11月17日(水)〜23日(火)

視界ゼロの脱出

1963年(S38)/大映東京/白黒/80分

『視界ゼロの脱出』写真

©KADOKAWA 1963

■監督:村野鐡太郎/構成:菊島隆三/脚本:安藤日出男/撮影:渡辺公夫/美術:渡辺竹三郎/音楽:山内正
■出演:本郷功次郎、三条江梨子、中田康子、高松英郎、見明凡太郎、大辻伺郎、三田村元、川畑愛光

小児麻痺のワクチンを輸送中の小型機が、途中SOS信号を受け、孤島に着陸。なんと待っていたのは飛行機を奪おうとする犯罪者一味だった──!若きパイロットに本郷功次郎、同乗の看護師には三条江梨子が扮する。

11月17日(水)〜23日(火)

狂った野獣

1976年(S51)/東映京都/カラー/78分

『狂った野獣』写真

©東映

■監督・脚本:中島貞夫/脚本:大原清秀、関本郁夫/撮影:塚越堅二/美術:森田和雄/音楽:広瀬健次郎
■出演:渡瀬恒彦、星野じゅん、川谷拓三、片桐竜次、室田日出男、橘麻紀、志賀勝、野口貴史、岩尾正隆、三上寛

まんまと宝石強奪に成功し、路線バスで逃走中の男。しかし警察に追われる兇悪犯二人組が乗りこんできたことから事態は一変、パトカーとの壮絶なカーチェイスが始まった──。大型免許を取得してノースタントで撮影に挑んだ渡瀬恒彦!

11月21日(日)〜23日(火)

大いなる旅路

1960年(S35)/東映東京/白黒/95分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品

『大いなる旅路』写真

©東映

■監督:関川秀雄/脚本:新藤兼人/撮影:仲沢半次郎/美術:森幹男/音楽:斎藤一郎
■出演:三國連太郎、風見章子、南廣、高倉健、中村賀津雄、小宮光江、梅宮辰夫、加藤嘉、利根はる恵、河野秋武、東野英治郎、花澤徳衛

時は大正末期から満州事変、そして太平洋戦争へと移る激動の時代。ある事故をきっかけに鉄道の保安に生涯を捧げることを誓った国鉄機関士と、その一家の三十年にわたる生活史──。主演の三國連太郎は本作でブルーリボン賞主演男優賞を獲得。

11月21日(日)〜27日(土)

喜劇 各駅停車

1965年(S40)/東京映画/カラー/94分

『喜劇 各駅停車』写真

©TOHO CO., LTD.

■監督・脚本:井上和男/原作:清水寥人/脚本:松山善三/撮影:岡崎宏三/美術:小野友滋/音楽:佐藤勝
■出演:森繁久彌、三木のり平、岡田茉莉子、森光子、山茶花究、南利明、佐原健二、有田双美、若水ヤエ子、左卜全

いささか古くて頑固だが男気のあるベテラン機関士・森繁久彌と、のんきな万年助士の三木のり平が繰り広げる人情劇。実際に国鉄職員として機関士の業務に従事していた清水寥人の小説『機関士ナポレオンの退職』を映画化。

11月24日(水)〜30日(火)

雲がちぎれる時

1961年(S36)/松竹京都/カラー/93分

『雲がちぎれる時』写真

©1961 松竹株式会社

■監督:五所平之助/原作:田宮虎彦/脚本:新藤兼人/撮影:竹野治夫/美術:平川透徹/音楽:池野成
■出演:佐田啓二、有馬稲子、仲代達矢、倍賞千恵子、渡辺文雄、日高澄子、葵京子、中村是好、伊藤雄之助

バスの運転手・佐田啓二は、ある日乗客の中にかつての恋人を発見する──。南国土佐の美しい景色を背景に、運命に翻弄され行き違う男女の姿を描いた文芸ロマン。原作は伊豆田峠のバス転落事故を題材にした田宮虎彦の『赤い椿の花』。

11月24日(水)〜30日(火)

サーキットの狼

1977年(S52)/東映東京/カラー/87分

『サーキットの狼』写真

©東映

■監督・脚本:山口和彦/原作:池沢さとし/脚本:中西隆三/撮影:出先哲也/美術:北川弘/音楽:鈴木宏昌
■出演:風吹真矢、矢吹二朗、山内恵美子、横本メイ、佐藤仁哉、倉石功、今井健二、榊ひろみ、夏木陽介

自動車工場で働く若者がたまたま出場したスタントレースで優勝、スピードとマシンの魅力にとりつかれてしまう──。「スーパーカーブーム」の火付け役となった超人気劇画の映画化。原作者・池沢さとしやプロレーサーたちも特別出演。

11月28日(日)〜12月4日(土)

秀子の車掌さん

1941年(S16)/南旺映画/白黒/54分

『秀子の車掌さん』写真

©TOHO CO., LTD.

