上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
7月19日(日) 〜21日(火)
1955年(S30)/東映京都/白黒/94分
©東映
■監督:内田吐夢/原作:井上金太郎/脚本:八尋不二、民門敏雄、三村伸太郎/撮影:吉田貞次/美術:鈴木孝俊/音楽:小杉太一郎 ■出演:片岡千恵蔵、植木基晴、喜多川千鶴、島田照夫、加東大介、月形龍之介
内田吐夢の戦後復帰第一作。親友だった故井上金太郎の戦前作品のリメイクだが吐夢独特の諷刺と人間愛にあふれた傑作。のどかな喜劇調の道中劇から群像ドラマへ、そしてラストは急転直下……。千恵蔵の主役以下、登場人物に血が通っている。 ▲
上映スケジュール
7月19日(日) 〜25日(土)
1955年(S30)/東映京都/白黒/91分
■監督:佐々木康/原作:旗一兵/脚本:中田竜雄/撮影:坪井誠/美術:鈴木孝俊/音楽:万城目正 ■出演:美空ひばり、東千代之介、千原しのぶ、植木千恵、浦里はるみ、山茶花究、堺駿二、川田晴久、沢村国太郎
歌舞伎の「鏡山」が題材。地方藩の跡継ぎをめぐるお家騒動で、奥勤めの女達がメインキャスト。十八歳のひばりは中老尾上に仕える下女お初を演じ、歌は勿論、立回りも存分に見せる。お初に助力する謎の快剣士に千代之介。 ▲
1959年(S34)/東映京都/カラー/84分
■監督:沢島忠/脚本:笠原和夫、鷹沢和善/撮影:坪井誠/美術:井川徳道/音楽:鈴木静一 ■出演:中村錦之助、中村賀津雄、桜町弘子、雪代敬子、中原ひとみ、丘さとみ、山形勲、薄田研二、月形龍之介
シリーズ第二弾。尾張と紀州の殿様がまたもや城を抜け出して、自由気ままな弥次喜多道中。船に乗ったが、謎の殺人事件に巻き込まれ、追いつ追われつの大騒動。ヒッチコックタッチを取り入れた底抜けに楽しい常識破りの時代劇。 ▲
7月22日(水) 〜28日(火)
1958年(S33)/東映京都/カラー/95分
■監督:加藤泰/原作:山手樹一郎/脚本:鈴木兵吾/撮影:伊藤武夫/美術:鈴木孝俊/音楽:高橋半 ■出演:市川右太衛門、長谷川裕見子、藤田進、千秋実、雪代敬子、里見浩太郎、志村喬、進藤英太郎
天下の浪人比良雪太郎。箱根で出会ったワケありの武家娘に頼まれ、道中だけ偽装夫婦に。故あって妻は生涯めとらぬと決心した雪太郎であったが……。自由闊達・豪放磊落の右太衛門の時代劇コメディ。佐々木康が体調不良で、加藤泰が代って監督。 ▲
1958年(S33)/東映京都/カラー/88分
■監督・脚本:松村昌治/脚本:結束信二/撮影:吉田貞次/美術:桂長四郎/音楽:小沢秀夫 ■出演:大友柳太朗、上田吉二郎、益田キートン、大川恵子、丘さとみ、桜町弘子、花園ひろみ、円山栄子、小宮光江、雪代敬子
明朗大友の柳生十兵衛旅日記。この十兵衛、両眼で髪型もスッキリ。ただし新陰流の腕前は抜群。ニセ十兵衛の供をして道場破りをしたりして……。華やかな東映若手女優陣も次々に登場!色気と笑いとチャンバラ満載の愉快なロードムービー時代劇。 ▲
7月26日(日) 〜8月1日(土)
1954年(S29)/東映京都/白黒/114分
■監督:河野寿一/原作:子母沢寛/脚本:高岩肇、結束信二/撮影:三木滋人/美術:鈴木孝俊/音楽:深井史郎 ■出演:片岡千恵蔵、中村錦之助、原健策、喜多川千鶴、田代百合子、東千代之介、月形龍之介
新選組の池田屋襲撃。冒頭の壮絶な斬り合いは見もの!千恵蔵の近藤勇、錦之助の沖田総司。二人の師弟愛を軸に恋模様を織り込みながら、新選組の末路までを描く。子母沢寛『新選組始末記』の映画化。近藤の人間像を掘り下げた先駆的大作。 ▲
1956年(S31)/東映京都/白黒/79分
■監督:佐々木康/原作:村上元三/脚本:八尋不二/撮影:松井鴻/美術:塚本隆治/音楽:万城目正 ■出演:美空ひばり、大川橋蔵、吉野登洋子、江原真二郎、明石潮、加賀邦男、阿部九州男、高松錦之助
料亭のおきゃんな娘と、宮神楽を修業中の若い男。二人は恋仲だったが、酒宴で獅子舞を踊って師匠に破門された男が一人旅に出て、離れ離れに。思い募って娘は彼を追う。可愛いひばりとデビュー間もない若き橋蔵の本格的コンビ第二作。 ▲
7月29日(水) 〜8月1日(土)、5日(水) 〜8日(土)
1959年(S34)/東映京都/カラー/114分
■監督:佐々木康/原作:峰岸義一/脚本:高岩肇/撮影:三木滋人/美術:川島泰三/音楽:山田栄一 ■出演:市川右太衛門、中村錦之助、大川橋蔵、東千代之介、美空ひばり、月形龍之介、大友柳太朗、片岡千恵蔵
利根川沿いに縄張りを持つ笹川繁蔵(右太衛門)と飯岡助五郎の抗争を描いた講談『天保水滸傳』が題材。お盆のオールスタア映画で七大スタア勢揃い。佐々木監督の華麗な画作りと重厚な演出が際立つ。千恵蔵は、ここに現れるのかと驚く国定忠治。 ▲
7月29日(水) 〜8月4日(火)
1959年(S34)/東映京都/カラー/87分
■監督:マキノ雅弘/原作:大佛次郎/脚本:結束信二/撮影:三木滋人/美術:吉村晟/音楽:鈴木静一 ■出演:東千代之介、美空ひばり、千秋実、丘さとみ、加藤武彦、宮崎照男、原健策、沢村国太郎、月形龍之介
千代之介の鞍馬天狗は、これがラストの四作目で初のカラーワイド版。白馬に乗って颯爽と現れ、拳銃を撃ち、新選組を蹴散らす。以前杉作役だったひばりは京言葉を遣う祇園の芸妓。恋仲の天狗との逢引と別れの場面はいかにもマキノ節。 ▲
8月2日(日) 〜4日(火)
1955年(S30)/東映京都/白黒/94分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
■監督:佐々木康/原作:群司次郎正/脚本:小川正/撮影:松井鴻/美術:鈴木孝俊/音楽:高橋半 ■出演:東千代之介、田代百合子、高杉早苗、原健策、加賀邦男、沢村国太郎、山形勲、坂東簔助
五度映画化された『侍ニッポン』の戦後初、三度目の映画化。井伊直弼の落しだね新納鶴千代の愛と宿命の物語。千代之介の初期代表作の一本。戦前大ヒットした主題歌も流れ、悲壮感が高まる。佐々木監督得意のメロドラマ時代劇。 ▲
作品解説:藤井秀男
1 / 2 / 3 / 4