上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
▶ラピュタ阿佐ケ谷 1 / 2 / 3
1月6日(土)〜8日(月)
1948年(S23)/新東宝/白黒/93分
©国際放映
■原作・脚本:八田尚之/撮影:河崎喜久三/美術:下河原友雄/音楽:早坂文雄 ■出演:大河内傳次郎、藤田進、花井蘭子、古川緑波、笠智衆、河村黎吉、清川虹子、江川宇礼雄
千葉とは南旺映画時代からの仲である脚本家・八田尚之が洋画家・牧野虎雄画伯をモデルに著した滑稽文学『瓢人先生』を八田自らが脚色。大酒飲みの変人画伯と門下生や友人たちとの交流をユーモラスに描く。キネマ旬報ベスト・テン第九位。 ▲
上映スケジュール
1949年(S24)/新東宝、竹井諒プロダクション/白黒/75分
■脚本:八住利雄/撮影:小原讓治/美術:河野鷹思/音楽:斎藤一郎 ■出演:高峰三枝子、木暮実千代、山村聰、河津清三郎、三村秀子、滝花久子、久保春二、山室耕、若月輝夫
高峰・木暮という松竹の看板女優が競演するジェットコースター・メロドラマ。結婚したばかりの由美子は夫に愛人がいると知り、その相手に会いに行く。ところが後を追った夫は交通事故死して、由美子は未亡人に。トンデモな展開に爆笑必至の愛と友情の物語。 ▲
1950年(S25)/新東宝、藤本プロダクション/白黒/91分
■脚本:久板栄二郎/撮影:小原讓治/美術:松山崇/音楽:早坂文雄 ■出演:伊豆肇、山根寿子、角梨枝子、池部良、若山セツコ、菅井一郎、滝花久子、田中春男、江川宇礼雄
復員してまもない矢代は、戦友の妹・文枝を自宅の二階に下宿させる。貞淑な妻がありながら矢代は活発な文枝に惹かれていく。米映画『妻と女秘書』を翻案した物語で、千葉と藤本眞澄は本作が初コンビ。藤本プロの秘蔵っ子“3S”の一人、角梨枝子のデビュー作。 ▲
1月26日(金)〜28日(日)
1950年(S25)/新東宝、藤本プロダクション/白黒/119分
■原作:石坂洋次郎/脚本:井手俊郎/撮影:鈴木博/美術:中古智/音楽:服部良一、原六朗 ■出演:池部良、堀雄二、若山セツコ、角梨枝子、相馬千恵子、河村黎吉、田中春男、千秋実
『青い山脈』を大ヒットさせた藤本プロが、その姉妹篇として製作した作品。藤本プロの“3S”の一人、島崎雪子が『青い山脈』の原節子の役名を芸名にして本作でデビュー。現存プリントは「第一部 林檎の頬」「第二部 魚の接吻」をまとめた再公開時の総集版である。 ▲
1954年(S29)/日活/白黒/105分
©日活
■原作:大林清/脚本:猪俣勝人、小森静男/撮影:峰重義/美術:松山崇/音楽:古関裕而 ■出演:宮城野由美子、小林桂樹、若原雅夫、島崎雪子、伊豆肇、山村聰、花柳小菊、清水将夫
戦中の映画会社統合で製作を中止していた日活の製作再開第一回現代劇作品(併映の時代劇は『國定忠治』)で、製作は藤本プロが請け負った。当時、絶大な人気だった NHK連続ラジオドラマの一部のみの映画化で、弁護士志望の青年と人妻の悲恋を描く。 ▲
1955年(S30)/新東宝/白黒/85分
■原作:岡部冬彦/脚本:笠原良三/撮影:西垣六郎/美術:朝生治男/音楽:三木鶏郎 ■出演:小林桂樹、上原謙、花井蘭子、久保菜穂子、三原葉子、相馬千恵子、細川俊夫、森繁久彌
岡部冬彦の同名漫画の映画化。のちに東宝のドル箱になるサラリーマン喜劇の先がけになる作品で、スクーター販売会社に転勤してきた小林桂樹扮するアツカマ氏と、営業課長・上原謙扮するオヤカマ氏のやりとりをコミカルに描く。森繁久彌は支店長役でチョイ出演。 ▲
《チラシ情報訂正のお知らせ》 本作品のチラシの分数表記に誤りがございました。 【誤】90分 → 【正】85分 ここに訂正してお詫び申し上げます。
text by 木全公彦(映画評論家)
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