骨太の力強いアクション映画を中心に、娯楽作品を多く手掛けて活躍した谷口千吉監督。
今回の特集では『ジャコ萬と鉄』『馬鹿と鋏』のニュープリント2本を含む21作品を一挙上映。日本映画監督協会制作の貴重なインタビュー映像『わが映画人生 谷口千吉監督篇』もあわせてお楽しみください。
谷口千吉(たにぐち せんきち)
1912年生まれ。33年、東宝の前身P・C・Lに入社、黒澤明とともに山本嘉次郎の助監督をつとめた。47年『銀嶺の果て』で本格的に監督デビュー。続く『ジャコ萬と鉄』『曉の脱走』でも日本人離れしたダイナミックなアクション・タッチをみせ、注目を集めた。以後、アクション映画を中心に娯楽作品を多く手掛けて活躍。2007年10月29日死去。
協力 :東宝株式会社、日本映画監督協会、東京国立近代美術館フィルムセンター