『六本木の夜 愛して愛して』写真

(c)東宝

1月23日(水) 〜29日(火)

六本木の夜 愛して愛して

1963年（S38）／東宝／白黒／83分

■監督：岩内克己／原作：笹沢左保／脚本：田波靖男／撮影：完倉泰一／美術：阿久根巌／音楽：團伊玖磨
■出演：中川ゆき、峰健二、高島忠夫、淡路恵子、藤原釜足、清水将夫、田村奈巳、土屋嘉男、松村達雄、中真千子

深夜の六本木。二十一歳の青年・峰健二は、十六歳の孤独な少女・中川ゆきと知り合った。ネオンの中に浮きあがる若い男女の虚無と行動──。原作は笹沢左保の『六本木心中』、街を有名にするひとつのきっかけとなった短篇小説である。 ▲

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『湖(うみ)の琴』写真

(c)東映

1月27日(日) 〜2月2日(土)

湖(うみ)の琴

1966年（S41）／東映京都／カラー／129分

■監督：田坂具隆／原作：水上勉／脚本：鈴木尚之／撮影：飯村雅彦／美術：鈴木孝俊／音楽：佐藤勝
■出演：佐久間良子、中村賀津雄、中村鴈治郎、山岡久乃、木暮実千代、千秋実、悠木千帆、田中邦衛、宮園純子、浜村純

近江の余呉湖のほとり。糸とり女としてこの地にやってきた佐久間良子は、同郷の男衆・中村賀津雄と恋に落ちる。そんな二人に悲しい運命が待ちかまえていた──。水上勉の悲恋物語を情感豊かに描いた、田坂具隆晩年の名作。 ▲

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1月27日(日) 〜2月2日(土)

広い天

1959年（S34）／松竹大船／白黒／79分

■監督：野崎正郎／原作：獅子文六／脚本：柳井隆雄／撮影：森田俊保／美術：平高主計／音楽：池田正義
■出演：真藤孝行、伊藤雄之助、井川邦子、山内明、九条映子、松本克平、磯野秋雄、福岡正剛、山崎猛

母と別れてひとり疎開先に向かう少年と、列車内で知り合った奇妙な中年男との交流を描いた心温まる物語。獅子文六の評判小説の映画化で、やさしい“馬おじさん”には原作のイメージにぴったり、伊藤雄之助。 ▲

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『薔薇の木にバラの花咲く』写真

(c)角川映画

1月30日(水) 〜2月5日(火)

薔薇の木にバラの花咲く

1959年（S34）／大映東京／白黒／84分

■監督：枝川弘／原作：芝木好子／脚本：舟橋和郎／撮影：秋野友宏／美術：下河原友雄／音楽：北村和夫
■出演：若尾文子、田宮二郎、川崎敬三、角梨枝子、浜田ゆう子、丸山修、村田知栄子、久保田紀子、入江洋佑

アルバイト学生のヒロインは、家庭教師先で出会った青年建築技師に求愛され、結婚を考えるように。だが、赤線で働いていた姉の存在が彼女に重くのしかかってくる──。新婦人連載の芝木好子の同名小説を若尾文子主演で映画化。 ▲

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1月30日(水) 〜2月5日(火)

浮気のすすめ 女の裏窓

1960年（S35）／松竹大船／カラー／88分

■監督：番匠義彰／原作：吉行淳之介／脚本：椎名利夫／撮影：太田喜晴／美術：川村芳久／音楽：牧野由多可
■出演：伴淳三郎、山下洵一郎、瑳峨三智子、岩下志麻、高峰三枝子、杉田弘子、国景子、大泉滉、トニー谷

ひょんなことから守衛をクビになった男やもめの伴淳は、なにやら怪しげな結婚相談所で働くことに──。週刊サンケイ連載、吉行淳之介の風俗随筆『浮気のすすめ』をもとに、人々の「性の不満」をユーモラスに描いたもの。 ▲

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『おかしな奴』写真

(c)東宝

2月3日(日) 〜9日(土)

おかしな奴

1956年（S31）／東宝／白黒／92分

■監督：千葉泰樹／原作：大佛次郎／脚本：笠原良三／撮影：完倉泰一／美術：河東安英／音楽：渡辺浦人
■出演：小林桂樹、安西郷子、笠智衆、久慈あさみ、中田康子、三木のり平、三津田健、多々良純、田中春男

転がりこんだ巨万の遺産を持てあまし、大都会に金をバラマキにきた男。遺言は、一文残らず使い果たせ──。金目当ての有象無象と、純真無垢な青年・小林桂樹が織りなすコメディ篇。原作は週刊新潮連載の大佛次郎の同名小説。 ▲

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『競輪上人行状記』写真

(c)日活

2月3日(日) 〜9日(土)

競輪上人行状記

1963年（S38）／日活／白黒／99分

■監督：西村昭五郎／原作：寺内大吉／脚本：大西信行、今村昌平／撮影：永塚一栄／美術：大鶴泰弘／音楽：黛敏郎
■出演：小沢昭一、南田洋子、加藤嘉、高橋昌也、松本典子、高原駿雄、加藤武、伊藤アイコ、渡辺美佐子

競輪に狂って寺を失い、なお競輪を捨てきれず、予想屋となって辻説法する破戒僧のふてぶてしい生き様をユーモラスに描いた快作。犬殺し、近親相姦など大胆な脚本と、俳優陣の素晴らしい演技！寺内大吉『競輪上人随聞記』を映画化。 ▲

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『新選組血風録 近藤勇』写真

(c)東映

2月6日(水) 〜12日(火)

新選組血風録 近藤勇

1963年（S38）／東映京都／白黒／94分

■監督：小沢茂弘／原作：司馬遼太郎／脚本：笠原和夫、加藤泰／撮影：伊藤武夫／美術：大門恒夫／音楽：斎藤一郎
■出演：市川右太衛門、加藤武、佐藤慶、品川隆二、長谷川裕見子、安部徹、山城新伍、木村功

司馬遼太郎作品の中でも人気の高い『新選組血風録』を映画化。池田屋襲撃にはじまり、油小路事件、天満屋騒動までを、凄絶な殺陣を織りこんでダイナミックに描く。原作とは異なり、右太衛門扮する局長・近藤勇が主人公に。 ▲

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