上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
9月11日(水) 〜17日(火)
1969年(S44)/ほるぷ映画/パートカラー/127分
写真提供:独立プロ名画保存会
■監督:今井正/原作:住井すゑ/脚本:八木保太郎/撮影:中尾駿一郎/美術:川島泰造/音楽:間宮芳生 ■出演:北林谷栄、伊藤雄之助、長山藍子、阿部寿美子、寺田路恵、小沢昭一、高宮克弥、大川淳
明治末期の奈良盆地を舞台に、故なき差別に苦しみながらも真摯に生きようとする人々の闘いを、誠太郎・孝二兄弟の姿を通して描きあげる。原作は住井すゑの同名小説。興行的にもヒットし、部落差別問題への関心を強く呼びおこした。 ▲
上映スケジュール
1957年(S32)/日本ドキュメントフィルム/白黒/55分 ※16mm
写真提供:日本ドキュメントフィルム
■撮影:武井大、植松永吉、城所敏夫、勅使河原宏、大野忠、亀井文夫/音楽:長沢勝俊/録音:奥山重之助、大橋鉄矢、大野松雄 ■解説:寺島信子
米軍の立川基地拡張計画をめぐり、東京都北多摩地区砂川町の人々が行った反対闘争の記録。「土地にクイは打たれても、心にクイは打たれない」を合言葉に、住民が応援の労組や学生たちと一体になって警官隊と対決、勝利を勝ちとるまで。 ▲
9月15日(日) 〜21日(土)
1963年(S38)/近代映画協会/白黒/101分
©近代映画協会
■監督・原作・脚本・美術:新藤兼人/撮影:黒田清己/音楽:林光 ■出演:乙羽信子、杉村春子、殿山泰司、頭師佳孝、高橋幸治、加藤武、佐藤慶、宮口精二、小川真由美、武智鉄二、夏川かほる、本山可久子
二度の不幸な結婚を経験した中年女性が、脳腫瘍の息子の治療費めあてに、三度目の結婚を決意する──。原爆の被害を受け荒廃した広島の街を舞台に、新藤兼人監督が「母性」と「性」のテーマにとりくんだ。乙羽信子熱演。 ▲
1967年(S42)/表現社/パートカラー/107分
©1967松竹株式会社
■監督:篠田正浩/原作:水上勉/脚本:鈴木尚之/撮影:小杉正雄/美術:戸田重昌/音楽:武満徹 ■出演:岩下志麻、山崎努、佐藤慶、小川真由美、日高澄子、宝生あやこ、信欣三、河原崎長一郎、花柳喜章
昭和十二年。能登の海を背景に、薄幸の運命に流されながらも必死に生きる土地の女と、軍隊を脱走、逃亡中の男との間に悲劇的な愛の炎が燃えさかる──。篠田正浩監督が松竹を離れてたちあげた独立プロ「表現社」の第一回作品。 ▲
9月18日(水) 〜24日(火)
1970年(S45)/ほるぷ映画/白黒/140分
■監督・脚本:今井正/原作:住井すゑ/脚本:佐治乾/撮影:中尾駿一郎/美術:川島泰造/音楽:間宮芳生 ■出演:伊藤雄之助、北林谷栄、長山藍子、阿部寿美子、寺田路恵、丸山持久、山本聰、原田大二郎
青年となった誠太郎・孝二兄弟は、結婚、就職など社会生活のあらゆる局面で不当な差別を身に受ける──。第一次世界大戦前後という大きな歴史のうねりのなか、水平社が結成されるまでの過程を、兄弟の成長にあわせて描く第二部。 ▲
9月22日(日) 〜28日(土)
1966年(S41)/東京映画、羽仁プロダクション/カラー/103分
©東宝
■監督・脚本:羽仁進/撮影:長野重一/音楽:林光/録音:久保田幸雄 ■出演:左幸子、高橋幸治、アンセルモ福田、比嘉たけし、ドン・マテオ、サンタマリア、ワイパリマッチ、金城光太郎
写真だけの見合い結婚で嫁いできた日本人女性が、現地の人々の生活のなかに根をおろし、だんだんとアンデスの未来にとけこんでいく──。南米ペルーで長期ロケを敢行した、羽仁進監督によるドキュメンタリー・タッチの野心作。 ▲
1969年(S44)/東プロダクション/白黒/90分
©東プロダクション
■監督・脚本・編集:東陽一/撮影:池田伝一/音楽:松村禎三/録音:久保田幸雄、本間喜美雄 ■ナレーション:岡村春彦、村松克巳
爆音をあげ頭上を去来する軍用機、米軍基地にはりめぐらされた有刺鉄線。コザの少女や娼婦、デモ、伊江島の闘争。変遷前の日常に横たわる数多くの風景、貌、そして人々の声──さまざまな断片から戦後二十三年の沖縄の現実が浮き彫りになる。 ▲
9月25日(水) 〜28日(土)
1966年(S41)/日本映画新社/白黒/100分
©日本映画新社
■監督・脚本:黒木和雄/脚本:松川八洲雄、岩佐寿弥/撮影:鈴木達夫/美術:山下宏/音楽:松村禎三 ■出演:加賀まりこ、平中実、小沢昭一、戸浦六宏、長門裕之、蜷川幸雄、小松方正、渡辺文雄
北海道に生息するはずのないナガサキアゲハを捕まえた少年。しかし識者たちはその事実を否定する──。蝶の幼虫が多くの偶然に繰られて日本列島を縦断、少年のもとに辿りつくまでをみずみずしい映像で綴った意欲作。加賀まりこが六役。 ▲
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