:林光 ■出演:乙羽信子、殿山泰司、山本圭、加地健太郎、渡辺美佐子、浜村純、観世栄夫
野上弥生子の『海神丸』を大胆に脚色した人間ドラマ。真夏の海を漂流する船の中で、飢餓と不安に苛まれ、極限まで追いつめられる人々の姿を描写する。野蛮なエゴイストの船頭を演じた佐藤慶が迫力満点。 ▲
1968年(S43)/創造社、日本ATG/白黒/118分
■監督・脚本:大島渚/脚本:田村孟、佐々木守、深尾道典/撮影:吉岡康弘 ■出演:尹隆道、渡辺文雄、小松方正、戸浦六宏、小山明子、石堂淑朗、足立正生、松田政男
昭和三十三年の小松川女子高校生殺しに材をとったもの。大島作品にはおなじみの面々が顔を揃え、時にドス黒い笑いを誘いながら、国家と個人、日本と朝鮮、死刑制度問題などを鋭く追及する野心作。 ▲
(c)角川映画
9月19日(日) 〜25日(土)
1966年(S41)/大映京都/カラー/83分
■監督:田中徳三/脚本:高岩肇/原作:子母沢寛/撮影:宮川一夫/美術:西岡善信 ■出演:勝新太郎、天知茂、小川真由美、浜村純、吉川満子、小村雪子、東三千、町田政則
平和な宿場町を脅かす強欲ヤクザと市が対決!勝新太郎主演の痛快時代劇『座頭市』シリーズの一篇。盲目の琵琶法師・浜村純、ニヒルな用心棒・天知茂、佐藤慶のさすがの悪党ぶりと脇を固める俳優陣も秀逸。 ▲
見出し内写真:『いのち・ぼうにふろう』(c)東宝