『喜劇 とんかつ一代』写真

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3月25日(日) 〜27日(火)

喜劇 とんかつ一代

1963年(S38)/カラー/94分

■監督:川島雄三/脚本:柳沢類寿/原作:八住利雄/撮影:岡崎宏三/美術:小野友滋/音楽:松井八郎
■出演:森繁久彌、加東大介、フランキー堺、淡島千景、池内淳子、団令子、水谷良重、三木のり平、山茶花究

東京・上野界隈を舞台に、名人気質のとんかつ屋・森繁、老舗洋食店のコック長・加東大介、潔癖性の屠殺業者・山茶花究、クロレラ研究家・三木のり平など個性的すぎる面々が繰り広げる傑作人情喜劇。ユーモラスな歌詞の主題歌も必聴。

『のんき夫婦』写真

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3月25日(日) 〜31日(土)

のんき夫婦

1956年(S31)/白黒/95分

■監督:杉江敏男/脚本:新藤兼人/撮影:岡崎宏三/美術:小島基司/音楽:神津善行
■出演:小林桂樹、久慈あさみ、加東大介、淡路恵子、北川町子、中北千枝子、東野英治郎、左卜全、中村是好、多々良純

風光明媚な港町。警察に勤める柔道五段の偉丈夫・小林桂樹と、芸者あがりの伝法肌の女・久慈あさみとが、牧歌的なムードのなかに繰り広げる愛情の経緯──。新藤兼人のオリジナル・シナリオを映画化したもの。

『ぶっつけ本番』写真

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3月25日(日) 〜31日(土)

ぶっつけ本番

1958年(S33)/白黒/99分

■監督:佐伯幸三/脚本:笠原良三/原作:水野肇、小笠原基生/撮影:遠藤精一/美術:北辰雄/音楽:神津善行
■出演:フランキー堺、淡路恵子、小沢栄太郎、佐野周二、仲代達矢、増田順二、堺左千夫、吉行和子

戦後の混乱と荒廃の真っ只中に、復員してきた主人公。妻と二人、ささやかな生活を築きながら、彼のニュースの鬼としての情熱が甦ってくる──。実在の報道映画キャメラマン・松本久弥の生涯を映画化した感動篇。劇中に挿入される記録映像も貴重。

『金づくり無法時代』写真

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3月28日(水) 〜4月3日(火)

金づくり無法時代

1961年(S36)/白黒/92分

■監督:内川清一郎/原作・脚本:菊島隆三/撮影:逢沢譲/美術:狩野健/音楽:浜口庫之助
■出演:加東大介、船戸順、小林千登勢、清川虹子、淡路恵子、児玉清、横山道代、左卜全、笠置シヅ子、西村晃、守屋浩

東京の郊外、双見ヶ丘に住む五つの家族は、一年後の立ち退き問題をめぐっててんやわんや。思いがけず舞い込んだ土地売買の儲け話に、今度は喧嘩騒ぎまで起こしかねないありさま──。菊島隆三作のTVドラマ『人間動物園』を映画化したもの。

『黒い画集 ある遭難』写真

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3月28日(水) 〜4月3日(火)

黒い画集 ある遭難

1961年(S36)/白黒/87分

■監督:杉江敏男/脚本:石井輝男/原作:松本清張/撮影:黒田徳三/美術:小野友滋/音楽:神津善行
■出演:伊藤久哉、香川京子、土屋嘉男、児玉清、和田孝、松下砂稚子、天津敏

鹿島槍にむかった三人のパーティーが遭難し、うち一人だけが死亡。遺族である姉はこの遭難事件を不審に思い、登山愛好家のいとこに相談をもちかける──。松本清張原作、北アルプスを舞台に、絡みあう情念と殺意を描いた山岳ミステリー。

『自由ヶ丘夫人』写真

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4月1日(日) 〜7日(土)

自由ヶ丘夫人

1960年(S35)/白黒/90分

■監督:佐伯幸三/脚本:長瀬喜伴/原作:武田繁太郎/撮影:飯村正/美術:小島基司/音楽:大森盛太郎
■出演:池部良、新珠三千代、淡路恵子、安西郷子、浜美枝、杉葉子、加東大介、沢村貞子、有島一郎

高級住宅街・自由ヶ丘に繰り広げられるセレブマダムたちの多彩な色模様──。若いツバメとの火遊びに、夫へのあてつけ浮気。武田繁太郎の同名小説を映画化した風俗コメディで、絶妙の夫婦コンビ、賑やかな顔あわせが楽しい。

『喜劇 駅前弁当』写真

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4月1日(日) 〜7日(土)

喜劇 駅前弁当

1961年(S36)/カラー/89分

■監督:久松静児/脚本:長瀬喜伴/撮影:黒田徳三/美術:狩野健/音楽:広瀬健次郎
■出演:森繁久彌、フランキー堺、伴淳三郎、淡島千景、淡路恵子、加東大介、花菱アチャコ、柳家金語楼、三原葉子、坂本九

森繁、伴淳、フランキーのトリオが織りなす風俗喜劇、駅前シリーズ第三作。浜松駅前の弁当屋を舞台に、突如持ちあがった事業拡張計画による騒動を描いたもの。いずれ劣らぬ好き者旦那が、未亡人、芸者、ストリッパーらを相手に珍無類の腕を競う。

『つづり方兄妹』写真

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4月4日(水) 〜10日(火)

つづり方兄妹

1958年(S33)/白黒/102分

■監督:久松静児/脚本:八住利雄/原作:野上丹治、野上洋子、野上房雄/撮影:高橋通夫/音楽:斎藤一郎
■出演:望月優子、織田政雄、藤川昭雄、竹野マリ、頭師孝雄、香川京子、津島恵子、森繁久彌、乙羽信子

大阪・枚方市のはずれ、小さなボロ家に住む一家。父親はあまり働かず、貧しい暮らし。だが兄妹は仲よく、皆作文が得意──。国内外のつづり方コンクールで第一位を獲得、話題となった野上丹治・洋子・房雄三兄妹の感動の物語。

『僕は三人前』写真

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4月4日(水) 〜10日(火)

僕は三人前

1958年(S33)/白黒/85分

■監督:瑞穂春海/脚本:井上薫、新井一/撮影:岡崎宏三/美術:小島基司/音楽:松井八郎
■出演:フランキー堺、香川京子左卜全、藤木悠、中田康子、吉川満子、河内桃子、十朱久雄、ジョージ・ルイカー

求職中の青年に舞い込んだ三つのお仕事。新薬のモルモット代用に金融会社の外交員、倉庫の夜警…と三人前の大活躍、のはずが珍騒動続出──。フランキー堺、フル回転!!就職難の世相を風刺的に描いたライトコメディ。

『恋は異なもの味なもの』写真

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4月8日(日) 〜14日(土)

恋は異なもの味なもの

1958年(S33)/白黒/96分

■監督:瑞穂春海/脚本:長瀬喜伴、津路嘉郎/撮影:遠藤精一/美術:小島基司/音楽:神津善行
■出演:森繁久彌、雪村いづみ、津島恵子、日守新一、藤木悠、高橋とよ、重山規子、田武謙三、菅井きん

上野の寄席「寿亭」の主人は、鰻屋の甥っ子と自分の娘を結婚させようとする。ところが当の二人は、親たちが勝手に決めた縁談と大憤慨、意気投合してしまった──。適齢期の若者たちの恋模様に下町情緒を絡めて描いたほのぼのホームドラマ。