『陽のあたる椅子』写真

(c)東宝

1月9日(水) 〜15日(火)

陽のあたる椅子

1965年(S40)/東宝/白黒/88分

■監督・脚本:川崎徹広/原作:佐野洋/脚本:秋山正/撮影:鈴木斌/美術:河東安英/音楽:池野成
■出演:加東大介、白川由美、有島一郎、中丸忠雄、田島義文、伊吹徹、北あけみ、清水元、沢村いき雄、佐々木孝丸

社交下手や上役との疎遠が原因で、会社内ではどうもパッとしない堅物の主人公。そんな彼に重要なポスト、経理課長の椅子がまわってきた。しかし、思いも寄らぬ波紋が──。佐野洋原作、加東大介主演のビターなサラリーマンもの。

『間謀(スパイ)中野学校 国籍のない男たち』写真

(c)日活

1月9日(水) 〜15日(火)

間謀(スパイ)中野学校 国籍のない男たち

1964年(S39)/日活/白黒/90分

■監督:野口晴康/原作:戸川幸夫/構成:松浦健郎/脚本:中西隆三、銀座三十五/撮影:岩佐一泉/美術:松井敏行/音楽:河辺公一
■出演:二谷英明、岩崎加根子、山本陽子、西尾三枝子、藤竜也、深江章喜、近藤宏

太平洋戦争のさなか、陸軍少尉の主人公は極秘命令を受けて中野学校の門をくぐった…。スパイのきびしい訓練と、中支戦線における実践、それに絡まる悲恋など見ごたえたっぷり、二谷英明主演の異色アクション篇。

『献身』写真

(c)角川映画

1月13日(日) 〜19日(土)

献身

1961年(S36)/大映東京/カラー/95分

■監督:田中重雄/原作:丹羽文雄/脚本:新藤兼人/撮影:高橋通夫/美術:後藤岱二郎/音楽:木下忠司
■出演:叶順子、川崎敬三、宇津井健、中田康子、岸正子、宮川和子、紺野ユカ、細川ちか子、菅井一郎、見明凡太朗

不誠実を絵に描いたような御曹司・川崎敬三、献身的に尽くす愛人・叶順子。そんな彼女に急激に惹かれていく青年検事・宇津井健──。三人三様の愛と憎しみ、交錯する心理の綾をきめこまやかに映しだした文芸ラブロマンス。

1月13日(日) 〜19日(土)

背後の人

1965年(S40)/松竹大船/白黒/93分

■監督・脚本:八木美津雄/原作:有馬頼義/脚本:津久田一正/撮影:平瀬静雄/美術:平高主計/音楽:山本直純
■出演:池部良、桑野みゆき、岡田英次、路加奈子、小沢栄太郎、穂積隆信、清村耕次、八木昌子

敗戦から二十年。砲弾の破片摘出のため大手術を受けた主人公・池部良は、入院先の看護婦・桑野みゆきに惹かれ、求婚する。しかし彼女には重大な秘密が──。次第に明らかになる過去の事件。二人の恋愛は緊迫感を漂わせながら進行していく。

『赤坂の姉妹より 夜の肌』写真

(c)東宝

1月16日(水) 〜22日(火)

赤坂の姉妹より 夜の肌

1960年(S35)/東京映画/カラー/103分

■監督・脚本:川島雄三/原作:由起しげ子/脚本:八住利雄、柳沢類寿/撮影:安本淳/美術:小島基司/音楽:真鍋理一郎
■出演:淡島千景、新珠三千代、川口知子、三橋達也、フランキー堺、伊藤雄之助、田崎潤

舞台は赤坂の歓楽街。高級バーのマダム・淡島千景、その妹の新珠三千代、川口知子という三姉妹の、それぞれ対照的な生き方を綴る。由起しげ子の原作小説は、企画・椎野英之の依頼により映画化を前提として執筆されたもの。

『危(やば)いことなら銭になる』写真

(c)日活

1月16日(水) 〜22日(火)

(やば)いことなら銭になる

1962年(S37)/日活/カラー/82分

■監督:中平康/原作:都筑道夫/脚本:池田一朗、山崎忠昭/撮影:姫田真佐久/美術:大鶴泰弘/音楽:伊部晴美
■出演:宍戸錠、浅丘ルリ子、長門裕之、草薙幸二郎、左卜全、郷鍈治、平田大三郎、藤村有弘

贋札作りの名人をめぐって、ひと儲けを企むギャング団と三人の悪党どもが何でもアリの争奪戦を繰り広げる──。全篇にわたって中平康のナンセンス趣味がスパーク!都筑道夫の長篇小説『紙の罠』を映画化した傑作アクション・コメディ。

『息子の結婚』写真

(c)角川映画

1月20日(日) 〜26日(土)

息子の結婚

1958年(S33)/大映東京/カラー/94分

■監督:島耕二/原作:林房雄/脚本:長谷川公之/撮影:小原譲治/美術:高橋康一/音楽:大森盛太郎
■出演:川口浩、若尾文子、川崎敬三、叶順子、柳永二郎、轟夕起子、品川隆二、北林谷栄、十朱久雄、花布辰男

反抗的な若者・川口浩は、両親との不和から自活を決意。しかし、グレン隊との乱闘事件をきっかけに親子の絆を取り戻す──。年頃の子女を持つ全国の家庭で話題を呼んだ林房雄の読売新聞連載、明朗小説の映画化。

1月20日(日) 〜26日(土)

禁猟区

1961年(S36)/松竹京都/カラー/93分

■監督:内川清一郎/原作:丹羽文雄/脚本:椎名利夫/撮影:太田喜晴/美術:大角純一/音楽:佐藤勝
■出演:高千穂ひづる、田村高廣、桑野みゆき、倍賞千恵子、佐々木功、渡辺文雄、木暮実千代、三橋達也、岡田茉莉子

愛玩用に飼育されてきたヒロイン・高千穂ひづるが、幸せを求めて踏み入った結婚生活。しかし常に刺激を求め、情事と浪費から抜けきれぬ彼女は──。原作は日本経済新聞連載の同名小説。丹羽文雄の情痴の世界を豪華スタアの競演で映画化。

『燃える上海』写真

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1月23日(水) 〜29日(火)

燃える上海

1954年(S29)/現代ぷろだくしょん/白黒/85分 ※16mm

■監督:今泉善珠/原作:村松梢風/脚本:吉村公三郎/撮影:牛山邦一/美術:小島基司/音楽:原六郎
■出演:川路龍子、山村聰、森雅之、原保美、岸旗江、神田隆、若原春江、中原早苗、殿山泰司、柳永二郎

「東洋のマタ・ハリ」といわれた女スパイ・川島芳子の波瀾に満ちた数奇な運命──。村松梢風の同名原作を吉村公三郎が脚色、今泉善珠が監督を担当。元松竹少女歌劇の男役スタア・川路龍子が、「男装の麗人」ぶりを遺憾なく発揮している。