■監督・脚本:成瀬巳喜男/原作:井伏鱒二/撮影:東健/美術:小池一美/音楽:飯田信夫
■出演:高峰秀子、藤原鶏太、夏川大二郎、清川玉枝、勝見庸太郎、榊田敬治、山川ひろし、松林久晴、林喜美子、馬野都留子

ある山間の田舎町を舞台に、バスの運転手と女車掌が伸び悩む客足をなんとかしようと奮闘する──。井伏鱒二『おこまさん』の映画化。数々の名作を生みだした成瀬巳喜男監督と高峰秀子はこの作品で初めて顔をあわせた。

11月28日(日)〜12月4日(土)

大いなる驀進

1960年(S35)/東映東京/カラー/89分

『大いなる驀進』写真

©東映

■監督:関川秀雄/脚本:新藤兼人/撮影:仲沢半次郎/美術:森幹男/音楽:斎藤一郎
■出演:中村賀津雄、三國連太郎、佐久間良子、中原ひとみ、小宮光江、久保菜穂子、大村文武、曽根晴美、波島進、小沢栄太郎

舞台は東京ー長崎間を走る特急さくら号。殺し屋の同乗、スリ、乗客の自殺未遂、台風の襲来、崖崩れ等、様々な事件とそれに絡む人生模様、そして町々の景色を鮮やかに映しだしていく。国鉄の全面協力のもとつくられた感動篇。

12月1日(水)〜7日(火)

仲間たち

1964年(S39)/日活/カラー/93分

『仲間たち』写真

©日活

■監督:柳瀬観/脚本:中島丈博、吉田憲二/撮影:峰重義/美術:横尾嘉良/音楽:遠藤実
■出演:浜田光夫、松原智恵子、舟木一夫、藤竜也、松尾嘉代、林家三平、堺正章、桂小金治、飯田蝶子、内藤武敏、菅井一郎

浜田光夫扮するトラック運転手が、どんな時にも寄り添ってくれる仲間たちに支えられながら、仕事に恋に、たくましく成長していく──。舟木一夫のヒット曲にのせておくる爽やかな青春讃歌。相手役の松原智恵子は可憐なバスの車掌役。

12月1日(水)〜11日(土)

警視庁物語 108号車

NEW

1959年(S34)/東映東京/白黒/54分

『警視庁物語 108号車』写真

©東映

■監督:村山新治、若林栄二郎/脚本:長谷川公之/撮影:佐藤三郎/美術:北川弘/音楽:冨田勲
■出演:堀雄二、南廣、神田隆、松本克平、須藤健、山本麟一、佐原広二、花澤徳衛、曽根晴美、清水一郎、東野英治郎

夜明けの大東京。パトロールカー108号車で警ら中の巡査が射殺された!不審な小型トラックのナンバーを手がかりに捜査一課の血のにじむような追跡が始まる──。日本の刑事ドラマの原点ともいうべき「警視庁物語」シリーズ第十作。

12月5日(日)〜7日(火)

裸の太陽

1958年(S33)/東映東京/白黒/85分 ○国立映画アーカイブ所蔵作品

『裸の太陽』写真

©東映

■監督:家城巳代治/原作:氷室和敏/脚本:新藤兼人/撮影:宮島義勇/美術:北川弘/音楽:芥川也寸志
■出演:江原真二郎、丘さとみ、中原ひとみ、仲代達矢、高原駿雄、星美智子、岩崎加根子、山形勲、東野英治郎

ある田舎町の機関区。カマ焚きの青年・江原真二郎&レース工場の女工・丘さとみというカップルを中心に、働く若人たちの力強い息吹きを描いた真夏の二日間の物語。家城巳代治監督のきめ細やかな生活描写が光る、青春映画の名篇。

/ /