上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
9月27日(水)〜10月3日(火)
1985年(S60)/にっかつ/カラー/74分
©日活
■原作:団鬼六/脚本:松本功、関本郁夫/撮影:米田実/美術:渡辺平八郎/選曲:山川繁 ■出演:高倉美貴、麻生かおり、南城竜也、信実一徳、志賀圭二郎、小沢象、アンナ、清川鮎、涼音えりか
「女体縛りは東映でよく撮った“立ち回り”のつもりで」いう考えで挑んだ初めての“縛りもの”『団鬼六 縄責め』。ヒットはしたが満足できんかった俺は、今度は兄ィと慕う松本功に脚本を依頼してこれを撮る。大好きなシャシンの一つやな。 ▲
上映スケジュール
10月1日(日)〜7日(土)
2002年(H14)/映画「およう」製作委員会/カラー/119分
■原作:団鬼六/脚本:秋山豊、関本郁夫/撮影:佐々木原保志/美術:福澤勝広/音楽:大島ミチル ■出演:熊川哲也、渋谷亜希、竹中直人、里見浩太朗、三田和代、洞口依子、石倉三郎、金山一彦、高島礼子
初めての自主製作。金の心配しながら撮るいうことがこれほどの地獄だったとは!自分の監督としての業のせいで製作費は億単位にまで膨れ上がり……。でもそれだけに可愛いくもあってな。『およう』はまさに俺のデキの悪い恋人や。 ▲
1975年(S50)/東映京都/カラー/82分
©東映
■脚本:猪又憲吾、関本郁夫/撮影:中島徹/音楽:荒木一郎 ■出演:芹明香、東龍明 ■ナレーター:山城新伍
故郷の駅で降りても実家には帰らず、荒れ狂う下北の海を眺めただけでまたトルコ風呂行脚の旅に出るトルコ嬢—。その町、田名部は女房の故郷でもあって、もし監督になれたらこの地で撮ると決めてた場所。念願叶った作品やった。 ▲
10月4日(水)〜10日(火)
2000年(H12)/TBS、東映ビデオ、高田事務所/カラー/111分
©2000 TBSテレビ・東映ビデオ
■原作:家田荘子/脚本:中島貞夫/撮影:水巻祐介/美術:野尻均/音楽:大島ミチル ■出演:高島礼子、池上季実子、田中健、裕木奈江、豊原功補、大沢樹生、石立鉄男、火野正平、朝丘雪路、長門裕之
亭主以外の男性に身を委ねるんは、志麻さんら姐さんたちではタブーやったが、それに挑んだんがこの新『極妻』三作目。脚本は、先日亡くなられた中島貞夫監督。中島さんのこの挑戦で、シリーズの幅が広がった。俺はそう思うとります。 ▲
1988年(S63)/にっかつ/カラー/105分
■脚本:関本郁夫、高山由紀子、志村正浩/撮影:水野尾信正/美術:西亥一郎/音楽:津島利章 ■出演:竹井みどり、西川峰子、成田三樹夫、白木万理、服部妙子、白石奈緒美、畑中葉子、三ツ矢歌子、夏八木勲
なんで東映出身の俺に来たんかわからんが、シネ・ロッポニカの依頼で撮った大奥もの。「イケる!」思えたのは、大奥史上唯一、三十過ぎても引退しなかったお美代の方を資料で見つけたとき。結果、ロッポニカ唯一のヒットになったそうや。 ▲
10月8日(日)〜14日(土)
2001年(H13)/東映ビデオ、高田事務所/カラー/114分
©2001 東映ビデオ
■原作:家田荘子/脚本:高田宏治/撮影:水巻祐介/美術:野尻均/音楽:大島ミチル ■出演:高島礼子、とよた真帆、雛形あきこ、西岡徳馬、尾美としのり、草刈正雄、石橋蓮司、中尾彬、宅麻伸、江波杏子
役の人物像の深さ。これが脚本に描けとらんと俳優陣を口説くのは難しい。新シリーズ四作目でこれまで以上に豪華なキャストが集まったんも、高田宏治の脚本が見事やったからやな。新『極妻』のうち『死んで貰います』の次に好きな作品。 ▲
1979年(S54)/東映東京/カラー/80分
■脚本:中島丈博/撮影:仲沢半次郎/美術:桑名忠之/音楽:竹田由彦 ■出演:結城しのぶ、有明祥子、汐路章、久遠利三、与志澤健、佐々木すみ江、三上寛、女屋実和子、三崎奈美、和田瑞穂、東てる美
主人公姉妹の全裸の死闘シーン。殺陣師を呼んで天尾完次に激怒された俺は、一念発起、パンツ一丁でくんずほぐれつの演出を。「こここそ演出家の腕の見せどころやぞ!お前ラクしよいうんかい!」いうた天尾さんの言葉が今も忘れられん。 ▲
10月11日(水)〜14日(土)
2004年(H16)/「スクールウォーズ HERO」製作委員会/カラー/118分
©「スクールウォーズHERO」製作委員会
■原作:山口良治/脚本:佐伯俊道、山田立/撮影:猪本雅三/美術:沖山真保/音楽:本間勇輔 ■出演:照英、和久井映見、内田朝陽、SAYAKA、小林且弥、弓削智久、尾上寛之、里見浩太朗
『およう』で借金背負ったばかりの身で、「母校の話やろ!俺が撮らな!」いうて、またもや奔走し出した俺。アホやろ(笑)。途中たまたま同じ題材で監督せんかいう話が来たんで助かったが。母校の実話が最後のシャシン。感無量やな! ▲
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