1959年（S34）／日活／白黒／57分
■脚本：高橋二三／撮影：峰重義／美術：小池一美／音楽：鏑木創 　■出演：若水ヤエ子、柳沢真一、中村万寿子、藤村有弘岡村文子、森川信、渡辺篤、藤野宏、小川虎之助

シリーズ第四作では、弟の学費を稼ぐため、旅館の女中からあんまへ転職したおヤエさん。慣れない仕事に四苦八苦、お客もくせ者、てんやわんやの毎日で…。若水ヤエ子と藤村有弘の絶妙なかけあいに抱腹絶倒！

1957年（S32）／日活／コニカラー／77分 ※上映は白黒版
■原作・脚本：松村基生／脚本：辻真先／撮影：姫田真佐久／美術：木村威夫、佐谷三平／音楽：村山芳男　■出演：江利チエミ、石原裕次郎、小杉勇、二本柳寛、殿山泰司、青山恭二、木室郁子、丹下キヨ子

江利チエミ主演のミュージカル映画。大島の椿油売り娘・みどりが歌手としての才能を見出されとんとん拍子に出世、ついには丸の内の大劇場に出演するというシンデレラストーリー。クライマックスのショウ場面は華やかでみごたえたっぷり。

1960年（S35）／日活／白黒／53分
■脚本：高橋二三／原作：梅田慶吉／撮影：中尾利太郎／美術：大鶴泰弘／音楽：原六郎　■出演：益田喜頓、堀恭子、葵真木子、中川姿子、八波むと志、南利明、由利徹

髭が自慢の元陸軍少将・陣八は、三人の娘に小遣いをもらい洗濯、掃除のさえない毎日。ところが、ひょんなことから新製品の広告モデルに起用され、一躍マスコミの寵児に。娘たちとの立場は逆転、頑固親爺と化した陣八だったが…。

1962年（S37）／日活／白黒／74分
■脚本：才賀明／撮影：山崎安一郎／美術：柳生一夫音楽：水谷良一　■出演：小沢昭一、田代みどり、藤村有弘、小園蓉子、吉行和子、南寿美子、野呂圭介、松本染升、金子吉延

頑固な寿司職人・庄助の店の向かいに舶来かぶれの男が、寿司バー「レッドフィッシュ」を開店、庄助も対抗して英語を習いはじめるが…。チャキチャキの江戸っ子小沢昭一と、英語を操るキザな藤村有弘、二人の芸合戦がみもの。

1959年（S34）／日活／白黒／56分
■脚本：高橋二三／撮影：峰重義／美術：柳生一夫／音楽：山本直純　■出演：若水ヤエ子、藤村有弘、坊屋三郎、世志凡太、待田京介、神戸瓢介、森川信、鏡ひろ子、雨宮節子

医者の父を亡くした看護婦のヤエ子は、近所の住人の懇願でやむにやまれず無免許の医者に…。おヤエの人情医者ぶりも快調なシリーズ七作目。チンドン屋の練習につきあうおヤエさん、“南国土佐を後にして”を熱唱。

1959年（S34）／日活／白黒／56分
■脚本：高橋二三／撮影：峰重義／美術：柳生一夫／音楽：山本直純　■出演：若水ヤエ子、中村万寿子、藤村有弘、沢村みつ子、森川信、弘松三郎、荒井昭一

とある高校に赴任した体操教師のおヤエさんはショートパンツにハチマキ姿で大ハリキリ。だが、クラスの札つき不良五人組が次々と問題をおこし…。数々の爆笑の渦を巻きおこしてきた“おヤエ”シリーズ、堂々たる最終作。

1952年（S27）／東宝／白黒／98分
■脚本：山本嘉次郎、井手俊郎／原作：源氏鶏太／撮影：玉井正夫／美術：北川恵司／音楽：松井八郎　■出演：河村黎吉、森繁久彌、小林桂樹、越路吹雪、沢村貞子、藤間紫、島秋子

東宝の“社長”シリーズの原型となった傑作コメディ。敗戦後の公職追放により昇格した“三等重役”桑原社長の、悲哀と笑いの日々を描く。小心者だが憎めない社長を演じる河村黎吉が絶品。人事課長役の森繁も絶好調。