あっぱれ! 東映大時代劇り

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祇園の暗殺者 9.18[日]―9.24[土]
祇園の暗殺者

(c)東映
1962年(S37)/白黒/84分
■監督:内出好吉/脚本:笠原和夫/撮影:杉田正二/美術:塚本隆治/音楽:木下忠司 ■出演:近衛十四郎、北沢典子、木村俊恵、菅貫太郎、伏見扇太郎、佐藤慶

目明かしの一家を襲った人斬り・志戸原は、偶然生き残った少女の恐怖の表情が頭を離れなかった。やがて狂いはじめる志戸原の運命…。リアリズムを追究した笠原和夫の脚本に、近衛十四郎が見ごとに応えた。
   
若様やくざ 江戸っ子天狗 9.18[日]―9.24[土]
若様やくざ 江戸っ子天狗

(c)東映
1963年(S38)/カラー/91分
■監督:工藤栄一/脚本:野上龍雄/撮影:鈴木重平/美術:塚本隆治/音楽:広瀬健次郎 ■出演:大川橋蔵、渡辺文雄、山形勲、高松錦之助入江若葉、丘さとみ、世志凡太、伊東亮英、堺駿二

町奉行影山家の若さま源之丞は、お役所仕事に嫌気がさしていた。息ぬきの度が過ぎついに勘当されたが、名前を改め、オンボロ長屋で暮らしはじめる。そこに忍びよる悪徳商人の黒い影…。源之丞が颯爽と挑みかかる!
   
武士道残酷物語 9.21[水]―9.27[火]
武士道残酷物語

(c)東映
1963年(S38)/白黒/123分
■監督:今井正/脚本:鈴木尚之、依田義賢/原作:南條範夫/撮影:坪井誠/美術:川島泰三 ■出演:中村錦之助、東野英治郎、渡辺美佐子、岸田今日子、森雅之、有馬稲子、加藤嘉

“忠義”という名の被虐の歴史を、江戸時代から現代までの七つのエピソードで描く。主君の落ち度を救おうと切腹した飯倉家初代当主から、競争会社のスパイを命ぜられたサラリーマン飯倉まで、中村錦之助がまさに七変化の力演。
   
森の石松鬼より怖い 9.21[水]―9.27[火]
森の石松鬼より怖い

(c)東映
1960年(S35)/カラー/96分
■監督:沢島忠/脚本:小国英雄、鷹沢和善/撮影:坪井誠/美術:鈴木孝俊/音楽:鈴木静一 ■出演:中村錦之助、丘さとみ、大川恵子、進藤英太郎、山形勲、千秋実、鶴田浩二

新進舞台演出家の石井は、『森の石松』の舞台稽古が進まずイライラ。ふて寝して、目が覚めると自分自身が石松になっていた!そのうえ、清水の次長から金比羅代参を命じられ…。マキノ正博監督『続清水港』のリメイク作。
   
木枯し紋次郎 関わりござんせん 9.25[日]―10.1[土]
木枯し紋次郎 関わりござんせん

(c)東映
1972年(S47)/カラー/90分
■監督:中島貞夫/脚本:野上龍雄/原作:笹沢左保/撮影:わし尾元也/美術:吉村晟 ■出演:菅原文太、田中邦衛、市原悦子、大木実、汐路章、志賀勝

菅原文太主演“木枯し紋次郎”入魂の第二作。紋次郎は、消息を絶っていた姉と再会。赤子の紋次郎を間引きから救ってくれた姉だったが、今は女郎に身をおとしていた…。リアルであまりにも哀しい展開。紋次郎の孤独が胸にせまる。
   
用心棒市場 9.25[日]―10.1[土]
用心棒市場

(c)東映
1963年(S38)/カラー/86分
■監督:小沢茂弘/脚本:結束信二/撮影:山岸長樹/美術:大門恒夫/音楽:鈴木静一 ■出演:大川橋蔵、松方弘樹、高田浩吉、ミッキー・カーチス、田崎潤、三島ゆり子

平和な酒造りの町に三人の凶悪犯が現れ、町を暴力で支配しようとする。十手持ちは頼りにならず、人々は喧嘩がめっぽう強い旅鴉、あかねの弥之吉を用心棒として雇うことに…。ストレートなヒーローの橋蔵と、憎めない暴れん坊の松方が好対照。