上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
9月17日(日)〜19日(火)
1974年(S49)/東映京都/カラー/87分
©東映
■脚本:松本功/撮影:鈴木重平、古谷伸/美術:竹川輝夫/音楽:クニ河内 ■出演:叶優子、田島晴美、藤山律子、城恵美、白石襄、衣麻遼子、菅貫太郎、大泉滉、成瀬正孝、名和宏、安部徹、金子信雄
イマイチやいうて脚本と格闘してたら、昔、倒れた親父の横でお袋がいった図太い言葉を思い出してな。俺の初監督作、それで一気にテーマは決まり。「スケバンには明日はない。昨日もない。あるのは今日だけや」。女は強しや! ▲
上映スケジュール
9月17日(日)〜23日(土)
1995年(H7)/東映京都/カラー/114分
■原作:家田荘子/脚本:塙五郎/撮影:木村大作/美術:内藤昭/音楽:小六禮次郎 ■出演:岩下志麻、赤坂晃、鈴木砂羽、毬谷友子、八代亜紀、佳那晃子、大沢逸美、萩原流行、渡辺裕之、宅麻伸
一番好きな自分の作品を聞かれてもはぐらかしてきたんやけど、正直にいう。この映画や。特に傷心の鈴木砂羽君が、愛した男と同じ彫物を入れた体を「もう役にたたんから」いうて別の男に委ねるシーン。こんな哀しい話があろうか……。 ▲
1975年(S50)/東映京都/カラー/68分
■脚本:田中陽造/撮影:塩見作治/美術:竹川輝夫/音楽:津島利章 ■出演:ひし美ゆり子、橘麻紀、名和宏、三井マリア、川谷拓三、汐路章、中林章、坂本長利、北村英三、笑福亭鶴光、窪園千枝子
東山の旅館で陽造さんとシナリオを練ってたときに見た蛇のご利益か、公開後の評判すこぶるよし。ただ一つ参ったのは、岡田茂に厳命された窪園千枝子の潮吹きシーン。そこだけわざと安っぽく撮ったんは、せめてもの会社への抵抗や! ▲
9月20日(水)〜26日(火)
1999年(H11)/TBS、東映ビデオ、高田事務所/カラー/106分
©1999 TBSテレビ・東映ビデオ
■原作:家田荘子/脚本:中島貞夫/撮影:水巻祐介/美術:野尻均/音楽:大島ミチル ■出演:高島礼子、かたせ梨乃、野村宏伸、諸星和己、永島敏行、中尾彬、名古屋章、古田新太、二宮さよ子、野川由美子
「高島礼子を十朱、三田、岩下に襲う四代目姐にする!」いうて意気込んだんやが、若い高島がいきなり姐さんは無理がある。そこでこの新『極妻』第一弾は“極妻誕生篇”に。花を添えてくれたシリーズ功労者のかたせ梨乃にも感謝しとる。 ▲
■脚本:鴨井達比古、志村正浩/撮影:古谷伸/美術:雨森義允/音楽:広瀬健次郎 ■出演:池玲子、衣麻遼子、藤山律子、田島晴美、一の瀬レナ、須藤リカ、早乙女りえ、葵三津子、安部徹、成瀬正孝、渡瀬恒彦
俺は初監督作『玉突き遊び』で主演女優に怪我さして一年撮影中断になったツキのない監督やけど、そのラッシュをたまたま見た岡田茂の「面白いッ」いう一言をきっかけに、この作品でデビューできた。ツキがあるんだかないんだか(笑)。 ▲
9月24日(日)〜30日(土)
1979年(S54)8月6日/東映東京、東京12チャンネル/カラー/45分 ※DVD上映
■脚本:松本功/撮影:瀬尾脩/美術:北郷久典/音楽:馬飼野康二 ■出演:牧れい、佳那晃子、本郷直樹、中田博久、江見俊太郎、風祭ゆき、野際陽子、山本リンダ、樹れい子、泉じゅん、ジャネット八田
一年以上撮れない俺を見かねた松本功が「どうや気分転換に」いうて持ってきた話。とにかく撮れることが嬉しくて、連続ドラマの約束事も無視して突っ走った。「『ザ・スーパーガール』は関本に占拠された!」いわれても当然無視よ! ▲
1977年(S52)/東映京都/カラー/81分
■脚本:田中陽造/撮影:塚越堅二/美術:森田和雄/音楽:青山八郎 ■出演:志賀勝、松田英子、渡辺とく子、ひろみ麻耶、内村レナ、風戸佑介、岩尾正隆、東龍明、汐路章、片桐竜次、中島葵、菅貫太郎
志賀勝。過剰なんは顔だけで充分!いうて抑えた芝居をやらしてたら不満爆発、大喧嘩。でもそこは長い下積み経験者同士、かえって心開けて現場は快調に。封切り後、志賀を褒める記事を読んだときは我が事のように嬉しかったもんや。 ▲
9月27日(水)〜10月3日(火)
1999年(H11)/TBS、東映ビデオ、高田事務所/カラー/107分
■原作:家田荘子/脚本:高田宏治/撮影:水巻祐介/美術:吉田孝/音楽:大島ミチル ■出演:高島礼子、斉藤慶子、東ちづる、小松千春、岩本恭生、六平直政、白竜、佐川満男、原田大二郎、三田村邦彦
高島礼子はこの新シリーズ二作目で志麻さんにも劣らん凛々しい姐さんに!これもひとえに高田宏治の脚本のおかげや思う。高島の他、斉藤慶子、東ちづるも絶品で、特に愛人・東の部屋に本妻・斉藤が訪ねるシーンは泣かずに見れんよ! ▲
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