上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
11月1日(日) 〜7日(土)
1966年(S41)/日生劇場プロダクション/カラー/86分
■監督:篠田正浩/脚本:石原慎太郎/原作:武田泰淳/撮影:鈴木達夫/美術:戸田重昌/音楽:武満徹 ■出演:新田昌、岩下志麻、三國連太郎、殿山泰司、富田仲次郎、信欽三、小松方正、木村俊恵
少年時代の暗い過去を拭いさるため、男はふたたびその島に現れた――。武田泰淳の『流人島にて』を原作に、絶海の孤島で戦慄の復讐劇が展開される。八丈島及び周辺の孤島ロケ敢行も話題に。 ▲
上映スケジュール
(c)角川映画
1966年(S41)/大映東京/カラー/84分
■監督:村野鐵太郎/脚本:石松愛弘/撮影:小林節雄/美術:渡辺竹三郎/音楽:三保敬太郎 ■出演:田宮二郎、藤巻潤、江波杏子、水谷良重、高毬子、夏木章、山本耕一
昼は自動車のスピードに命を賭け、夜は人気バンドのトランぺッタ−。カーレースと音楽に青春をかける若者の姿を田宮二郎主演で描いたもの。佐藤慶はバンドマスター&ピアニストという意外な役まわりで出演。 ▲
(c)近代映画協会
11月4日(水) 〜10日(火)
1962年(S37)/近代映画協会/白黒/117分
■監督・脚本・美術:新藤兼人/原作:野上弥生子/撮影:黒田清巳/音楽:林光 ■出演:乙羽信子、殿山泰司、山本圭、加地健太郎、渡辺美佐子、浜村純、佐々木すみ江、観世栄夫
野上弥生子の『海神丸』を大胆に脚色した人間ドラマ。真夏の海を漂流する船の中で、飢餓と不安に苛まれ、極限まで追いつめられる人々の姿を冷徹な視線で描写。野蛮なエゴイストの船頭を演じた佐藤慶が迫力満点。 ▲
(c)日活
1969年(S44)/日活/カラー/86分
■監督:西村昭五郎/脚本:永原秀一、浅井達也/撮影:安藤庄平/美術:深民浩/音楽:真鍋理一郎 ■出演:丹波哲郎、山本陽子、長谷川明男、郷えい治、岡崎二朗、小畠絹子、高宮敬二、清水将夫、柳永二郎
兄弟盃を交わした仲でありながら、敵対する皮肉な運命。熾烈な縄張り拡張争いを背景に、非情な世界に生きる男たちの性を、悲哀と凄絶な闘争で描いた丹波哲郎主演のヤクザ映画。本作では珍しく善玉の佐藤慶。 ▲
(c)東映
11月8日(日) 〜14日(土)
1962年(S37)/東映京都/白黒/84分
■監督:内出好吉/脚本:笠原和夫/撮影:杉田正二/美術:塚本隆治/音楽:木下忠司 ■出演:近衛十四郎、北沢典子、木村俊恵、菅貫太郎、原田甲子郎、片岡栄二郎、吉田義夫、伏見扇太郎
幕末の京都が舞台。佐幕派から「人斬り兼作」と怖れられる暗殺の専門家に近衛十四郎。優秀な刺客が人間性に目覚めたとき、運命は狂い始める…。佐藤慶が土佐浪士・武市瑞山を演じ存在感を示す。 ▲
1968年(S43)/創造社/カラー/80分
■監督・脚本:大島渚/脚本:田村孟、佐々木守、足立正生/撮影:吉岡康弘/美術:戸田重昌/音楽:林光 ■出演:加藤和彦、北山修、端田宣彦、緑魔子、殿山泰司、渡辺文雄、小松方正、戸浦六宏
ザ・フォーク・クルセダーズのヒット曲をタイトルに冠し、不条理に巻きこまれるノンポリ学生三人を彼ら自身に演じさせた大島渚監督の異色作。途中で物語が振りだしに戻るという大胆なスタイル、濃厚な脇役陣も強烈。 ▲
11月11日(水) 〜17日(火)
1960年(S35)/松竹大船/白黒/83分
■監督・脚本:田村孟/脚本:成田孝雄/撮影:舎川芳次/美術:森田郷平/音楽:真鍋理一郎 ■出演:炎加世子、津川雅彦、渡辺文雄、月丘昌美、千之赫子、三島雅夫
名脚本家・田村孟の唯一の監督作品。真夏の太陽がギラつく地方都市の飯場を舞台に、異様な人間関係と愛憎模様を描いたもの。飯場に流れてきたワケあり青年・渡辺文雄と親しくする先輩労務者に佐藤慶。 ▲
1963年(S38)/東映東京/白黒/80分
■監督・脚本:深作欣二/脚本:秋元隆太、佐治乾/撮影:山沢義一/美術:中村修一郎/音楽:真鍋理一郎 ■出演:内田良平、三田佳子、山本麟一、曽根晴美、戸浦六宏、楠侑子、薄田研二、平幹二朗、アイ・ジョージ
刑務所帰りのヤクザ者が、昔の仲間を集め、彼らの縄張りを奪った組織の会長誘拐を企てる。ボスをかっぱらえ!六人の無法者が向こうみずの強奪作戦を展開。アクの強い魅力的な顔ぶれと、終盤の大銃撃戦がみもの。 ▲
11月15日(日) 〜21日(土)
1983年(S58)/講談社/白黒/277分
■監督・脚本:小林正樹/脚本:小笠原清/原案:稲垣俊/資料撮影:奥村祐治/録音:西崎英雄/編集:浦岡敬一/音楽:武満徹/ナレーター:佐藤慶
昭和21年、市ヶ谷の旧陸軍参謀本部において開廷された極東国際軍事裁判。米国防省が撮影したその長大な裁判記録をもとに、巨匠・小林正樹監督がまとめあげた渾身作。抑制のきいたナレーションも素晴らしい。 ▲