上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
11月22日(水) 〜28日(火)
1959年(S34)/松竹大船/白黒/83分
©1959 松竹株式会社
■監督:中村登/原作:津村節子/脚本:山内久/撮影:厚田雄春/美術:芳野尹孝/音楽:いずみたく ■出演:高千穂ひづる、石浜朗、大木実、杉浦直樹、杉田弘子、芳村真理、中圭子、織田政雄、桜むつ子、永井達郎
皇太子ご成婚の頃。田舎娘が名門私立大学に入学、良家の子女と偽り、未来のプリンスを捕まえようとする──。虚飾の世界で空回りするヒロインの、おかしくも悲しい姿を軽妙に描いたライトコメディ。原作は津村節子の『華燭』。 ▲
上映スケジュール
1962年(S37)/松竹大船、にんじんくらぶ/白黒/102分
©1962 松竹株式会社
■監督・脚本:羽仁進/原作:石川達三/脚本:清水邦夫/撮影:長野重一/音楽:武満徹 ■出演:有馬稲子、田村高廣、山本豊三、アイ・ジョージ、島かおり、長門美保、大場ゆかり、水戸光子、原田甲子郎
虚しさを抱えた新劇女優が、60年安保闘争の渦中で、充実した生とは何かを追求していく──。有馬稲子が原作者から映画化権を獲得、新鋭・羽仁進に監督を委ね、報道写真家・長野重一をカメラに起用するなど新機軸を打ちだした野心作。 ▲
11月26日(日) 〜28日(火)
1957年(S32)/松竹大船/白黒/91分 ○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
©1957 松竹株式会社
■監督:渋谷実/原作:志賀直哉/脚本:斎藤良輔、馬場当/撮影:長岡博之/美術:浜田辰雄/音楽:池田正義 ■出演:佐田啓二、田浦正巳、久我美子、望月優子、野添ひとみ、三好栄子、山内明、伊藤雄之助
バス事故に居あわせた修理工の青年は、正義感から先輩運転手に不利な証言をしてしまう──。重い題材ながら、軽妙に描かれる東京下町の人間模様。志賀直哉の『正義派』と『清兵衛と瓢箪』をもとに、渋谷実が監督した意欲作。 ▲
11月26日(日) 〜12月2日(土)
1961年(S36)/松竹大船/カラー/108分
©1961 松竹株式会社
■監督:五所平之助/原作:円地文子/脚本:八住利雄/撮影:木塚誠一/美術:平川透徹/音楽:芥川也寸志 ■出演:岡田茉莉子、三橋達也、桑野みゆき、山村聰、乙羽信子、高峰三枝子、牧紀子、宗方勝巳、園井啓介
福祉事業に打ちこむインテリ女性を主人公に、父母の暗い過去、恋人の裏切りなどドロドロの人間愛憎が展開される。原作は円地文子の「朝日新聞」連載小説。五所平之助監督の細やかな演出、岡田茉莉子充実の演技でみごたえたっぷり。 ▲
11月29日(水) 〜12月2日(土)、12月6日(水) 〜9日(土)
1965年(S40)/松竹大船/カラー/103分
©1965 松竹株式会社
■監督:篠田正浩/原作:川端康成/脚本:山田信夫/撮影:小杉正雄/美術:大角純一/音楽:武満徹 ■出演:加賀まりこ、八千草薫、山村聰、山本圭、渡辺美佐子、杉村春子、中村芳子、中西杏子、佐藤芳秀、鈴木房子
ある中年小説家と、美貌の女流画家、その内弟子で同性愛者の若い娘。京都・鎌倉、二つの古都を舞台に、美しくも哀しく、妖しい愛憎劇が繰り広げられる。加賀まりこが“世にも不思議な魔性の少女”の魅力に体当りし、原作者を魅了した。 ▲
11月29日(水) 〜12月5日(火)
1960年(S35)/松竹京都/カラー/103分
©1960 松竹株式会社
■監督:五所平之助/原作:井上靖/脚本:長谷部慶次、堀江英夫/撮影:竹野治夫/美術:平川透徹/音楽:芥川也寸志 ■出演:牧紀子、三上真一郎、佐分利信、桂木洋子、南原宏治、轟夕起子、多々良純、浦辺粂子
六甲山の中腹にある複雑な家庭。乱脈な父母の生活、大人の世界への嫌悪から、少女の心は冷たく孤独に育っていく。井上靖原作、五所平之助監督の文芸メロドラマ「愛の三部作」の第二作。期待の新人・牧紀子が本格主演。 ▲
1964年(S39)/松竹京都/白黒/91分
©1964 松竹株式会社
■監督:内川清一郎/原作:山本周五郎/脚本:小国英雄/撮影:太田喜晴/美術:大角純一/音楽:佐藤勝 ■出演:長門勇、丹波哲郎、岩下志麻、倍賞千恵子、宮口精二、上田吉二郎、殿山泰司、青木義朗、浜村純
長門勇扮する剣の達人が、恋仲である家老の娘を連れて脱藩、旅暮らしを続ける──。山本周五郎の『雨あがる』を原作に、内川清一郎監督がダイナミックに描いた人情時代劇の秀作。主人公のとぼけたキャラクターがいい味。 ▲
12月3日(日) 〜5日(火)
1960年(S35)/松竹京都/カラー/90分 ○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
■監督:酒井辰雄/原作:今東光/脚本:富田義朗/撮影:倉持友一/美術:武田殷一/音楽:鈴木静一 ■出演:瑳峨三智子、藤山寛美、安井昌二、花菱アチャコ、乙羽信子、河津清三郎、曽我廼家明蝶
持って生まれた器量の良さで様々な男を渡り歩き、教祖商売から大道易者、株屋の二号、果ては寄席芸人……と変転を重ねる河内女を描いた、今東光原作作品。ヒロイン瑳峨三智子がお色気も満点にいきいきと演じて持ち味を発揮、絶賛された。 ▲
12月3日(日) 〜9日(土)
1965年(S40)/松竹大船/白黒/100分
■監督:市村泰一/原作:西村京太郎/脚本:柳井隆雄、石田守良、今井金次郎/撮影:小原治夫/美術:熊谷正雄/音楽:小川寛興 ■出演:香山美子、田村正和、園井啓介、倍賞千恵子、志村喬、笠智衆
母親殺しの嫌疑をかけられた聾者の青年。すべてが不利ななか、馴染みのホステスだけが彼の無実を信じて奔走する──。トラベルミステリーの第一人者・西村京太郎の初期の傑作『四つの終止符』を、田村正和主演で映画化したシリアスドラマ。 ▲
12月6日(水) 〜12日(火)
1967年(S42)/松竹/白黒/100分
©1967 松竹株式会社
■監督:五所平之助/原作:利根川裕/脚本:堀江英雄/撮影:長岡博之/美術:浜田辰雄/音楽:斎藤一郎 ■出演:岩下志麻、中山仁、早瀬久美、川辺久造、藤岡弘、田村高廣、岡田英次、進藤英太郎、柳永二郎
二・二六事件に身を投じた青年将校と人妻の悲恋を描いたもの。原作は、TVドラマ、映画、舞台と『宴』ブームを巻きおこした利根川裕のベストセラー小説。最初はペンネーム「糸魚川裕」で、雑誌「展望」に発表された。 ▲
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