『夜の素顔』写真

(c)角川映画

4月21日(水) 〜27日(火)

夜の素顔

1958年(S33)/大映東京/カラー/121分

■監督:吉村公三郎/脚本:新藤兼人/撮影:中川芳久/美術:間野重雄/音楽:池野成
■出演:京マチ子、若尾文子、根上淳、船越英二、菅原謙二、小野道子、岸正子、柳永二郎

女の敵は、女。
権謀術数を弄して舞踊界の花形になった一人の女と、それを追いこそうとする若い弟子。華やかな日本舞踊界を背景に、女たちのドロドロの闘いが繰りひろげられる。大映の二大女優、京マチ子と若尾文子の競演がみもの。

『血とダイヤモンド』写真

(c)東宝

4月21日(水) 〜27日(火)

血とダイヤモンド

1964年(S39)/宝塚映画/白黒/96分

■監督:福田純/脚本:小川英、間藤守之/撮影:宇野晋作/美術:竹中和雄/音楽:沢田駿吾
■出演:宝田明、夏木陽介、佐藤允、水野久美、中川ゆき、志村喬

謎の美女に気をつけろ。
三億六千万円相当のダイヤの原石をめぐって、強奪グループにギャング団、悪徳私立探偵も入り乱れて繰りひろげられるスタイリッシュなアクション映画。クールビューティ・水野久美は敵か、味方か?

『毒婦高橋お伝』写真

(c)国際放映

4月25日(日) 〜5月1日(土)

毒婦高橋お伝

1958年(S33)/新東宝/白黒/74分 ※16mm

■監督:中川信夫/脚本:仲津勝義、中沢信/撮影:河崎喜久三/美術:黒沢治安/音楽:渡辺宙明
■出演:若杉嘉津子、明智十三郎、松本朝夫、舟橋元、山田美奈子、中村彰、丹波哲郎

こんな女に誰がした。
美貌と色香で男を惑わし、悪事を重ねていった女・お伝――。明治初期に実在した伝説的な女犯罪者の数奇な生涯を描いた中川信夫の意欲作。凄艶・若杉嘉津子が一世一代の熱演をみせる。

『氷点』写真

(c)角川映画

4月25日(日) 〜5月1日(土)

氷点

1966年(S41)/大映東京/白黒/97分

■監督:山本薩夫/脚本:水木洋子/原作:三浦綾子/撮影:中川芳久/美術:間野重雄/音楽:池野成
■出演:若尾文子、安田道代、船越英二、山本圭、津川雅彦、森光子、成田三樹夫

むきだしの憎悪で養女をいたぶる奥さま。
愛娘を殺害され、その犯人の娘を養女として迎えた病院長一家の物語。原作は三浦綾子の同名ベストセラー小説。家庭内で繰りひろげられる、複雑で異常な愛憎の絡みあいをみごとに描いている。

『女体』写真

(c)角川映画

4月28日(水) 〜5月4日(火)

女体

1969年(S44)/大映東京/カラー/95分

■監督・脚本:増村保造/脚本:池田一朗/撮影:小林節雄/美術:渡辺竹三郎/音楽:林光
■出演:浅丘ルリ子、岡田英次、岸田今日子、伊藤孝雄、川津祐介、小沢栄太郎

欲望に忠実な破天荒ギャル。
浅丘ルリ子を高く評価していた増村保造が、彼女を想定して脚本から手掛けた作品。自由奔放、挑発的で魅惑に満ちた女・ミチの多彩な愛の遍歴と破滅を描く。女の魔性を全身で表現するルリ子が圧巻。

4月28日(水) 〜5月4日(火)

雌が雄を喰い殺す かまきり

1967年(S42)/松竹/白黒/92分

■監督・脚本:井上梅次/脚本:池田一朗/撮影:笠川正夫/美術:森田郷平/音楽:広瀬健次郎
■出演:岡田茉莉子、吉村実子、香山美子、加東大介、中原早苗、路加奈子、露口茂

男性戦慄、女たちの遺産争奪バトル。
莫大な資産をもつ成金社長をめぐって、その夫人、妾の娘、女秘書らが熾烈な争いを展開。職人・井上梅次の手腕が光る娯楽サスペンスで、女優陣も期待を裏切らない演技を披露。社長役・加東大介の絶倫ぶりも楽しい。

『孤独の賭け』写真

(c)東映

5月2日(日) 〜8日(土)

孤独の賭け

1965年(S40)/東映東京/白黒/97分

■監督:村山新治/脚本:長谷川公之/原作:五味川純平/撮影:坪井誠/美術:進藤誠吾
■出演:佐久間良子、天知茂、小林千登勢、菅原謙二、木暮実千代、大原麗子、梅宮辰夫

担保は、ワタシ。
野心あふれる青年実業家と、その男に身体をあたえてでものしあがろうとする女の運命――。五味川純平の長篇小説を映画化したもので、強烈な上昇志向のヒロインに佐久間良子が扮して好演。

『黒い十人の女』写真

(c)角川映画

5月2日(日) 〜8日(土)

黒い十人の女

1961年(S36)/大映東京/白黒/103分

■監督:市川崑/脚本:和田夏十/撮影:小林節雄/美術:下河原友雄/音楽:芥川也寸志
■出演:山本富士子、岸恵子、船越英二、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子、倉田マユミ

悪夢のような展開?殿方はご用心。
妻がありながら、九人の愛人を持つTVプロデューサー。やがて女たちは結束し、彼を殺害しようと企てる――。スタイリッシュな映像、豪華女優陣の競演などみどころ満載、モダニスト・市川崑の異色作。

『しとやかな獣』写真

(c)角川映画

5月5日(水) 〜8日(土)

しとやかな獣

1962年(S37)/大映東京/カラー/96分

■監督:川島雄三/原作・脚本:新藤兼人/撮影:宗川信夫/音楽:池野成
■出演:若尾文子、伊藤雄之助、山岡久乃、浜田ゆう子、山茶花究、高松英郎、小沢昭一、船越英二

フェロモン全開の絶品悪女。
金のためにモラルなど捨て去った人々の騙しあいが、狭い公団住宅の一室を中心に繰りひろげられる実に痛快なブラック・コメディ。若尾文子が男を騙して金を巻きあげる悪女役にローレン・バコール風の髪型で挑戦。