『東京の恋人』写真

©TOHO CO.,LTD.

12月20日(日) 〜22日(火)

東京の恋人

1952年(S27)/東宝/白黒/97分

■監督:千葉泰樹/脚本:井手俊郎、吉田二三夫/撮影:飯村正/美術:北猛夫、浜上兵衛/音楽:飯田信夫
■出演:原節子、三船敏郎、杉葉子、森繁久彌、藤間紫小泉博、清川虹子、増淵一夫、井上大助

東京銀座を舞台に登場するのは宝石商、パチンコ成金、似顔絵描き、イミテーションの宝石作り、夜の女、靴磨き等。偽のダイヤモンドをめぐって大騒動が巻き起こる──。勝鬨橋が開閉する今では珍しい光景が。

『真昼の罠』写真

©KADOKAWA 1962

12月20日(日) 〜26日(土)

真昼の罠

1962年(S37)/大映東京/白黒/90分

■監督:富本壮吉/原作:黒岩重吾/脚本:高岩肇/撮影:宗川信夫/美術:千田隆/音楽:池野成
■出演:田宮二郎、叶順子、高松英郎、弓恵子、渋沢詩子、穂高のり子、大辻伺郎、角梨枝子、小沢栄太郎

出世コースを邁進するエリートサラリーマンが、女医殺しの容疑をかけられ窮地に陥る──。タイトルバックがネガ反転させた丸の内界隈の映像で、ラストは丸の内仲通りを田宮二郎と叶順子が歩いていく。

『夜の片鱗』写真

©1964 松竹株式会社

12月20日(日) 〜26日(土)

夜の片鱗

1964年(S39)/松竹大船/カラー/106分

■監督:中村登/原作:太田経子/脚本:権藤利英/撮影:成島東一郎/美術:佐藤公信/音楽:日暮雅信
■出演:桑野みゆき、平幹二朗、園井啓介、菅原文太、木村功、岩本多代、富永美沙子

可憐な女工がヤクザとの腐れ縁を断ち切れず、ついにはヒモと街娼という関係に──。小説中央公論に所載された太田経子の意欲作を映画化。堕ちていく女の哀しみが、新宿の夜景のなかに描かれる。

『駈けだし刑事』写真

©日活

12月23日(水) 〜30日(水)

駈けだし刑事

1964年(S39)/日活/白黒/83分

■監督:前田満州夫/原作:藤原審爾/脚本:山田信夫/撮影:藤岡粂信/美術:佐谷晃能/音楽:伊部晴美
■出演:長門裕之、長谷百合、伊藤雄之助、高品格、陶隆、河上信夫、木浦佑三、深江章喜

新宿署の新米刑事・長門裕之が、いろいろな失敗や体験を積みながら成長していく様を、ある殺人事件を通して描いたもの。原作は藤原審爾の『若い刑事』。伊藤雄之助と高品格が老練刑事を味わい深く演じる。

『吹けよ春風』写真

©TOHO CO.,LTD.

12月23日(水) 〜30日(水)

吹けよ春風

1953年(S28)/東宝/白黒/83分

■監督・脚本:谷口千吉/脚本:黒澤明/撮影:飯村正/美術:小川一男/音楽:芥川也寸志
■出演:三船敏郎、山根寿子、山村聰、越路吹雪、岡田茉莉子、青山京子、藤原釜足、小林桂樹、三國連太郎

雨の日も風の日も東京の街々を流してまわる心優しいタクシードライバー・三船敏郎が、バックミラー越しにみつめる様々な人生の断片――。さわやかで心あたたまるエピソードが満載の珠玉のヒューマンドラマ。

『見事な娘』写真

©TOHO CO.,LTD.

12月27日(日) 〜30日(水)、1月2日(土) 〜5日(火)

見事な娘

1956年(S31)/東宝/白黒/100分

■監督:瑞穂春海/原作:源氏鶏太/脚本:井手俊郎/撮影:山崎一雄/美術:村木忍/音楽:奥村一
■出演:司葉子、小泉博、小林桂樹、杉葉子、北川町子、森啓子、笠智衆、沢村貞子、土屋嘉男、伊豆肇

ヒロインは丸の内のオフィス街で働いている、明るく朗らかで美しい近代娘。職場や家庭で次々と起こる問題に心を痛めながらも、真摯に立ち向かっていく──。婦人倶楽部連載、源氏鶏太の同名小説を映画化。

『洲崎パラダイス 赤信号』写真

©日活

12月27日(日) 〜30日(水)、
1月2日(土) 〜5日(火)

洲崎パラダイス 赤信号

1956年(S31)/日活/白黒/81分

■監督:川島雄三/原作:芝木好子/脚本:井手俊郎/寺田信義/撮影:高村倉太郎/美術:中村公彦/音楽:真鍋理一郎
■出演:新珠三千代、三橋達也、芦川いづみ、轟夕起子、河津清三郎、牧真介、小沢昭一

ワケありの男女がバスに揺られてやってきたのは洲崎弁天町――。遊廓の入口にある一杯飲み屋を中心にして、そこに出入りする人々の姿を描いていく。消えゆく特飲街の姿が捉えられているのも貴重。

『銀座退屈娘』写真

©TOHO CO.,LTD.

1月2日(土) 〜9日(土)

銀座退屈娘

1960年(S35)/東宝/白黒/82分

■監督:山本嘉次郎/脚本:若尾徳平/撮影:遠藤精一/美術:北辰雄/音楽:広瀬健次郎
■出演:中島そのみ、小泉博、柳家金語楼、水野久美、北あけみ、丸山明宏、塩沢とき、加藤春哉、小杉義男、田武謙三

一日一回喧嘩をしないと退屈するという名物娘に中島そのみが扮し、花の銀座で大暴れ!歌あり、恋あり、活劇ありの大騒動を繰り広げる。冒頭は大井のオートレース場、ラストには東京国際見本市会場もチラリとみえる。

『うるさい妹たち』写真

©KADOKAWA 1961

1月2日(土) 〜9日(土)

うるさい妹たち

1961年(S36)/大映東京/白黒/96分

■監督:増村保造/原作:五味康祐/脚本:白坂依志夫/撮影:小林節雄/美術:渡辺竹三郎/音楽:真鍋理一郎
■出演:川口浩、江波杏子、仲宗根美樹、岩崎加根子、ミッキー・カーチス、永井智雄

五味康祐の小説を増村保造×白坂依志夫のコンビで映画化。六本木で毎夜遊びまわる若い男女の奔放な生態を描きながら、体制に組みこまれていく御曹司たちと、反逆して生き抜こうとする貧しい若者たちの姿が対比される。

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