■監督:久松静児/脚本:八住利雄/撮影:高橋通夫、玉井正夫/照明:今泉千仭/美術監督:伊藤熹朔/美術:小島基司/音楽:團伊玖磨
■出演:田中絹代、森繁久彌、高峰秀子、久慈あさみ、淡路恵子、桂木洋子、岡田茉莉子、水戸光子、太刀川洋一
永井荷風作品の最初の映画化で、『にぎりめし』『春情鳩の街』『渡り鳥いつかへる』を久保田万太郎が再構成。私娼街・鳩の街を舞台に、娼家「藤村」を営む主人夫妻と春をひさぐ女たち、そして夜に生きる人々の姿を描いていく。
永井荷風
1月13日(日) 〜19日(土)
1955年(S30)/東京映画/白黒/128分
(c)東宝
■監督:久松静児/脚本:八住利雄/撮影:高橋通夫、玉井正夫/照明:今泉千仭/美術監督:伊藤熹朔/美術:小島基司/音楽:團伊玖磨
■出演:田中絹代、森繁久彌、高峰秀子、久慈あさみ、淡路恵子、桂木洋子、岡田茉莉子、水戸光子、太刀川洋一
永井荷風作品の最初の映画化で、『にぎりめし』『春情鳩の街』『渡り鳥いつかへる』を久保田万太郎が再構成。私娼街・鳩の街を舞台に、娼家「藤村」を営む主人夫妻と春をひさぐ女たち、そして夜に生きる人々の姿を描いていく。
谷崎潤一郎
1月13日(日) 〜19日(土)
1962年(S37)/大映東京/カラー/99分 ※16mm
(c)角川映画
■監督・脚本:木村恵吾/撮影:宗川信夫/照明:柴田恒吉/美術:柴田篤二/音楽:小川寛興
■出演:山村聰、若尾文子、東山千栄子、川崎敬三、村田知栄子、丹阿弥谷津子、石井竜一
七七歳の督助は、今では完全に不能であるが「不能二ナツテモ或ル種ノ性生活ハアルノダ」と思っている──。老主人公が消え去ろうとする性本能を、息子の嫁に傾ける姿を描いた問題作。山村聰の怪演と、妖しい魅力で義父を翻弄する若尾文子の小悪魔ぶりがみもの。
谷崎潤一郎
1月16日(水) 〜22日(火)
1969年(S44)/大映京都/カラー/76分
(c)角川映画
■監督:三隅研次/脚本:新藤兼人/撮影:宮川一夫/照明:中岡源権/美術:内藤昭/音楽:伊福部昭
■出演:勝新太郎、高峰秀子、新珠三千代、佐藤慶、五味龍太郎、木村元、伊達岳志、伴勇太郎、松田剛武、黒木現
原作は戯曲『無明と愛染』。谷崎潤一郎の濃厚な世界を新藤兼人が脚色、時代劇の名匠・三隅研次が監督にあたる。南北朝時代、戦火をまぬがれた山寺を舞台に、四人の男女の愛欲模様が描かれる。高峰秀子、新珠三千代の両女優が持ち味を存分に発揮。
谷崎潤一郎
1月16日(水) 〜22日(火)
1983年(S58)/武智プロダクション、小川プロダクション/カラー/113分
(c)川口秀子/彩プロ
■監督・脚本:武智鉄二/撮影:高田昭/照明:田口政広/美術:長倉稠、小澤秀高/音楽:宮下伸
■出演:親王塚貴子、真柴さとし、川口小枝、伊藤高、殿山泰司、夕崎碧、梓こずえ、明日香浄子、宮原昭子、松原レイ
谷崎潤一郎『人面疽』に原作を求めた絢爛たる風俗絵巻。時は明治中頃、舞台は長崎の遊郭。ここで華魁として君臨していながら、しがない絵草紙売りの喜助と恋に落ちた菖蒲太夫。しかし、刺青師に殺された喜助の怨念が“人面疽”となって彼女にまといつく…。
谷崎潤一郎
1月20日(日) 〜26日(土)
1967年(S42)/近代映画協会/白黒/100分
■監督:吉村公三郎/脚本:新藤兼人/撮影:佐藤昌道/照明:神谷徹/美術:小林正義/音楽:池野成
■出演:桑野みゆき、田村高廣、細川俊之、高橋悦史、神田隆、水戸光子
由緒ある家柄の令嬢・澄子は、大学教授の婚約者がありながら、だらしのないピアノ教師のもとへ走り、次第に身を落としていく──。原作は戯曲『愛すればこそ』。ヒロインに扮した桑野みゆきが、大胆な愛欲描写をものともせず体当たりの熱演をみせる。
永井荷風
1月20日(日) 〜26日(土)
1992年(H4)/近代映画協会/カラー/116分
(c)近代映画協会
■監督・脚本:新藤兼人/撮影:三宅義行/照明:山下博/美術:重田重盛/音楽:林光
■出演:津川雅彦、墨田ユキ、宮崎淑子、瀬尾智美、八神康子、杉村春子、乙羽信子、佐藤慶、井川比佐志、河原崎長一郎
大学教授でありながら遊蕩三昧の生活を送る荷風は、玉の井の娼家でお雪という女と出逢う。異端の文豪・永井荷風と可憐な娼婦お雪との狂おしいまでの恋愛模様──。永井荷風の同名小説を、主人公を荷風自身に置きかえるという大胆な脚色で映画化。
谷崎潤一郎
1月23日(水) 〜26日(土)
1964年(S39)/大映東京/カラー/91分
(c)角川映画
■監督:増村保造/脚本:新藤兼人/撮影:小林節雄/照明:泉正蔵/美術:下河原友雄/音楽:山内正
■出演:若尾文子、岸田今日子、川津祐介、船越英二、山茶花究、村田扶実子、南雲鏡子、響令子、三津田健、早川雄三
弁護士夫人・園子は、偶然出逢った若く美しい女・光子との同性愛にのめりこみ、やがて彼女の情夫や自分の夫も巻き込んだ、愛と嫉妬と羨望の葛藤地獄に陥っていく──。谷崎潤一郎の原作を得て、当時タブー視されていた女同士の性愛を妖しく瑞々しく描いた傑作。