7月2日(木) 〜8日(水)

ドドンパ酔虎伝

1961年(S36)/大映京都/白黒/74分

『ドドンパ酔虎伝』写真

©KADOKAWA 1961

■監督:田中徳三/原作:川内康範/脚本:銀座八郎/撮影:武田千吉郎/美術:太田誠一/音楽:宮川泰
■出演:勝新太郎、小林勝彦、水原弘、浦路洋子、宮川和子、渡辺マリ、楠トシエ、益田喜頓、由利徹、南利明

花のお江戸は空前のドドンパブーム!勝新扮する中山安兵衛が弾けるリズムにのって謎の怪盗団に挑む。そして最後は「高田馬場の決闘」へ──。渡辺マリも町娘姿で登場!田中徳三監督による破天荒なミュージカル調時代劇。

7月5日(日) 〜8日(水)、12日(日) 〜14日(火)

洲崎パラダイス 赤信号

1956年(S31)/日活/白黒/81分

『洲崎パラダイス 赤信号』写真

©日活

■監督:川島雄三/原作:芝木好子/脚本:井手俊郎、寺田信義/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦/音楽:真鍋理一郎
■出演:新珠三千代、三橋達也、轟夕起子、河津清三郎、芦川いづみ、牧真介、植村謙二郎

ワケありの男女がバスに揺られてやってきたのは「洲崎パラダイス」──。橋のたもとにある一杯飲み屋を中心に歓楽街に出入りする人々を描いたもの。女将さんに轟夕起子、腐れ縁のカップルに三橋達也と新珠三千代。

7月5日(日) 〜11日(土)

酔っぱらい天国

1962年(S37)/松竹大船/白黒/93分

『酔っぱらい天国』写真

©1962 松竹株式会社

■原案・監督:渋谷実/脚本:松山善三/撮影:長岡博之/美術:浜田辰雄/音楽:黛敏郎
■出演:笠智衆、津川雅彦、倍賞千恵子、有馬稲子、石濱朗、芳村真理、岩崎加根子、三井弘次、滝沢修、山村聰、伴淳三郎

二人揃って大酒飲みの父子。しかし息子は婚約者を残し、酒の席でのアクシデントで命を落としてしまう──。人間はなぜ酒を飲むのか……に目を向けた異色の社会風刺劇。酔って乱れに乱れる名優・笠智衆!

7月5日(日) 〜11日(土)

続 サラリーマン清水港

1962年(S37)/東宝/カラー/90分

『続 サラリーマン清水港』写真

©東宝

■監督:松林宗恵/脚本:笠原良三/撮影:西垣六郎/美術:浜上兵衛/音楽:神津善行
■出演:森繁久彌、加東大介、小林桂樹、三木のり平、宝田明、夏木陽介、司葉子、新珠三千代、河津清三郎、志村喬、東野英治郎

森繁社長以下おなじみ「清水屋」の面々が、関西の老舗「神戸屋」の窮地を救うため悪戦苦闘する──。次郎長伝をベースにしたサラリーマン喜劇の第二篇。酒瓶を使った、凝ったタイトルバックも楽しい。

7月9日(木) 〜14日(火)

江戸っ子繁昌記

1961年(S36)/東映京都/カラー/87分

『江戸っ子繁昌記』写真

©東映

■監督:マキノ雅弘/脚本:成澤昌茂/撮影:坪井誠/美術:鈴木孝俊/音楽:鈴木静一
■出演:中村錦之助、長谷川裕見子、小林千登勢、千秋実、平幹二朗、安井昌二、阿部九州男、毛利菊枝、坂本武、柳永二郎

落語の「芝浜」と岡本綺堂の怪談「番町皿屋敷」をみごとにミックスさせた逸品。主演の中村錦之助が、酒好きの江戸っ子魚屋&見目麗しい悲運の旗本という対照的な二役を好演し、笑わせ、泣かせて、たっぷり魅せる。

7月9日(木) 〜11日(土)

ぬるぬる燗燗

1996年(H8)/新東宝映画/カラー/70分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品

『ぬるぬる燗燗』写真

©新東宝映画

■監督:西山洋一/原案:田中淳、ひさうちみちお/脚本・音楽:島田元/撮影:芦澤明子
■出演:藤田敏八、渡辺護、城野みさ、葉月螢、三浦勇矢、松本コンチータ、水橋研二、皆川衆、松川信

平和な町に忽然と現れた伝説のジプシー酒場。その「ぬる燗」の異常なまでの美味しさに店は大繁盛。客を奪われた居酒屋店主は秘密を探る──。主演には藤田敏八と渡辺護という映画監督二人を配した異色のキャスティング。

7月12日(日) 〜18日(土)

酔いどれ博士

1966年(S41)/大映京都/カラー/82分

『酔いどれ博士』写真

©KADOKAWA 1966

■監督:三隅研次/脚本:新藤兼人/撮影:森田富士郎/美術:内藤昭/音楽:小杉太一郎
■出演:勝新太郎、江波杏子、林千鶴、小林哲子、ミヤコ蝶々、東野英治郎、殿山泰司、千波丈太郎、酒井修、小林幸子、藤岡琢也

医師免許を剥奪されてその日暮らしを続ける男・ギョロ松が、流れついたスラム街で診療所を開業──。勝新扮する飲んだくれのニセ医者と住人たちとの交流を、アクションあり、笑いあり、涙ありで描いた人情ドラマ。

7月12日(日) 〜18日(土)

経営学入門 ネオン太平記

1968年(S43)/日活/白黒/92分

『経営学入門 ネオン太平記』写真

©日活

■監督・脚本:磯見忠彦/原作:磯田敏夫/脚本:今村昌平/撮影:姫田真佐久/美術:横尾嘉良/音楽:黛敏郎
■出演:小沢昭一、古川潤子、古川由子、西村晃、加藤武、吉村実子、春川ますみ、渥美清、三國連太郎

水商売を天職と信じ、大勢のホステスを率いて猛ハッスル!大阪のアルサロマネージャー、笑いと涙の奮闘記──。原作は磯田敏夫『企業防衛』。磯見忠彦が監督昇進第一作として意欲満々でとりくむ人間喜劇。

7月15日(水) 〜18日(土)

父子草

1967年(S42)/東宝、宝塚映画/白黒/85分

『父子草』写真

©東宝

■監督:丸山誠治/脚本:木下恵介/撮影:梁井潤/美術:松山崇/音楽:木下忠司
■出演:渥美清、石立鉄男、淡路恵子、星由里子、大辻伺郎、浜村純、岩下真理子、日高久、本郷秀雄、若月輝夫

木下恵介脚本、丸山誠治監督、渥美清主演の珠玉篇。全国の工事現場を転々と渡り歩く中年男と、貧しい予備校生の心のふれあいを清らかな詩情で描く。舞台の中心となるガード下のおでん屋もいい雰囲気。

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