生きている小平次
1957年（S32）／東宝／白黒／61分
■監督：青柳信雄／脚本：井手俊郎／原作：鈴木泉三郎／撮影：遠藤精一／美術：北猛夫、清水喜代志／音楽：佐藤勝 ■出演：中村扇雀、芥川比呂志、八千草薫、中田康子、清水一郎
原作は鈴木泉三郎の同名戯曲。旅の一座で役者を務める小平次と囃子方の太九郎。小平次が太九郎の女房・おちかへの想いを訴えたことから、怒った太九郎は小平次を殺してしまう。数日後、おちかのもとに死んだはずの小平次が…。
4月30日(月) 〜 5月7日(月)
(c)東宝
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新しい背広
1957年（S32）／東宝／白黒／57分
■監督：筧正典／脚本：沢村勉／原作：田宮虎彦／撮影：小泉一／美術：小川一男／音楽：馬渡誠一 ■出演：小林桂樹、久保明、八千草薫、岸輝子、佐原健二
早くに両親を亡くしたため、親がわりとなって弟を育てているサラリーマンの隆太郎。彼には結婚を真剣に考えている恋人があったが、貧しい家の事情でなかなか踏みきれない…。兄弟愛を軸に小市民の生活を描いた心あたたまる一篇。
5月4日(金) 〜 11日(金)
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好人物の夫婦
1956年(S31)／東宝／白黒／50分
■監督：千葉泰樹／脚本：八住利雄／撮影：山田一夫／美術：中古智／音楽：伊福部昭 ■出演：池部良、津島恵子、青山京子、石原忠、滝花久子、有島一郎、東郷晴子
『鬼火』に次ぐ東宝の“ダイヤモンド・シリーズ”第二作。葉山の海岸近くに住む日本画家・池島と妻とし子。祖母の看病のためとし子が長期間家を空けることになり、池島は若い女中とふたりっきりに…。
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象
1957年（S32）／東宝／白黒／66分
■監督・脚本：山本嘉次郎／原作：福田三郎／撮影：小泉一／音楽：渡辺浦人 ■出演：榎本健一、安西郷子、河内桃子、小林桂樹、小杉義男、堺左千夫
大平洋戦争末期。上野動物園では来るべき爆撃にそなえて、猛獣を毒殺することが決定した──。子供たちの人気者・象のトンキーと、飼育係・善さんの交流を中心に、戦時下の動物園で起こった悲しい出来事を真摯に訴える感動篇。
5月4日(金) 〜 11日(金)
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星は何でも知っている
1958年（S33）／日活／白黒／48分
■監督：吉村廉／脚本：小川英／原作：小野田勇／撮影：姫田真佐久／美術：千葉一彦／音楽：河辺公一 ■出演：丘野美子、岡田真澄、平尾昌章、菅井一郎、キドシン、葵真木子
マネージャーの厳しい管理にうんざりしていた天才少女作家の栞は、夜の盛り場へ繰りだし、週刊誌の記者・五郎と出会う…。少女作家と雑誌記者のラブ・ロマンスを描いたもの。平尾昌章がヒロインの幼なじみとして登場。
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未練の波止場
1958年（S33）／日活／白黒／49分
■監督：松尾昭典／脚本：松原佳成／撮影：高村倉太郎／美術：千葉一彦／音楽：真鍋理一郎 ■出演：二谷英明、南寿美子、宍戸錠、菅井一郎、松山恵子
キャバレーの支配人・健次は、夫の行方を探す女・秋子と知りあい恋に落ちる。彼女と一緒になるために、ヤクザな世界から足を洗おうとする健次だったが…。松山恵子のヒットメロディをモチーフにした歌謡映画。
5月8日(火) 〜 15日(火)
(c)東宝
東京よいとこ
1957年（S32）／東京映画／白黒／55分
■監督：西村元男／脚本：池上金男／撮影：伊東英男／美術：狩野健／音楽：宇野誠一郎 ■出演：南道郎、E・H・エリック、光丘ひろみ、三井弘次、中村是好、加藤春哉、白鳩真弓
南道郎とE・H・エリックのコンビで贈るドタバタ喜劇。日本にやってきた野球選手と国際ギャングが瓜ふたつだったことから巻き起こる大騒動。南道郎があやしげな英語を駆使して笑わせる。
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東京のテキサス人
1957年（S32）／東京映画／白黒／59分
■監督：小田基義／脚本：関沢新一／撮影：芦田勇／美術：伊藤寿一 ■出演：南道郎、E・H・エリック、磯村みどり、河上敬子、三遊亭金馬、木下華声、柳亭痴楽、吉原功
E・H・エリック扮する西部の男・ウェスタンデーンが、“飲めばたちまち怪力のでる薬”をもって日本へやってくる。ひょんなことから拳闘界にデビューした彼は、秘薬のおかげで連勝を続け…。南道郎とE・H・エリックのコンビで贈る爆笑喜劇。
5月8日(火) 〜 15日(火)
(c)日活
狂った脱獄
1959年（S34）／日活／白黒／52分
■監督：小杉勇／脚本：大川久男／原作：藤田敏夫／撮影：中尾利太郎／音楽：小杉太一郎 ■出演：岡田真澄、香月美奈子、木浦佑三、神山勝、柴田新、中村万寿子
妻に暴行した男を勢いで殺害し、入獄したトラック運転手の岩上。しかし、殺した男のアリバイと妻の不貞を知らされた彼は、同じ房の男に誘われるまま脱獄する──。岡田真澄の逆上ぶりがみごとな一篇。
(c)日活
夜霧に消えたチャコ
1959年（S34）／日活／白黒／49分
■監督：森永健次郎／脚本：銀座八郎／原作：川内康範／撮影：山崎安一郎／音楽：杉原泰蔵 ■出演：青山恭二、筑波久子、丘野美子、紀原耕、フランク永井
フランク永井の歌う同名曲を主題歌にした歌謡メロドラマ。ある霧深い夜、タクシー運転手の節夫は、自殺しようとした女を救った。その女“チャコ”の不幸な生い立ちを知り、同情を抱いた節夫は、彼女をひきとることにするのだが…。
5月12日(土) 〜 19日(土)
(c)角川映画
怪猫有馬御殿
1953年（S28）／大映京都／白黒／49分 ※16mm
■監督：荒井良平／脚本：木下藤吉／撮影：伊佐山三郎／美術：上里義三／音楽：高橋半 ■出演：入江たか子、阿井三千子、板東好太郎、大美輝子、北見礼子、橘公子、金剛麗子
華やかな大名御殿の大奥に起こった怪奇な物語。有馬候の側室おこよは、新参のおたきばかりが候の寵愛を受けることに嫉妬し、嫌がらせの末、殺害してしまう。しかしその夜から御殿では怪異が相次ぎ…。入江たか子主演の怪猫もの。
(c)角川映画
お富さん
1954年（S29）／大映京都／白黒／45分 ※16mm
■監督：天野信／脚本：志摩裕二／撮影：今井ひろし／美術：中村能久／音楽：白木義信 ■出演：勝新太郎、小町瑠美子、水原洋一、大邦一公、伊達三郎、春日八郎
♪死んだはずだよ、お富さん〜、のメロディでおなじみ春日八郎の同名ヒットソングを映画化、人情味たっぷりに描いたもの。与三郎にデビュー二作目で初主演の勝新太郎、お富に小町瑠美子。春日八郎自身も板前役で出演している。