1月12日(水)〜18日(火)

影の車

1970年(S45)/松竹/カラー/98分

『影の車』写真

©1970 松竹株式会社

■監督:野村芳太郎/脚本:橋本忍/撮影:川又昻/美術:重田重盛/音楽:芥川也寸志
■出演:岩下志麻、加藤剛、小川真由美、滝田裕介、岩崎加根子、芦田伸介、岡本久人

真面目なサラリーマンが再会した幼なじみに溺れ、同時に彼女の連れ子の不信な目に怯え始める。六歳の子どもに殺意が存在するか──?短篇小説『潜在光景』をもとに、幻想の虜になった男の破滅を描くニューロティック・スリラー。

1月16日(日)〜22日(土)

黒い樹海

1960年(S35)/大映東京/白黒/87分

『黒い樹海』写真

©KADOKAWA 1960

■監督:原田治夫/脚本:長谷川公之、石松愛弘/撮影:小林節雄/美術:山口煕/音楽:大森盛太郎
■出演:叶順子、藤巻潤、根上淳、北原義郎、片山明彦、浜村純、倉田マユミ

東北へ旅立ったはずの大好きな姉が、意外や浜松のバス事故で急死。ヒロインは不可解な死の謎を解くべく、姉の交友関係を辿り始める──。婦人倶楽部連載、旅情ミステリーの傑作と評される同名小説を叶順子主演で。

1月19日(水)〜25日(火)

けものみち

1965年(S40)/東宝/白黒/140分

『けものみち』写真

©TOHO CO.,LTD.

■監督・脚本:須川栄三/脚本:白坂依志夫/撮影:福沢康道/美術:村木与四郎/音楽:武満徹
■出演:池内淳子、小林桂樹、池部良、小沢栄太郎、伊藤雄之助、千田是也

不幸な境遇から逃れるために夫を焼き殺し、けものみちに迷いこんだ女。様々な男たちに利用され弄ばれながら、陰謀渦巻く世界に染まっていく──。凄まじい愛欲描写で話題を呼んだベストセラーを映画化。池内淳子、渾身の大悪女ぶり!

1月19日(水)〜25日(火)

無宿人別帳

1963年(S38)/松竹京都/白黒/118分

『無宿人別帳』写真

©1963 松竹株式会社

■監督:井上和男/脚本:小国英雄/撮影:堂脇博/美術:芳野尹孝/音楽:池田正義
■出演:佐田啓二、岡田茉莉子、田村高廣、長門裕之、渥美清、三國連太郎、中村翫右衛門

佐渡の金山に送りこまれた無宿人たち。過酷な労役を強制される地獄のような日々に、虐げられた人々の怒りが爆発する──。連作時代小説『無宿人別帳』の一篇「逃亡」と短篇『佐渡流人行』を巧みにミックス。豪華俳優陣にも目をみはる。

1月23日(日)〜29日(土)

黒い画集 ある遭難

1961年(S36)/東京映画/白黒/87分

『黒い画集 ある遭難』写真

©TOHO CO.,LTD.

■監督:杉江敏男/脚本:石井輝男/撮影:黒田徳三/美術:小野友滋/音楽:神津善行
■出演:伊藤久哉、土屋嘉男、香川京子、児玉清、和田孝、天津敏、那智恵美子、松下砂稚子

あるパーティが山で遭難し、うち一人が死亡。遺族である姉はこの事故を不審に思い、登山愛好家のいとこに相談を持ちかける──。「黒い画集」シリーズの一篇『遭難』を鬼才・石井輝男が脚色。迫力満点の鹿島槍ロケーション。

1月26日(水)〜2月1日(火)

風の視線

1963年(S38)/松竹大船/白黒/105分

『風の視線』写真

©1963 松竹株式会社

■監督:川頭義郎/脚本:楠田芳子/撮影:荒野諒一/美術:岡田要/音楽:木下忠司
■出演:佐田啓二、新珠三千代、岩下志麻、園井啓介、滝田裕介、山内明、奈良岡朋子、加藤嘉

愛なき結婚生活に苦しむ人妻・新珠三千代を軸に、三組の男女の愛憎が絡みあう様を描く。『波の塔』に続く長篇恋愛ロマンを、木下恵介門下、川頭義郎監督のメガホンで。原作者の清張が作家役で特別出演したことでも話題に。

1月26日(水)〜2月1日(火)

内海の輪

1971年(S46)/松竹/カラー/103分

『内海の輪』写真

©1971 松竹株式会社

■監督:斎藤耕一/脚本:山田信夫、宮内婦貴子/撮影:竹村博/美術:芳野尹孝/音楽:服部克久
■出演:岩下志麻、中尾彬、三國連太郎、滝沢修、加藤嘉、入川保則、夏八木勲

人知れず逢瀬を重ねるW不倫カップル。だが破局は突然やってくる──。“和製クロード・ルルーシュ”斎藤耕一が、清張の大人のサスペンスドラマに挑戦。持ち前の映像美で男のエゴと女の情念を鮮烈に描いた意欲作。

1月26日(水)〜2月1日(火)

松本清張のスリラー 考える葉

1962年(S37)/東映東京/白黒/85分

『松本清張のスリラー 考える葉』写真

©東映

■監督:佐藤肇/脚本:棚田吾郎/撮影:仲沢半次郎/美術:近藤照男/音楽:菊池俊輔
■出演:江原真二郎、鶴田浩二、磯村みどり、八代万智子、三津田健、仲谷昇、柳永二郎

留置場で意気投合した男から依頼された奇妙な仕事──。ふとしたことから事件に巻きこまれた青年が、財界、政界にチラつく疑惑に身をさらしながら、その真相を追求する。週刊読売連載の長篇推理小説を映画化したもの。

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