講議内容
アニメーションをつくる技術と思想を学ぶ。発想力、自分でキャラクターをつくり動かすこと、シナリオ展開の仕方、作品と音楽の関わりなど。アニメーションを構成する様々な要素を、いかに作品の中に盛り込み展開させていくか学ぶ。
アニメーションをつくる上で必要なもの、発想の源泉となるもの、さらに考えなければならないのは何か。技術だけではなく作品に欠かせないものについてノルシュテイン氏が指導。日々の出来事、自分の考え、文学・音楽・絵画など、あらゆるものを題材に、言葉で表現し絵コンテをかく。対象を詳細に観察し、自分で物語をつくり展開させる。
* 生徒を実際にみて個性・能力を把握し、補うべき点を中心に講議を行ないたい、というノルシュテイン氏の意向により講議内容の変更あり。
講師
ユーリー・ノルシュテイン Yuri Norshtein
1941年生まれ。ロシアのアニメーション作家。1961年から1981年まで旧ソ連動画制作所でアニメーターとして40本以上の作品に参加。『25日最初の日』(68年)で監督デビュー。以後、『霧の中のハリネズミ』(75年)、各国の映画祭で大賞を独占した『話の話』(79年)など、独特の詩的なアニメで人々の心を魅了し、世界中のアニメーション作家達にも多大な影響を与え続けている。
国際および国内で30以上の賞を受賞。1981年には、タルコフスキー記念賞受賞。「青少年向け映画・アニメ芸術発展への貢献」を評され国際ジャーナリスト連盟メダル授与。2004年日本の秋の褒章にて、「ロシアにおける日本文化紹介とアニメーション発展への貢献が認められた」ため、国家に貢献した人へ贈られる旭日賞を授与された。現在は幾度もの中断を乗り越えて、ゴーゴリ原作の『外套』を制作中。
募集要項
【日程】
2005年11月17日(木)〜29日(火)
※11月24日〜26日の間は「ユーリー・ノルシュテイン大賞」のため休み
【会場】
杉並区産業商工会館1F
【対象】
アニメーション作家志望、アニメーション研究者志望(若干名)
【定員】
50名(その内12名はノル氏直接指導、実技あり/38名は傍聴/研究者志望は38名の内に入る)
【受講料】
7万円(消費税・懇親会費込み)
【募集締めきり】
9月30日(第1次受付)
10月25日(第2次受付)
※募集は締め切りました。
【選考方法】
提出物/
- 履歴書(写貼)
- 志望動機(なぜアニメーションをつくりたいか/研究したいか)800字
- 過去の制作物
- 課題:「家族の食卓」をテーマにB4無着色の絵(200字程度の解説文付き)研究者志望は同テーマで800字の作文
※提出物より、ノル氏直接指導が受けられる12名を選出。選考結果は11月初旬に連絡致します。
【応募方法】
提出物を完備の上、郵送にて受付(応募先は下記のとおり)
【タイムスケジュール】
10:30 講議開始
│
12:00 昼休憩
│
13:00 講議再開
│
18:00 講議終了予定
- *講議は1時間半を目安に15分程度の休憩あり
- *時間の変更・延長の場合あり
- *10日間中最終日と途中1日、ノルシュテイン氏との懇親会を予定しています。
- * 詳細はHPにて随時公開致します。
【会場案内・交通案内】
杉並区産業商工会館
東京都杉並区阿佐谷南3-2-19
TEL/03-3393-1501
JR阿佐ヶ谷駅より徒歩5分 地下鉄丸の内線南阿佐ヶ谷駅より徒歩3分
■応募先・お問い合わせ
ラピュタアニメーションフェスティバル事務局「ワークショップ」係
〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北2-12-19 聖観ビル1F
【TEL】03-5327-3786 【FAX】03-5327-7655
【e-mail】n-workshop@laputa-jp.com 【HP】http://www.laputa-jp.com/laf/