上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
(c)角川映画
11月18日(水) 〜24日(火)
1969年(S44)/大映京都/カラー/93分
■監督:森一生/脚本:直居欽哉/原作:鶴屋南北/撮影:武田千吉郎/美術:太田誠一/音楽:斎藤一郎 ■出演:稲野和子、沢村宗之助、小林昭二、御影京子、青山良彦、浜村純
古典怪談の名作『東海道四谷怪談』を映画化。佐藤慶の伊右衛門はあくまでクールに悪に徹し、数ある「四谷怪談」のなかでも、その冷酷非道ぶりはピカイチ。お岩役・稲野和子の不気味なメイク、恐怖描写も秀逸。 ▲
上映スケジュール
(c)東映
1973年(S48)/東映京都/カラー/52分
■監督・脚本:深尾道典/撮影:塚越堅二/美術:石原昭/音楽:秋山ミチヲ ■出演:白石奈緒美、菅貫太郎、桜マミ、新田章、小松方正、北川俊夫、戸浦六宏、渡辺文雄、市原悦子、吉岡康弘
実在の事件をヒントに、異常性愛の快楽に耽溺し、自ら破滅していく女医の姿を描いたもの。大島渚監督『絞死刑』('68)のシナリオでも注目を浴びた深尾道典の第一回監督作品で、異色&豪華キャストが集結。 ▲
(c)近代映画協会
11月22日(日) 〜28日(土)
1964年(S39)/近代映画協会、東京映画/白黒/102分
■監督・脚本・美術:新藤兼人/撮影:黒田清巳/音楽:林光 ■出演:乙羽信子、吉村実子、殿山泰司、宇野重吉、荒谷甫水、松本染升、加地健太郎
相次ぐ戦乱の中、落武者を殺害しては武具を売りさばいて暮らす義理の母娘。ある男の登場が二人の生活に波風をたてる。乙羽、吉村とともに佐藤慶が鬼気迫る演技を展開。ギラギラした男臭さで圧倒的な存在感。 ▲
(c)日活
1968年(S43)/日活/カラー/88分
■監督・脚本:小沢啓一/脚本:池上金男/原作:藤田五郎/撮影:高村倉太郎/美術:川原資三 ■出演:渡哲也、松原智恵子、小林千登勢、小池朝雄、岡崎二朗、深江章喜、高宮敬二、藤竜也、南原宏治
渡哲也が一匹狼のヤクザに扮して人気を博した「無頼」シリーズ第4作では、主人公が獄死した弟分の姉を探して彼の故郷を訪ね歩く。地元暴力団の幹部として登場する佐藤慶、陰影に富む役柄で見どころ満載。 ▲
11月25日(水) 〜12月1日(火)
1987年(S62)/アルマンス企画/カラー/109分
■監督:山下耕作/脚本:中村努/原作:早乙女貢/撮影:森田富士郎/美術:西岡善信/音楽:千野秀一 ■出演:萩原健一、根津甚八、藤谷美和子、島田陽子、中村れい子、坂東八十助、大村崑、本田博太郎
歴史の表面には現れない暗殺者の孤独と悲恋――。坂本竜馬の命を奪った幕士・佐々木只三郎の半生を萩原健一主演で描いた本格時代劇。只三郎の実兄・直右衛門に佐藤慶、朴訥とした藩士を演じて印象を残す。 ▲
(c)川口秀子/彩プロ
1981年(S56)/武智プロダクション/カラー/110分
■監督・脚本:武智鉄二/原作:谷崎潤一郎/撮影:高田昭/美術:小澤秀高/音楽:芝祐久 ■出演:愛染恭子、勝然武美、川口小枝、殿山泰司、茂山千五郎
歯の治療にきた青年が、麻酔をうたれ霞んでいく意識のなかでみた淫靡な世界。武智鉄二が1964年に監督した同名作品をセルフリメイク。佐藤慶と愛染恭子の「本番」が大きな話題となり、女性客も得て大ヒットを記録。 ▲
11月29日(日) 〜12月5日(土)
1969年(S44)/大映京都/カラー/76分
■監督:三隅研次/脚本:新藤兼人/原作:谷崎潤一郎/撮影:宮川一夫/美術:内藤昭/音楽:伊福部昭 ■出演:勝新太郎、高峰秀子、新珠三千代、五味龍太郎、木村元、伊達岳志
時は南北朝時代、人里離れた山奥の廃寺を舞台に、四人の男女が繰りひろげる愛憎絵巻――。原作は戯曲『無明と愛染』。谷崎潤一郎の濃厚な世界を、実力派キャストのぶつかりあいでみせる耽美文芸ドラマ。 ▲
(c)ATG
1970年(S45)/中島正幸プロ、日本ATG/白黒/90分
■監督:黒木和雄/脚本:福田善之/原作:高橋和巳/撮影:堀田泰寛/音楽:岡林信康、早川義夫 ■出演:観世栄夫、榎本陽介、高橋辰夫、堀井永子、奈良あけみ、高橋美智子、土方巽、渡辺文雄、殿山泰司
当時学生の間で大ベストセラーになった高橋和巳の小説を映像化。学生運動の過去をもつインテリヤクザと、生真面目な警部補の入れ替わり劇を佐藤慶が一人ニ役で熱演する。 ▲
12月2日(水) 〜5日(土)
1966年(S41)/創造社/白黒/99分
■監督:大島渚/脚本:田村孟/原作:武田泰淳/撮影:高田昭/美術:戸田重昌/音楽:林光 ■出演:川口小枝、小山明子、戸浦六宏、岸輝子、殿山泰司、小松方正、渡辺文雄、観世栄夫、川口秀子
昭和32年頃、関西各地で発生した凶悪事件をモデルとする武田泰淳の同名短篇を映画化。衝撃的な犯罪とエロチシズムの中で人間の内面を抉る問題作。通り魔・英助に佐藤慶、複雑な難役をみごとに演じきる。 ▲