『透明人間現わる』写真

(c)角川ヘラルド映画

8月27日(日) 〜29日(火)

透明人間現わる

1949年(S24)/大映京都/白黒/86分 ※16mm

■監督・脚本:安達伸生/撮影:石本秀雄/美術:中村能久/音楽:西梧郎/特殊撮影:円谷英二 ■出演:月形龍之介、喜多川千鶴、夏川大二郎、羅門光三郎、小柴幹治、水の江滝子

中里博士はあらゆる物体を透明にする薬を発明。悪用を目論んだ宝石ブローカーが、研究所の黒川助手に薬を飲ませ、宝石強盗を命じる。が、黒川は副作用で凶暴化し…。円谷英二特撮の透明人間もの。透明人間の喫煙シーンが話題に。


『潜水艦イ-57降伏せず』写真

(c)東宝

8月27日(日) 〜9月2日(土)

潜水艦イ-57降伏せず

1959年(S34)/東宝/白黒/104分

■監督:松林宗恵/脚本:須崎勝弥、木村武/原作:川村六良/撮影:完倉泰一/美術:清水喜代志/特技監督:円谷英二 ■出演:池部良、三橋達也、平田昭彦、久保明、藤田進

日本の敗色濃い昭和二〇年。少しでも有利な条件で戦争終結を迎えるべく、特殊任務を帯びた潜水艦イ-57は大西洋へ向かう…。ミニチュアとブルーバック合成を駆使してリアルな画面を築きあげた特撮がみごと。


8月27日(日) 〜9月2日(土)

夜叉ヶ池

1979年(S54)/松竹/カラー/124分

■監督:篠田正浩/脚本:田村孟、三村晴彦/原作:泉鏡花/撮影:小杉正雄、坂本典隆/美術:粟津潔、朝倉摂、横山豊/特殊撮影:矢島信男 ■出演:坂東玉三郎、加藤剛、山崎努、丹阿弥谷津子、浜村純

越前・三国嶽の山中・夜叉ヶ池には、鐘楼の鐘を日に三度つかなければ竜神が暴れだすという伝説があって…。女形のスター・坂東玉三郎を起用して、鏡花の幻想的世界を映像化。クライマックスの大洪水シーンが圧巻のファンタジー特撮。


『第三次世界大戦 四十一時間の恐怖』写真

(c)東映 1960年『第三次世界大戦 四十一時間の恐怖』

8月30日(水) 〜9月5日(火)

第三次世界大戦 四十一時間の恐怖

1960年(S35)/第二東映/白黒/77分

■監督:日高繁明/脚本:甲斐久尊/原案:週刊新潮編集部/撮影:荒牧正/音楽:石松晃 ■出演:梅宮辰夫、三田佳子、加藤嘉、故里やよい、藤島範文、石島房太郎、風見章子、神田隆

朝鮮半島上空で核爆発が起きたことから第三次世界大戦が勃発。新聞記者と看護婦という男女の目を通し、人々の恐怖、絶望、そして悲劇の結末をみせつける。国会議事堂、米ゴールデンゲート等ミニチュアで再現。一大破壊絵巻を展開する。


『宇宙大怪獣 ドゴラ』写真

(c)東宝

8月30日(水) 〜9月5日(火)

宇宙大怪獣 ドゴラ

1964年(S39)/東宝/カラー/81分

■監督:本多猪四郎/脚本:関沢新一/撮影:小泉一/美術:北猛夫/音楽:伊福部昭/特技監督:円谷英二 ■出演:夏木陽介、藤山陽子、小泉博、若林映子、河津清三郎、田崎潤、中村伸郎

深夜の銀座、宝石店に押し入った強盗団がみたものは金庫を溶かす不思議な生命体。やがてダイヤ原石運搬車が襲われる怪事件が続発。その犯人とは…!?不定形の怪獣ドゴラ。そのため従来の着ぐるみでは表現できない特撮がユニーク。


『日蓮と蒙古大襲来』写真

(c)角川ヘラルド映画

9月3日(日) 〜9日(土)

日蓮と蒙古大襲来

1958年(S33)/大映京都/カラー/138分 ※16mm

■監督・脚本:渡辺邦男/脚本:八尋不二/撮影:渡辺孝/美術:上里義三/音楽:山田栄一 ■出演:長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎、林成年、黒川弥太郎、淡島千景、叶順子、河津清三郎

日蓮上人の激しい生きざまと蒙古襲来を描いたスペクタクル超大作。巨大なオープンプールを建造して臨んだというクライマックスの海洋シーンはみごとで、今みても驚異的なセット撮影やミニチュア技術が駆使されている。