風のように 映画俳優・池部良

2015年5月17日(日)〜7月11日(土)

昭和の名優・池部良の出演作33作品を一挙上映。

暁の脱走 33号車應答なし 妖星ゴラス 裸の町 アンコールワット物語 美しき哀愁 坊っちゃん 戦争と平和 早春 恋化粧 恋人 天上大風 暗夜行路 好人物の夫婦 お姐ちゃん罷り通る 現代人 乾いた花 わたしの凡てを トイレット部長 重役の椅子 潜水艦イ-57降伏せず お笑い捕物帖 八ッあん初手柄 女の四季 青島要塞爆撃命令 渡世人列伝 如何なる星の下に 脱獄囚 兄さんの愛情 背後の人 白夫人の妖恋 朝の波紋 こだまは呼んでいる 不滅の熱球 昭和残侠伝 唐獅子牡丹

-Like the Wind- Movie Actor Ryo Ikebe

デビューから三十年以上もの間、様々なジャンルの映画を横断し、 色褪せることのない鮮やかな存在感を放った稀有な俳優・池部良。
スマートな知性と色気を軽やかに纏った身のこなし、 その落ち着いた佇まいは、今なお人々を魅了してやまない——。
時代・役柄を越え、爽やかに、時には突風のように、 スクリーンを駆けて行った池部良の俳優人生を辿ります。

【トークイベントのお知らせ】

●6月13日(土)2:30『乾いた花』上映後
ゲスト:藤木孝さん
聞き手:志村三代子さん(都留文科大学・准教授)

※それに伴いまして、当日の上映開始時間を次の通り変更させていただきます。 何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
6月13日(土)
12:30『現代人』 → 12:20スタート
2:50『乾いた花』 → 2:30スタート
4:50『わたしの凡てを』 → 5:00スタート
6:50『トイレット部長』 → 7:00スタート

●6月20日(土)12:20『乾いた花』上映後
ゲスト:篠田正浩監督
聞き手:志村三代子さん(都留文科大学 准教授)

※それに伴いまして、当日の上映開始時間を次の通り変更させていただきます。 何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
6月20日(土)
12:30『乾いた花』 → 12:20スタート
2:30『重役の椅子』 → 2:55スタート
4:40『潜水艦イ−57降伏せず』 → 4:55スタート
6:50『お笑い捕物帖 八ッあん初手柄』 → 7:00スタート

協力:東宝株式会社、松竹株式会社、東映株式会社、国際放映株式会社、東京国立近代美術館フィルムセンター

池部良(いけべ・りょう)

1918年2月11日、東京大森生まれ。父は洋画家・漫画家の池部鈞。立教大学卒業後、東宝映画に入社。演出志望だったが、島津保次郎監督『闘魚』で俳優として見いだされ、デビュー。1942年に応召。中国大陸から南方への移動中に輸送船が撃沈され、九死に一生を得てハルマヘラ島に上陸。衛生中隊の中隊長として1946年6月まで抑留され復員。映画界に復帰後は、都会的な甘い風貌で、たちまち人気スターとなる。文芸映画、コメディ、青春映画等に幅広く出演し、1964年、篠田正浩監督『乾いた花』をきっかけに、任侠映画でも活躍。後年は文才を開花させ、ユーモラスで洒脱なエッセイを数多く著作した。『そよ風ときにはつむじ風』で日本文芸大賞を受賞。