『トイレット部長』写真

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6月10日(水) 〜16日(火)

トイレット部長

1961年(S36)/東宝/白黒/86分

■監督:筧正典/原作:藤島茂/脚本:松木ひろし/撮影:玉井正夫/美術:村木与四郎/音楽:神津善行
■出演:淡路恵子、浜美枝、沢村貞子、久保明、藤木悠、桂小金治、森光子、松村達雄

藤島茂の同名小説を池部良の持ち込み企画で映画化。国鉄各駅にあるトイレの維持改善が担当の熱血課長を、池部良がカッコよく、ユーモラスに演じる。オープニングでの「トイレの歴史」は池部自身が演出を担当。明るい笑いを誘うサラリーマンもの。

『重役の椅子』写真

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6月14日(日) 〜20日(土)

重役の椅子

1958年(S33)/東宝/白黒/104分

■監督:筧正典/原作:源氏鶏太/脚本:猪俣勝人/撮影:鈴木斌/美術:阿久根巖/音楽:宅孝二
■出演:団令子、水野久美、淡路恵子、河津清三郎、佐原健二、柳永二郎、杉葉子、藤間紫

商社の総務部長が急死。部長の愛人と偶然知り合った次長の船田(池部)は、ふとした出来心で若い娘と浮気をしてしまい…。出世の駆け引き、色恋沙汰を巧みな演出で描いたサラリーマン映画の佳篇。愛人を演じた女優らも個性ある魅力を放つ。

『潜水艦イ-57降伏せず』写真

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6月17日(水) 〜23日(火)

潜水艦イ-57降伏せず

1959年(S34)/東宝/白黒/104分

■監督:松林宗恵/特技監督:円谷英二/原作:川村六良/脚本:須崎勝弥、木村武/撮影:完倉泰一/美術:清水喜代志/音楽:團伊玖磨
■出演:三橋達也、平田昭彦、久保明、土屋嘉男

昭和二十年初夏、和平条約を結ぶため秘密裡に出航した潜水艦。訪れる幾多の困難を乗り越え、敗戦を迎えたその時、乗組員たちは──。軍人の使命と責任、ヒューマニズムの間で揺れる男たちの姿を描く。艦長・池部良のリアリティある演技が圧巻。

『お笑い捕物帖 八ッあん初手柄』写真

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6月17日(水) 〜23日(火)

お笑い捕物帖 八ッあん初手柄

1955年(S30)/東宝/白黒/83分

■監督:青柳信雄/脚本:須崎勝弥、椿澄夫/撮影:山崎一雄/美術:北猛夫、小川一男/音楽:三木鶏郎
■出演:榎本健一、柳家金語楼、古川緑波、三木のり平、越路吹雪、藤間紫、沢村いき雄

長屋に暮らす大工・八五郎(榎本)は大の捕物狂。変装しては巡回する日々を送る。そんなある日、黒頭巾の盗賊を目撃し…。錚々たる喜劇人たちが、笑いをふりまきながら犯人を追いつめていく。特別出演で登場、池部良の凛々しい奉行姿にびっくり!

『女の四季』写真

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6月21日(日) 〜23日(火)

女の四季

1950年(S25)/東宝/白黒/100分
○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

■監督:豊田四郎/原作:丹羽文雄/脚本:八住利雄/撮影:木塚誠一/美術:久保一雄/音楽:飯田信夫
■出演:若山セツ子、杉村春子、長岡輝子、薄田研二、荒木道子、東山千栄子

大陸から引き揚げた萬亀(若山)は画材を手に上京。厳しい住宅事情のなか、図々しいおその婆さん(杉村)と暮らすことになり…。世知辛い世を渡り歩く戦後派娘の行状記を描く。池部良は萬亀と知り合う画家の卵。杉村春子の圧倒的な猛演にも注目!

『青島要塞爆撃命令』写真

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6月21日(日) 〜27日(土)

青島要塞爆撃命令

1963年(S38)/東宝/カラー/99分

■監督:古澤憲吾/特技監督:円谷英二/脚本:須崎勝弥/撮影:小泉福造/美術:北猛夫/音楽:松井八郎
■出演:佐藤允、夏木陽介、加山雄三、伊吹徹、浜美枝、田崎潤、藤田進、平田昭彦

第一次大戦中、連合軍と同盟関係にあった日本は、青島にあるドイツの要塞を攻撃するため、航空隊を派遣。大杉少佐(池部)たちは、不十分な兵器のなか、戦闘に挑むことになり…。古澤憲吾による滑稽味を交えた演出が冴えるスペクタクル航空アクション。

『渡世人列伝』写真

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6月24日(水) 〜27日(土)、
7月1日(水) 〜4日(土)

渡世人列伝

1969年(S44)/東映京都/カラー/98分

■監督:小沢茂弘/原案:斯波道男/脚本:鳥居元宏、志村正浩/撮影:吉田貞次/美術:鈴木孝俊/音楽:津島利章
■出演:鶴田浩二、高倉健、藤純子、木暮実千代、大木実、若山富三郎

大正末期の浅草で、何者かに殺された三社一家の親分。代貸・稲垣長吉(鶴田)は殺した男を探して旅にでる──。オープニングのクレジットバックで繰り広げられる刺青を入れた池部良の迫力ある立ち回り!冒頭から興奮の東映オールスター任侠映画。

『如何なる星の下に』写真

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6月24日(水) 〜30日(火)

如何なる星の下に

1962年(S37)/東京映画/カラー/117分

■監督:豊田四郎/原作:高見順/脚本:八住利雄/撮影:岡崎宏三/美術:伊藤熹朔/音楽:平岡精二
■出演:山本富士子、加東大介、三益愛子、池内淳子、大空真弓、淡路恵子、森繁久彌

高見順の名作を映画化。佃島界隈にあるおでん屋の長女・美佐子(山本)を中心に、下町に暮らす男女のやるせない人生模様を描いた文芸巨篇。池部良は優柔不断な編集者を演じ、忘れがたい印象を残す。今は無き東京の風景もみもの。