上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
7月18日(水) 〜24日(火)
1960年(S35)/共同映画社、松本プロダクション、歯車グループ/白黒/50分 ※16mm
■監督:小坂哲人/脚本:依田義賢/撮影:黒田清己/音楽:長沢勝俊 ■出演:多々良純、毛利菊枝、入江愼也、沼田正晴、上藤清美、家崎晴夫、谷昌和、荒木泰周、森本平三、江村久美子
全国的にも注目された京都市北白川小学校の郷土学習記録『北白川こども風土記』をもとにした中篇児童劇映画。郷土を知ろうとする学級の子どもたちが自分の目でみ、耳できき、足であるいて調べるグループ活動を描く。 ▲
上映スケジュール
1954年(S29)/近代映画協会/白黒/111分
©近代映画協会
■監督・脚本:新藤兼人/脚本:棚田吾郎/撮影:伊藤武夫/美術:丸茂孝/音楽:伊福部昭 ■出演:乙羽信子、宇野重吉、山村聰、木匠マユリ、中北千枝子、菅井一郎、藤原釜足、殿山泰司、神田隆、下元勉、信欣三
京浜工業地帯の一隅、河童沼のほとりのルンペン部落に白痴の女が紛れこみ、限りない善意を残したまま死んでいく──。乙羽信子が演じるヒロイン・ツルは、フェデリコ・フェリーニ『道』のジェルソミーナを彷彿とさせる。 ▲
7月22日(日) 〜24日(火)
1954年(S29)/近代映画協会、全国銀行従業員組合連合会/白黒/118分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
©国際放映
■監督:吉村公三郎/脚本:新藤兼人、棚田吾郎/撮影:宮島義勇/美術:丸茂孝/音楽:伊福部昭 ■出演:乙羽信子、日高澄子、木村三津子、岸旗江、信欣三、原保美、中原早苗、金子信雄、殿山泰司、御橋公
全銀連と近代映画協会の提携作。都心の銀行に勤めるヒロイン・乙羽信子は謹厳実直な模範行員。そんな彼女を中心に同僚男女やその家族におこる様々な出来事、日常の勤務や労働組合、管理職との摩擦などが描かれる。 ▲
7月22日(日) 〜28日(土)
1953年(S28)/日本教職員組合映画製作委員会/白黒/104分 ※16mm
写真提供:独立プロ名画保存会
■監督:関川秀雄/原作:長田新/脚本:八木保太郎/撮影:中尾駿一郎、浦島進/美術:平川透徹、江口準次/音楽:伊福部昭 ■出演:山田五十鈴、岡田英次、原保美、月丘夢路、加藤嘉、河原崎しづ江、岸旗江
ある高校の生徒たちが小学生の頃に経験した原爆の悲劇を語る──。長田新編『原爆の子』をもとに、広島に原爆が投下された直後の惨状、被爆者たちの苦しみを描いた衝撃作。八万人をこえる広島市民がエキストラとして参加した。 ▲
7月25日(水) 〜28日(土)、8月1日(水) 〜4日(土)
1962年(S37)/全国農村映画協会/白黒/124分 ※16mm
■監督:山本薩夫/原作・脚本:八木保太郎/撮影:黒田清己/美術:久保一雄/音楽:間宮芳生 ■出演:山本圭、家田佳子、滝田裕介、中谷一郎、西村晃、加藤嘉、殿山泰司、伊藤雄之助、仲代達矢、宇野重吉
高度経済成長政策の本格化により、各地の農村が生きのびる道を模索するなか 零細農家の牛飼いたちが、村はじまって以来の酪農共同化へ踏みきった──。農村問題にとりくんだ、全農映第一回作品。新人・山本圭が青年団のリーダーを好演。 ▲
7月25日(水) 〜31日(火)
1956年(S31)/現代ぷろだくしょん/白黒/124分
©北星
■監督:今井正/原作:正木ひろし/脚本:橋本忍/撮影:中尾駿一郎/美術:久保一雄/音楽:伊福部昭 ■出演:草薙幸二郎、松山照夫、矢野宣、牧田正嗣、左幸子、内藤武敏、夏川静江、飯田蝶子、北林谷栄、山村聰
原作は正木ひろし弁護士の『裁判官』。「八海事件」をベースに、身に覚えのない罪で逮捕された四人の若者たちの苦悩と、彼らの無実を信じる弁護士の奮闘を描く。係争中の裁判を正面から批判したものとして大きな反響を呼んだ。 ▲
1956年(S31)/共同映画社、新東映画社、新文化映画社/白黒/48分 ※16mm
■監督:木村荘十二/脚本:山形雄策、大内田圭弥/撮影:青島一夫/美術:曽我始之/音楽:大木正夫 ■出演:塚田親一、小柳秀樹、黒田幸子、吉行和子、五月藤江、山岸美代子、中村栄二、田口計、野々村潔
原爆に母を奪われた三人の少年少女が織りなす美しい友情の物語。監督は映画による平和運動に力を注いだ木村荘十二。長崎にある原爆学級の実話を取材し、現地で長期ロケを敢行。長崎市長、同原水協ほか諸団体の協力で製作された。 ▲
7月29日(日) 〜31日(火)
1955年(S30)/劇団民藝、富士映画/白黒/92分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品
©日活
■監督:若杉光夫/原作:上司小剣/脚本:松丸青史、吉田隆一、村山亜土/撮影:仲沢半次郎/美術:江坂実/音楽:草川啓 ■出演:浜田光曠、小沢栄、山田五十鈴、内藤武敏、高田敏江、宇野重吉、奈良岡朋子
川を挟んだ二つの集落で、子どもたちは水泳場を奪いあい石合戦がおきる──。劇団民藝と富士映画が製作した児童映画で、原作は上司小剣『石合戦』『天満宮』。若杉光夫監督にみいだされた浜田光夫が少年のひと夏の成長をみごとに体現。 ▲
7月29日(日) 〜8月4日(土)
1955年(S30)/独立映画/白黒/84分
■監督:吉村公三郎、今井正、山本薩夫/脚本:新藤兼人、山形雄策/撮影:宮島義勇中尾駿一郎、伊藤武夫/音楽:大木正夫 ■出演:乙羽信子、香川京子、内藤武敏、山田五十鈴、中原早苗、久我美子、山村聰
独立プロの経済的危機を打開しようと近代映画協会の呼びかけで製作されたオムニバス映画。「花賣り娘」を吉村公三郎、「とびこんだ花嫁」を今井正、「愛すればこそ」を山本薩夫が演出。支援のため全スタッフ・キャストが無給でとりくんだという。 ▲
8月1日(水) 〜7日(火)
1955年(S30)/中央映画/白黒/150分
■監督:今井正/脚本:水木洋子/撮影:中尾駿一郎/美術:川島泰造/音楽:團伊玖磨 ■出演:岸恵子、岡田英次、小林桂樹、三井弘次、加東大介、東野英治郎、草笛光子、中村是好、山田耕筰、室井摩耶子
地方オーケストラの草わけ、群馬交響楽団の草創期の苦闘を、ポピュラーな名曲や日本の民謡、童謡をふんだんに盛りこんで描いた感動作。山田耕筰が自ら劇中の楽団演奏の指揮をとるなど音楽人の特別出演が話題を呼んだ。 ▲
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