上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
(c)角川映画
4月4日(日) 〜10日(土)
1967年(S42)/大映東京/カラー/93分
■監督:増村保造/脚本:池田一朗/原作:谷崎潤一郎/撮影:小林節雄/美術:間野重雄/音楽:山本直純 ■出演:安田道代、小沢昭一、田村正和、倉石功、内田朝雄
永遠の小悪魔系ヒロイン。 ふと知り合った少女・ナオミを理想通りに育てようとした男が、次第に彼女の虜となり、甘美な堕落への道を歩んでいく――。谷崎潤一郎不朽の名作三度目の映画化。ヒロイン・安田道代が強烈な存在感を示す。 ▲
上映スケジュール
(c)東宝
4月7日(水) 〜13日(火)
1966年(S41)/東宝/白黒/102分
■監督:成瀬巳喜男/脚本:井手俊郎/原作:エドワード・アタイヤ/撮影:福沢康道/美術:中古智 ■出演:小林桂樹、新珠三千代、三橋達也、草笛光子、若林映子
家庭崩壊の危機に、妻は――。 E・アタイヤの『細い線』を翻案した心理サスペンス。 夫の犯罪を知った妻が、最後にくだす衝撃の決断とは…。 心理描写に絶妙の冴えを発揮する成瀬巳喜男ならではの緻密で緊張感あふれる演出が秀逸。 ▲
(c)日活
1958年(S33)/日活/白黒/100分
■監督・脚本:今村昌平/脚本:鈴木敏郎/原作:藤原審爾/撮影:姫田真佐久/音楽:黛敏郎 ■出演:長門裕之、中原早苗、渡辺美佐子、西村晃、殿山泰司、小沢昭一、菅井一郎
男を手玉にとる艶女。 敗戦時、軍医が埋めた時価六千万円のモルヒネ発掘のため、現れたのは四人の男と美女ひとり――。西村晃、殿山泰司、小沢昭一ら芝居巧者が欲望むきだしで大暴れ。妖女・渡辺美佐子も圧巻。 ▲
4月11日(日) 〜17日(土)
1962年(S37)/にんじんくらぶ/白黒/108分
■監督:小林正樹/脚本:稲垣公一/原作:南条範夫/撮影:川又昂/音楽:武満徹 ■出演:岸恵子、仲代達矢、川津祐介、芳村真理、渡辺美佐子、山村聰、滝沢修、宮口精二、千秋実
最後に笑う女。 余命いくばくもない実業家の財産を狙う人間たちが、虚々実々の争いを繰りひろげる――。南条範夫の同名小説を映画化した白熱のサスペンス・ドラマ。最高の俳優陣が熱演の火花を散らす。 ▲
1961年(S36)/東京映画/白黒/94分
■監督:岡本喜八/脚本:池田一朗、小川英/原作:中村真一郎/撮影:黒田徳三/音楽:佐藤勝 ■出演:三橋達也、団令子、池内淳子、中北千枝子、田崎潤、佐藤慶
コケティッシュなチョイ悪お姐ちゃん。 偶然拾ったフィルムをめぐって、札束と銃弾が乱れ飛ぶ――。中村真一郎の推理小説『黒い終点』をもとにした喜八流傑作フィルム・ノワール。小悪党と悪女の物語を魅力的に演じる三橋達也と団令子が絶妙。 ▲
4月14日(水) 〜20日(火)
1965年(S40)/大映東京/白黒/93分
■監督:増村保造/脚本:新藤兼人/原作:吉田絃二郎/撮影:秋野友宏/美術:下河原友雄/音楽:山内正 ■出演:若尾文子、田村高廣、成田三樹夫、早川雄三、潮万太郎、殿山泰司
愛が高まりに高まって――。 日露戦争時代の貧しい農村。戦争に奪われる夫との別離の辛さに耐えかね、妻は常軌を逸した行動にでる――。数々の傑作を放った増村×若尾の黄金コンビが、凄まじいまでの女の愛を描きだす。 ▲
(c)東映
1983年(S58)/東映東京/カラー/84分
■監督・脚本:梶間俊一/脚本:内藤誠/撮影:奥村正祐/美術:今村力/音楽:菊池俊輔 ■出演:五月みどり、岡田英次、長門勇、速水亮、豊田真子、白川和子
美熟女がギラリ。 官能の歓びにうち震えながら、男たちに次々と罠を仕掛けていく謎の女――。豊満な肉体とむせかえるようなお色気で“熟女”ブームを先駆けた五月みどりが大胆不敵な悪の魅力を発散するエロティック・サスペンス。 ▲
4月18日(日) 〜24日(土)
1967年(S42)/大映京都/カラー/89分
■監督:田中徳三/脚本:池田一朗/原作:黒岩重吾/撮影:森田富士郎/美術:内藤昭/音楽:鏑木創 ■出演:藤村志保、安田道代、成田三樹夫、小沢栄太郎、小松方正
愛に生きる娘と、愛を信じない女。 黒岩重吾の『夜間飛行』を原作に、金銭と愛、それぞれを求める対照的な二人の女性の姿を描いたもの。藤村志保が美貌と才気を武器に男たちと渡りあう狡猾なマダムを演じて、脱清純派。 ▲
1963年(S38)/日活/カラー/91分
■監督:鈴木清順/脚本:池田一朗、山崎忠昭/原作:大薮春彦/撮影:永塚一栄/音楽:奥村一 ■出演:宍戸錠、渡辺美佐子、川地民夫、香月美奈子、江角英明、郷えい治、金子信雄
悪女の香り立ちのぼる「赤」。 元刑事の一匹狼ジョーを中心にギャング同士の抗争を描く傑作ハードボイルド・アクション。特異な色彩感覚と斬新な映像で、鈴木清順の美学が開花。ヒロイン・渡辺美佐子の正体が明らかになるクライマックスも秀逸。 ▲